この記事の続きになります。
1日目は雨の中自転車で奥尻島を3分の2ほど走ったので、2日目は観光を中心にのんびりと。
色々なスポットやグルメをたっぷり満喫しました。
奥尻島を巡る~2日目~
奥尻島津波館
この施設は1993年7月12日に起きた「北海道南西沖地震」の災害の記憶を忘れないために建てられた施設だ。
ここ青苗地区は最大の被災地だったようで、その写真が残されている。
中でも津波の被害が甚大だったらしい。
地震と津波の爪痕の展示の近くには、シンガーソングライターの「泉谷しげる」さんのサインが入ったギターなどが展示されていた。
泉谷しげるさんは、奥尻島を救うため全国各地で募金活動やライブを行ったらしい。
実際に奥尻島・青苗地区でもライブを開催したようだ。
募金やライブだけでなく、スクールバスなども寄付したらしい。
本当に素晴らしい人だ。
館内の中心部はこんな感じ。
中の展示には青苗地区の小学生の作文などもあった。
読んでいると心が痛む。
これは奥尻島のシンボルである「鍋釣岩」の模型。
これは「丁字頭勾玉」という、頭部に刻文が刻まれている勾玉。
縄文時代の土器なども展示されていた。
次は外を散策。
小高い場所にあるのがこちらの「時空翔」という変わった形のモニュメントで、慰霊の碑でもある。
北海道南西沖地震の震源地となった南西沖を向いており、地震のあった7月12日に海に向かってモニュメントの正面に立てば、ちょうどくぼみの中へ沈む夕日が見られるらしい。
そこまで計算されて作っているのがすごい。
夕日でなくてもここからの景色はとても良かった。
もう大きな震災がこないことを祈る。
朝食を食べてなかったのでエネルギーチャージ。
自転車で走っているとまた天気が悪くなってきた。
それにしても奥尻島ではいろんなところに「うにまる」がいる。
「快適トイレ」というのも見つけた。
本当に快適なトイレなのか?と思ったが、洋式のキレイなトイレで本当に快適で良かった。
佐藤義則野球展示室
次に向かったのは、奥尻島津波館から約15km走った場所にある「佐藤義則野球展示室」。
事前に調べていないと分からない外観だ。
中には佐藤義則選手の展示がたくさん。
こちらは高校時代の写真。
佐藤義則選手を題材にしたマンガもあった。
佐藤義則選手の代名詞の変化球である「ヨシボール」についても描かれていた。
名場面をまとめたビデオも放映されていた。
ここからは展示品の紹介。
これは通算150勝達成記念の旗。
現役時代のユニフォームやスパイクなども展示されている。
初先発のボールも展示されていた。
その他にも受賞した盾やトロフィーなどもたくさん展示されている。
佐藤義則選手以外にも名だたる名選手たちのサインもあった。
誰もが知る「イチロー」選手や、世界の盗塁王「福本豊」選手のサインもあった。
これだけ色々なものが見られて無料というのがすごかった。
うにまる公園
次に向かったのは「うにまる公園」。
自転車ですぐの場所にあった。
この公園のシンボルはこちらのモニュメント。
奥尻島の名産「キタムラサキウニ」をモチーフとしたモニュメント。
トゲが120本あり、夜にはライトアップされているらしい。
タイムカプセルもあった。
ちなみにマンホールはこちら。
マンホールにもうにまるがいた。
鍋釣岩
次に向かったのは奥尻島のシンボル「鍋釣岩(なべつるいわ)」。
この形は自然に形成されたもので、鍋のツルに形が似ていることから名付けられた。
奥尻島といえばの風景だ。
夜間はライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気になる。
ファーロ
お腹が空いたので昼食へ。
向かったのはフェリーターミナルの近くにあるカフェ「ファーロ」さん。
店内はおしゃれでとてもいい雰囲気。
