この記事の続きになります。
前回に引き続き江差を紹介。
中心市街地から少し離れたスポットやグルメ情報を中心に紹介します。
江差郊外のスポットを巡る
かもめ島
まず紹介するのは、江差の市街地から歩いて15分ほどの場所にある「かもめ島」。
江差港の一角にある陸繋島(りくけいとう)で、島には遊歩道が整備されている。
こちらは遊歩道を歩いてすぐ見える「瓶子(へいし)岩」。
このような伝説がある。
今から500年ほど前、ニシンが不漁続きで飢餓に至った時、折居婆(おりいばあさん又は於燐姥おりんばば)が神水を海に注いだところ、たちまちニシンが群来したといいます。その神水を入れていた瓶子が岩となったのが瓶子岩だといわれています。
伝説を知らなくても奇妙な形をした面白い岩だな~と思った。
景色も抜群。
朝早くにウォーキングしたのだが、朝焼けの空や鳥居が水面に映っていてとても綺麗だった。
遊歩道を歩き、さらに奥へと進んでいく。
このように岩棚が広がっている箇所などもあり、いろいろな景色が見られて楽しい。
次は上の方へ向かう。
この景色もなかなかの素晴らしさだ。
歩いていくと「鴎島灯台」を発見。
他の灯台とは一風変わった、西洋の小さい古城を連想させるような独特なフォルムが特徴。
灯台の中に入ることはできないが、階段を登った展望スペースからは素晴らしい景色を眺められる。
夕日がきれいな場所でもあるので、次はその時間帯にも行ってみたい。
さらに散策。
同じ北海道の道南エリアにある「神威岬」のような場所もあった。
こちらは「弁慶の足跡」。
この写真に見えるのが大きな一つの足跡なのかなと思ったら、とてもわかりにくいがそのくぼみの中央あたりにある穴が弁慶の足跡らしい。
このような場所もあった。
もしかしてここでグランピングできるのかな、とても良さそう。
ゆっくり回っても1時間ほどで鴎島を一周でき、スタート地点に戻ってきた。
正面から見る鳥居も素敵だ。
夜のかもめ島もまた素敵で、日中とは全く違った景色が楽しめる。
市街地からも少し離れているため星が肉眼でもとても綺麗に見える。
これはiPhoneで手持ち撮影した写真。
結構すごくない?
開陽丸記念館
かもめ島観光の後はそのまますぐ近くにある「開陽丸記念館」を観光するのがおすすめ。
実寸大で復元されたこの「開陽丸」が目印だ。
開陽丸とは、明治元年の箱館戦争の最中、暴風雪により北海道江差沖で座礁・沈没した旧幕府軍の軍艦。
入口はこちらのレトロなゲームで出てくるドットのような見た目の建物から。
横から見てみるとこんな感じになっており、実はとても立派な建物。
中は道の駅のようにもなっており、江差特産のニシン関連の製品がいろいろ販売されていた。
道南名物らしい「シャーベット」というアイスも売っていた。
メロン味のかき氷をギューッと固めたような感じで、とても懐かしい味がする。
グラスにこのシャーベットを入れて炭酸を注いで食べる、という食べ方もあるらしい。
絶対美味しい。
開陽丸の模型も展示されている。
記念館のチケットを購入したら一旦外へ。
本物の開陽丸の船体の一部が屋外展示されていた。
そして記念館へ。
開陽丸の中がそのまま記念館となっている。
艦内は思っていた以上に広い。
これは開陽丸の船体に付けられていた紋章。
葵紋なのだが、間違えて作成されてハートマークになっているのが面白い。
大砲などは人形もリアルに再現されており、順番にボタンを押していくと音声が流れて実際に弾を発射するような感覚が味わえる。
当時の部屋の様子なども再現されている。
これは艦長室。
開陽丸の最期はあまりにも悲しいので、下の写真の文章を読んでみてほしい。
全く活躍することなく江差の海に沈没したらしい。
最後は甲板の上へ。
