ゆずた散歩

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【五所川原】太宰治のふるさと・金木とストーブ列車を楽しむ【青森県】

 

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この記事の続きになります。

 

前回は五所川原中心部を紹介しました。

今回は五所川原郊外の旧金木町地域を中心に紹介。

五所川原冬の風物詩・ストーブ列車も体験しました。

太宰治のふるさと・金木へ

まずはJR五所川原駅の隣にある「津軽五所川原駅」へ。

もうこの駅舎の外観だけでご飯が食べられるくらい趣がある。

駅構内はこんな感じ。

内装も良すぎる。

時刻表はなんと手書き。

ダイヤが変わるたび書き換えているらしい。

金木駅行きの切符を購入。

紙切符がまたいい味出てるな~。

駅のホームへ。

通路からは五所川原の雪景色が見られる。

ホームに到着。

ここもまた味があるな~。

待合室の中には列車仕様のねぷたが鎮座していた。

そして津軽鉄道の車両が登場。

鮮やかなオレンジが青空に映える。

昔ながらの外観もとてもいい。

列車名は「走れメロス号」。

金木町出身の小説家「太宰治」の代表作にちなんで名付けられたものだ。

乗車。

車内もまたいい雰囲気。

窓からは一面の雪景色。

金木駅へはわずか20分ほどだが、その間素晴らしい景色を楽しめた。

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金木を巡る

金木駅到着。

赤いとんがり屋根のかわいい駅舎だ。

斜陽館

ここからは金木のスポットを紹介。

まずは金木駅から歩いて5分ちょっとの場所にある「斜陽館」へ。

外観から素晴らしい建物だ。

こちらは金木町出身の小説家「太宰治」の生家であり、館内は実際に使用されていた部屋を見ることができる。

廊下の雰囲気も抜群。

太宰治像もあった。

こちらは「太宰治誕生の部屋」。

ここで太宰治が誕生したのか~。

こちらは「座敷」。

襖を外すと63畳にもなる大きさらしい。

仏壇も綺麗。

いろんな品も展示されている。

こちらは「店」という場所で、金融業と総合的な事務が行われていた場所。

階段もいい感じだ。

手すりや天井の彫刻もとても凝っている。

こちらは「洋間」。

天井と奥にあるソファーは当時のもので、太宰治が中学時代は寝そべってサイダーを飲んでいたらしい。

こちらは「書斎」と呼ばれていた太宰治の母の部屋。

格天井や欄間の造りなどがとても手が込んでいる。

2Fから見える雪が積もった庭も素敵だ。

こちらは蔵。

中も雰囲気がある。

テレビでは太宰治のアニメが流れていた。

外には東北といえばのお笑い芸人「サンドウィッチマン」のJRポスターがあった。

斜陽館で撮影されている。

こちらは「日本三大美林」の一つである「青森ヒバ」の輪切り。

年輪にはその年に起こったことが示されており、金木村や太宰治の誕生の年の年輪の場所も示されていた。

産直メロス

次に紹介するのは、斜陽館の目の前にある「産直メロス」。

金木の観光物産館であり、館内には様々な物産品が揃っている。

太宰治コーナーはもちろんのこと。

青森県の特産品である「黒にんにく」や「ほしもち」もあった。

こちらは五所川原の高校生が作ったジャムなど。

新鮮な地物野菜や山菜まで販売されており、観光客にも地元の人にも重宝されている施設だ。

メロス食堂

館内には「メロス食堂」という食堂も併設されている。

せっかくなのでここで昼食にすることに。

注文したのは金木名物の「馬スジ鍋定食」。

馬スジのきんぴらなどの小鉢がついてくるのが嬉しい。

馬スジはトロトロに煮込まれておりとても美味しい。

鍋焼きうどんのように頂いた。

半熟卵を馬スジに絡めて食べるのもまた絶品。

金木散歩

お腹も膨れたので1駅先の芦野公園駅までの1.5kmほどを散策しながら歩いてみる。

まず見つけたのは「奥津軽大観音」。