ソファーもあるので座り心地も良い。
注文したのは「キーマカレー」。
出てきたものを見て驚いた、めちゃくちゃ本格的なキーマカレーだ。
味ももちろん抜群で、これまでに食べたカレーの中でも指折りの美味しさだった。
離島仙人
昼食後、他に何かいいスポットはないかなと調べた結果、こちらの「離島仙人」さんが面白そうだったので行ってみた。
こちらでは「深海松」というものを加工する体験ができる。
中に入ると、元日本ハムファイターズ選手・侍JAPAN監督などで活躍した「稲葉篤紀」さんのサイン入りTシャツが展示されていた。
写真もあった。
さっそく深海松加工体験へ。
こちらが「深海松」で、珊瑚の一種であり「レインボーコーラル」とも呼ばれている。
確かに虹色に光っていてとても綺麗だ。
これは加工前の深海松。
この中から気に入った形のものを選ぶ。
箸置きにちょうど良さそうなものを見つけたのでこれにした。
まずは紙ヤスリで磨いていく。
ヤスリで磨いた後は研磨剤で磨く。
そうして完成したのがこちらの箸置き。
光の角度で虹色に輝いて本当に綺麗。
完成した後はシリアルナンバーももらえる。
奥尻島の良い記念品になった。
体験を終え外に出ると雨が降っていたので、店の主人が軽トラで宿まで送ってくれた。
とてもありがたい。
小林民宿
奥尻島2日目に宿泊した宿はこちらの「小林民宿」さん。
部屋は綺麗とは言えないが、実家の自分の部屋といったような感じの部屋で落ち着く。
お風呂もあり(サウナは故障中だった)、リーズナブルな宿だった。
居酒屋 寿
日が落ちて街がいい感じになってきた。
お腹も空いてきたので夕食へ。
訪れたのは「居酒屋 寿」さん。
店内は賑やかでいい雰囲気。
プロ野球グッズも展示されていた。
北海道といえばの「サッポロクラシック」と「焼鳥」で乾杯。
定番の組み合わせだが最高だ。
次に注文したのは「イカリング」。
予想以上のボリュームで、歯ごたえも抜群、イカリング史上で一番美味しかった。
こちらは「焼き塩辛」。
普通の塩辛とはまた違った香ばしい味で、酒がどんどん進む。
最後におにぎりも注文。
こちらは「チーズおかか」で、通常のおかかにチーズが合わさり背徳的な旨さに。
こちらは「焼き味噌」。
シンプルながら香ばしくてこれもとても美味しかった。
叶寿司
思ったよりリーズナブルだったので二軒目へ。
入ったのは「叶寿司」さん。
とりあえず奥尻の地酒を。
ラベルのような透き通った味わいで美味しい。
ワインにもこだわっているようで、色んな種類のものがあった。
一つ一つにどんな感じなのかが書かれているのがわかりやすい。
食べ物で注文したのは「バクダン」。
様々な刺し身の中には納豆が入っており、一緒によく混ぜて頂く。
なるほどこれは確かにバクダン級の美味しさだった。
締めに注文したのは「すじこ巻」。
これも美味しかったが、予想していた3倍の量がきてお腹がはち切れそうになった。
寝て起きた後は朝一のフェリーで帰るのみ。
結局帰る日が一番天気が良かった。
帰る前にもう一度鍋釣岩に来ておいた。
朝日もとても綺麗だった。
フェリーターミナルでは売店がすでに営業していた。
朝6時から営業しているとは元気だなあ。
売店にはうにまるデザインのTシャツなどいろいろなグッズがあった。
食べるおみやげ物もうにまるデザインだった。
お土産を買って帰りのフェリーに乗船。
レジ袋が奥尻島デザインなのがいい感じ。
そういえば帰りのフェリーで気付いたが、中にあるモニュメントは鍋釣岩をモチーフにしたものだったんだな。
以上、奥尻島2日目でした。
天気が悪いながらもとても楽しめ、グルメも抜群だった素晴らしい島でした。
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