この記事の続きになります。
後編では引き続きのミラノ観光とミラノグルメを中心に紹介。
ミラノ風リゾットやカツレツなどグルメも抜群。
レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作「最後の晩餐」も生で鑑賞できました。
ミラノの観光スポットを巡る2
センピオーネ公園
まず紹介するのはミラノ中心部にある公園の「センピオーネ公園」。
自然豊かな広い公園で、朝に散歩するのがとても気持ちいい。
朝日を浴びながら泳ぐ鴨も見られる。
敷地内には小さな遊園地もあった。
他にも水族館や劇場、市立図書館などもあるらしい。
これは「トッレ・ブランカ」という塔。
上部が展望台になっており、ミラノの街を一望できるようなのだが、朝早い時間は営業してなかったので残念。
こちらは公園の一番奥にある「Arco della Pace」とという門。
ミラノ版の凱旋門だ。
本物の凱旋門を見たことがないので分からないが、この門もとても大きく立派だ。
彫刻も繊細でとてもカッコいい。
元はフランスの皇帝「ナポレオン・ボナパルト」が軍事勝利を祝して作らせたものらしいが、現在は平和の象徴の門とされている。
公園の敷地にあるもう一つ有名なスポットがこちらの「スフォルツェスコ城」。
ミラノ最大の城であり、最大のルネッサンス建造物であるらしい。
博物館などもあるが、城を見るだけなら無料なのでセンピオーネ公園を訪れた際は是非一緒に訪れてほしい。
ナビリオグランデ運河
次に紹介するのはミラノの中心部からトラムなどで15分ほど行った場所にある「ナビリオグランデ運河」。
相変わらずいろいろなトラムの型があって面白い。
このレトロな車両も良いなあ。
ナビリオグランデ運河に向かっていると、ここにも巨大な門があった。
「Arco di Porta Ticinese」という門で、これもナポレオンが関係しており、マレンゴという場所でのナポレオンの勝利を称えているらしい。
近づいてみるとやはりすごい大きさで、周辺にはトラムの架線が張り巡らされている。
よく見ると門の柱にも架線が打ち込まれていて面白い。
門から歩いてすぐでナビリオグランデ運河に到着。
運河沿いにはカラフルな建物が立ち並んでおり、少しヴェネツィアのような雰囲気もある。
運河の中央に架かっている箸もまたいい感じ。
運河の建設には「レオナルド・ダ・ヴィンチ」も設計に加わっていたらしい。
今回は昼間に訪れてみたが、夜のナビリオグランデ運河の風景も素晴らしいみたいなので、また来てみたい。
ミラノ・プラネタリウム
次に紹介するのは、ミラノ中心部から歩いてでも行ける位置にある「ミラノ・プラネタリウム」。
「モンタネッリ公園」という公園の敷地内にある。
曇りの夕方に訪れたこともあり、公園自体は朝に訪れたセンピオーネ公園よりもちょっと寂しい雰囲気。
メリーゴーランドから哀愁が漂っていて良い感じだ。
そしてこちらがミラノ・プラネタリウム。
1930年開業の歴史あるプラネタリウムで、イタリア最大のプラネタリウムらしい。
館内に入り受付。
事前に予約が必要なので、行きたい人は予約をしておこう。
ロビーには元素記号の表があった。
一つ一つの本物の元素が展示されており、元素番号が大きい普段はなかなかお目にかかれない元素も実物が展示されていて興奮した。
そしてプラネタリムに入場。
大きなドームでとてもワクワク。
利用されている投影機は、昔「名古屋市科学館」でも使用されていたツァイスⅣ型らしい。
プラネタリウム自体も非常に素晴らしく、イタリア語なので言葉は全くわからなかったがとても楽しめた。
心地良すぎて眠ってしまいそうだった。
最後の晩餐
最後に紹介するスポットは、世界的に有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの名画「最後の晩餐」だ。
まずはチケット売り場にてチケットを購入する。
こちらが最後の晩餐のチケット。
なお、事前予約が必須であり、時間指定もあるが1ヶ月先とかでもどの日も全部埋まっていた。
それが旅行中に、偶然ミラノにいる日付に空きが出たのだ。本当にラッキーだった。
チケットの時間までは、最後の晩餐がある「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」を見学できる。
最後の晩餐もこの教会の中にあるのだが、そのエリアとは完全に分離している。
早速中へ。
最後の晩餐以外のことは何も知らなかったが、この教会もとても立派だ。
内部のフレスコ画や装飾も美しく、有意義な待ち時間を過ごすことができた。
入場時間が近づいてきたので、教会横の建物の前へ。
こちらが最後の晩餐への入口で、15分ほど前に集合し説明を受ける。
中に入ると厳重な部屋があり、ここで待ちながら扉が開いていくのを待つ。
3回ほど扉を進んでいくといよいよ最後の晩餐が待つ部屋へ。
ついに最後の晩餐とご対面。
ずっと最後の晩餐は額縁に入っている絵だと思っていたのだが、実際は教会の壁に描かれている絵だった。
ほとんどの作品が未完成であったレオナルド・ダ・ヴィンチの作品で、数少ない完成した作品の一つ。
美術的なことは全く分からないが、学校の教科書にも登場するような名画を生で見ることができて感動した。
この部屋にいられる時間は1グループ15分ほど。
何枚も写真を撮る人や、椅子に座ってじっくりと作品を楽しむ人がいた。
本当に生で見られて良かった。
ミラノグルメを食べ尽くせ!