本堂はこんな感じ。

そして奥津軽大観音がこちらだ。

そんなに大きくはないが、青空に映えてカッコよかった。

再び歩く。

この辺の通りは「太宰通り」と言うらしい。

道自体は普通の住宅街といった感じです。

歩いていると「太宰治 思い出広場」があった。

雪で埋もれており奥には行けなかったが、レンガの壁には太宰治の作品のタイトルが記載されていた。

こちらは太宰治が通っていた「明治高等小学校」の場所にある石碑。

その場所には今「金木小学校」が建っている。

青空と雪景色に似合うとても素敵な校舎だ。

また少し歩くとあるのが、駅の名前にもなっている「芦野公園」。

良さそうな公園だが冬は使えないようだ。

さらに散策。

こちらは「津軽三味線発祥の地」の石碑。

近くには太宰治像もあった。

大きな橋も架かっている。

ここからは「芦野湖」を一望できる。

冬は一面雪に覆われているが、その景色もまたいい。

目的地の芦野公園駅

とてもレトロで趣ある駅舎だ。

無人駅であり、こちらが待合室。

駅標もいい感じ。

赤い屋根の喫茶店「駅舎」

帰りの列車まで時間があるので、芦野公園駅の横にあるカフェ「駅舎」さんに行ってみる。

こちらが駅舎さんの外観。

童話などに出てくるようなお洒落で可愛い外観だ。

店内もまたレトロで素晴らしい雰囲気。

建物は芦野公園駅の旧駅舎をそのまま利用しており、休憩後店内からそのままホームに出ることが可能。

太宰治の小説にも登場している駅らしく、店内には太宰治の小説の一文などが掲示されていた。

文豪たちが登場するアニメ「文豪ストレイドッグス」に太宰治が登場しているらしく、コラボ切符も販売されているようだった。

冬は「冬さくらのレールトンネル」という、雪を纏った桜の木をライトアップするイベントが開催されているらしい。

これもとても素晴らしい景色が楽しめそうだ。

喫茶で注文したのは「りんごジャムーン珈琲」と「本日のケーキ」。

本日のケーキはりんごのパウンドケーキであり、中にはりんごがぎっしり。

りんごジャムーン珈琲は名の通り粗挽きのりんごジャムがコーヒーの中に入っている。

コーヒーに甘味と酸味がプラスされており、こちらもとても美味しかった。

せっかくなので「りんご焼どーなつ」の塩チョコ味も注文。

可愛らしいサイズのドーナツであり、柔らかいのにしっかりとした不思議な弾力でとても美味しかった。

津軽冬の風物詩・ストーブ列車を楽しむ

最後は津軽五所川原の冬の風物詩である「ストーブ列車」を紹介。

切符は先程のカフェ駅舎で購入でき、通常の乗車券とストーブ列車券を購入する。

列車がやってきた。ワクワク。

こちらがストーブ列車の車内。

いや~壁も座席もいい味出してるね~。

「ダルマストーブ」もレトロでかわいい~。

ここだけ時間がタイムスリップしたような感覚になる。

車内販売ではスルメが売られているのでぜひ購入しよう。

袋から取り出すと、このようにストーブの上で焼いてもらえる。

これぞストーブ列車の醍醐味。

焼かれたスルメは食べやすい大きさにちぎって購入時の袋に入れてもらえる。

この雰囲気の中で食べるスルメの美味しいこと美味しいこと。

やっぱり景色は最高の調味料だ。

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しばらくすると駅員さんがストーブに石炭を入れている風景を目撃できた。

絵になるね~。

35分ほどで津軽五所川原駅に帰還。

通常の列車の後ろにストーブ列車車両が連結されているので、乗車時はストーブ列車のデザインがわからなかったが、こんな感じでかわいいデザイン。

下車後は服からスルメの香りがプ~ンと漂う。とっても楽しい時間だった。

 

以上、太宰治のふるさと・金木を中心に紹介しました。

ストーブ列車の他にも夏は風鈴列車など、いろいろ運行されているようなので他の季節にも訪れてみたい。

 

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