開陽丸の最期とは全く違う、青空が広がっている穏やかな景色だった。
江差グルメを堪能する
ラッキーピエロ 江差入口前店
ここからは江差のグルメを紹介。
まずは江差の中心部から車で10分ほどの場所にある「ラッキーピエロ 江差入口店」。
ラッキーピエロは店舗ごとにコンセプトが違い、江差入口店は「オードリー・ヘップバーン」一色の店内になっている。
1番人気のチャイニーズチキンバーガーを注文。
うん、相変わらず美味しい。
小林ミルクパーラー
ここからはちゃんと江差のグルメを紹介していく。
まずは前回紹介した「いにしえ街道」にある「小林ミルクパーラー」さん。
やっぱり北海道のソフトクリームは濃厚で美味い。
その上に北海道メロンのソースがかかっているのだからもう最高だ。
開店直後だったのでこのときはダメだったのだが、手焼きコーンもとても美味しいらしいのでそれも今度は食べてみたい。
麺や壱
小林ミルクパーラーさんから歩いてすぐの場所にあるのが「麺や壱」さん。
年季が入ったような外観だが、店内はキレイで木のぬくもりが感じられるいい店内。
注文したのはあっさりラーメン。
昆布と煮干出汁を使用した醤油ラーメンで、スープがとても美味しい。
平日昼限定のラーメンセットのミニチャーマヨ丼も、甘辛いタレが染みたチャーシューにたっぷりのマヨネーズ、紅生姜がいいアクセントになっておりとても美味しかった。
手打ちそば 和味
次に紹介するのは「手打ちそば 和味」さん。
外観からとても美味しそうな蕎麦屋で、ちょうど新そばの時期だったみたいでラッキー。
店内はログハウスのような感じで、薪ストーブもいい味を出している。
注文したのは、江差名物のニシンを使用したニシンそば。
とてもシンプルな見た目なのに、細めのきれいな蕎麦、透き通ったつゆ、そして中央のニシンがとても美味しそう。
ニシンは箸で簡単にほぐせるほど柔らかで、そのニシンの出汁が出たつゆもとても美味しかった。
五勝手屋羊羹本舗
最後は江差のスイーツを紹介。
そのスイーツがあるのがこちらの「五勝手屋羊羹本舗」さん。
そして名物の江差スイーツがこちら。
ダイナマイトのような見た目の羊羹である。
元々のパッケージがとてもカッコいいのだが、このような江差の風景がラベルになったパッケージもありお土産に良さそう。
味もいろいろなものがあり、この羊羹は栗・かぼちゃ・じゃがいもと北海道の秋の味覚が揃っている。
1本ずつ購入し食べてみたが、どの味もとても美味しかった。
ちなみに食べ方はこんな感じ。
筒から羊羹をニュッと出し、付属の糸で切って食べる。
この食べ方も面白くて楽しめた。
江差町近郊の温泉に行こう
上ノ国町国民温泉保養センター
それがこちらの「上ノ国町国民温泉保養センター」で、江差の中心部からは車で約30分。
「湯ノ岱温泉」にある唯一の入浴施設だ。
外観は公民館のような感じで、中に入っても野菜が販売されたりしており、観光客でなく地域の人が利用しているような雰囲気だった。
とりあえず温泉に入ろう。
入浴料は350円ととても安い。
浴場はとても広く、床や浴槽には温泉成分が固まった跡がびっしり。
源泉かけ流しの32℃・38℃・42℃の3つの浴槽があり、不感湯から熱めの湯まで楽しめる。
泉質が素晴らしく、炭酸泉でシュワシュワしており色もとても綺麗。
休憩しながらいろいろな浴槽を楽しめた。
打たせ湯もあり、これも気持ちいい。
北海道だけでなく全国の温泉の中でもトップクラスの素晴らしい温泉だったので、近くに行った際はぜひ訪れてほしい。
以上、江差を巡るの後編でした。
函館からも距離があり、目的がないとなかなか行けない場所だが、とてもいい場所だった。
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