ここからはミラノで食べたグルメを紹介。
The Kitchen Milano
まず紹介するのは、宿泊したホテルの近くにあった「The Kitchen Milano」さん。
ミラノに到着した日は雨だったので、近場で済ませようとして発見したお店だ。
店内はこんな感じで、すこし高級な雰囲気もある。
開店が19:00で、ちょうど開店してすぐくらいに訪れたので客は誰もいなかった。
料理を注文する前にサービス料理みたいなものが出てきた。
オシャレだし美味しい。
このパンと大きいプリッツみたいなのもサービスなのだろうか、不安なまま食べてみた。
美味しい。
まず注文したのは「ミラノ風ドリア」。
やはりミラノに来たのなら食べないといけないだろう。
きれいな黄色で、シンプルだがとても美味しかった。
続いては「マルゲリータ」を注文。
結構大きいがこれでなんと5€(約800円)で、スイス・チューリッヒの物価と比べて安すぎてビックリした。
こちらも非常にシンプルな見た目なのだが、生地もチーズもちょうどいい塩梅で非常に美味しかった。
ビールとこの料理2品で20€ほどと想像以上にお手頃だったのでオススメ。
Nerino Dieci Trattoria
次に紹介するのは「Nerino Dieci Trattoria」さん。
ドゥオーモから歩いて10分ほどの場所にあるトラットリアだ。
店内は教会や大聖堂のような雰囲気で、高級感が漂っている。
せっかくなので雰囲気に合わせて赤ワインを注文し飲んでみた。
う~ん美味しい。
このお店で食べられるのがこちらの「ミラノ風カツレツ」。
お皿いっぱいに広がるカツレツと上に乗ったトマトなどが非常に美味しそう。
ナイフを入れるとサクッと衣の良い音がする。
使用されているのは仔牛の肉なのだが、臭みもなくシンプルで非常に美味しい。
久しぶりにソースがかかっていないカツを味わった。
スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ
次に紹介するのは、ドゥオーモから歩いて5分ほどの場所にある「スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ」。
外観はスタバ!?と思うような感じで、これは郵便局の跡地を利用しているらしい。
店内は外観とは全く違う雰囲気で、こちらも素晴らしい。
注目したいのが店内にあるこの大きな機械たち。
コーヒーの焙煎工場となっており、まるで工場見学のような体験ができる。
どの機会もとても大きく、動いているところを見ているだけでも全く飽きない。
せっかくなので列に並んでコーヒーも飲んでみよう。
カウンターに並んでいるパンやケーキがどれもとても美味しそうで、ついつい色々注文したくなってしまう。
注文したのはカフェラテと「ティラミス」。
ティラミスは北イタリア生まれのデザートなので注文。
しっとりとした口当たりでとても美味しく、カフェラテも絶品。
器も可愛かった。
Misoya Ramen
最後はミラノにあるラーメン屋「Misoya Ramen」さんへ。
ラーメン屋とは思えないオシャレな店内。
日本酒などもある。
注文したのは「東京味噌ラーメン」。
どんなものが出てくるのかなと思ったが、日本でも通用する見た目のめちゃくちゃ美味しそうなラーメンが出てきた。
その見た目通りに味も大変美味しい。
スープが美味しく完飲してしまうほどで、麺、チャーシュー、味玉も非常にクオリティが高い。
餃子も注文してみたのだが、こちらも肉肉しさがあってとても美味しかった。
合計3000円ほどと日本にすると高額だが、海外では最高クラスのラーメン屋さんだった。
Googleマップを見てみると現在は閉店してしまったようだ。残念。
ホテル ドーレ
ちなみにミラノで宿泊したホテルはこちらの「ホテル ドーレ」さん。
ミラノ中央駅から歩ける場所にあって比較的安価な宿だ。
客室は至って普通。
素晴らしかったのは朝食で、こちらが朝食会場。
バイキング形式になっており、好きなパンやチーズ、ハムをとってきて食べられるのだが、どれも美味しく特にパンが美味しかった。
さらにマスターが好きなコーヒーを1杯淹れてくれる。
カプチーノもとても美味しかった。
2泊朝食付きで15000円ほどとお手頃なお値段だったので、またミラノに来るときは利用したい。
以上、今回はミラノを巡る後編をお届けしました。
正直来るまでは楽しめるかな~と思っていたミラノですが、めちゃくちゃ楽しかったです。
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