気づけば今年も残りわずか。
この師走の時期の風物詩といえば忠臣蔵。
その忠臣蔵の街・赤穂を巡りました。
忠臣蔵の街・赤穂を巡る
今回の記事は「忠臣蔵」関連のスポットを巡っているので、忠臣蔵を知らない人は事前にWikipediaなどで調べておいたほうが楽しめる。
播州赤穂駅
まずは赤穂の玄関口である播州赤穂駅へ。
お城を意識しているような立派な見た目の駅舎。
駅前には忠臣蔵・赤穂浪士の中心人物である「大石内蔵助(くらのすけ)」の銅像がある。
いろいろな駅前にある、ようこそ的なやつには「ようこそ忠臣蔵のふるさと」と書いてある。
一番上の丸いものは、大石内蔵助が忠臣蔵で討ち入りの際に使用した太鼓がモチーフになっているようだ。
播州赤穂駅構内へ。
階段の壁には赤穂四十七士がずらりと貼られている。
駅構内はこんな感じ。
大きく力強い文字で忠臣蔵と書かれているのが良い。
市街地側は全面ガラス張りになっており、赤穂の市街地を一望することができる。
天気良かったら良い眺めなのだろう。
おみやげショップもあり、赤穂の特産である塩などが売られている。
いきつぎ広場
播州赤穂駅から歩いて5分ほどの位置にあるのが「いきつぎ広場」。
ここにある「息継ぎ井戸」は、浅野内匠頭の刃傷事件を知らせるため、赤穂浪士である早水藤左衛門、萱野三平が江戸から早かごで赤穂に着いた時に、この水を飲んで一息ついたと言われている重要な場所。
いきつぎ広場から商店街を通って次の目的地である「花岳寺」へ。
商店街は寂しい感じ。
花岳寺
いきつぎ広場からすぐの場所にある花岳寺。
ここには赤穂四十七士と、赤穂藩主であった浅野内匠頭が眠っている。
本堂の天井には大きなトラが描かれている。
赤穂浪士四十七士をモチーフにした黒猫の人形があった。
討ち入り時に黒装束だったから黒猫になっているのだろうか。
境内を見ていく。
まず現れたのが「忠義塚」。
亀?
忠義塚の後ろには赤穂四十七士と浅野内匠頭の墓がある「義士墓所」がある。
墓には遺髪が埋められており、墓の順番は右から格式順に建てられている。
中央にあるのが浅野内匠頭の墓、その右が大石内蔵助、左が大石主税の墓となっている。
ぐるっと見て回って入口の方に戻ると、「雲火焼(うんかやき)ガチャ」を発見。
雲火焼は赤穂の伝統的な焼物らしく、兵庫県の伝統的工芸品にも指定されている。
1回500円で、大当たりは1~5万円相当の高級雲火焼がもらえるということでチャレンジしてみた。
結果は残念だったが、なかなかいい感じの箸置きを手に入れた。
大石神社
次に紹介するのは、花岳寺から歩いて10分ほどの場所にある「大石神社」。
赤穂四十七士を祀る神社だ。
参道にはこのように赤穂四十七士の石像がずらりと並んでいる。
入り口の右側には大石内蔵助像。
左には大石主税像がある。
それでは境内へ。
入ってすぐの所には、大きな木彫りの恵比寿様と大黒様が立っている。
御朱印はこんな感じらしい。
大石神社の本殿がこちら。
とても立派でカッコいい。
近くには巨大な絵馬もある。
本殿の周りはぐるっと一周できるようになっており、壁には忠臣蔵の物語がよく分かる大きな絵馬が一周全部に展示されており、これを見るだけでどんな事があったのかがよく分かる。
本殿の左側には「義士宝物殿」がある。
神社だけなら無料だが、ここは有料。
しかし、この他の施設も全部見られる共通券が450円なので買っちゃおう。
中はこんな感じで、1室にコンパクトに納まっている。
忠臣蔵関係の物品がたくさん展示されている。
これは大石内蔵助が討ち入り時に使用した笛や采配など。
展示品を見ているだけでもなかなか楽しかった。
次はこちらの「義士木像奉安殿」へ。
名の通り、赤穂四十七士の木像が展示されている。
表門隊と裏門隊に分かれて木像が展示されている。
こちらは裏門隊。
どの像も木とは思えないほど丁寧に作られていた。
一人ひとりにしっかり解説がついているので、全部見て回ると結構ボリュームがある。
最後は「大石邸庭園」。
ここは大石内蔵助の邸宅跡で、国指定の史跡らしい。
池の前にある大石内蔵助お手植えの松(三代目)がとても立派だった。
とても大きい木もあった。
これはご神木の大楠で、樹齢は300年以上らしい。
最初に紹介した、浅野内匠頭の刃傷事件時の様子も再現されている。
早水藤左衛門、萱野三平が江戸から早かごで赤穂に着いた時のシーンだ。
大石神社だけでもかなり楽しめるので、赤穂観光の際にはぜひ訪れてもらいたいスポットだ。
赤穂城跡
大石神社から歩いて5分ほどの場所にあるのは「赤穂城跡」。
城自体は残っていないが、入る前からとても立派だ。
城内はこんな感じ。
城がないのでサッパリとしているが、当時はどの位置に何があったのかが記されている。
天守台があったので登ってみた。
こちらが天守台からの眺め。
赤穂城の庭園と、奥には赤穂の工場地帯が見える。
赤穂城跡の周りは庭園になっていて、ぶらぶら歩くのにちょうどよかった。
赤穂グルメと温泉を楽しむ
あこうぱん
ここからは赤穂グルメと温泉を紹介。
まずは赤穂城跡や大石神社からも歩いていける距離にある「あこうぱん」さんへ。
人気のパン屋で、とても賑わっていた。
パンの種類も豊富で、何を食べようか迷う。
アコウバーガーとあこうクリームパンを選択。
飲み物はピクニックで。
アコウバーガーは、赤穂四十七士の命日である2月4日に毎年モデルチェンジしており、赤穂四十七士の一人にスポットを当てて作られているらしい。
このときは「奥田孫太夫」バージョン。
出身が伊勢なので、観光スポットの夫婦岩をイメージしたフォルムになっている。
魚肉カツとタルタルソースがとても美味しかった。
あこうクリームパンも絶品。
小さいのに重いのは、クリームがたっぷりだから。
バニラビーンズの粒が入っているクリームがとても美味しかった。
みなと屋
外観は隠れ家的な感じだが、店内はおもったより広い。
やっぱりこの辺の地域に来たら食べたいのが「カキオコ」。
牡蠣ネギお好み焼きの牡蠣150gを注文した。
見た目でもう牡蠣が大量に入っているのがわかる。
どこを切っても牡蠣が出てくる。
というかお好み焼きの半分以上が牡蠣だ。
しかも大粒でプリップリで牡蠣好きにはたまらない一品だった。
赤穂温泉 銀波荘
最後は播州赤穂駅から車で10分ほどの場所にある「赤穂温泉」へ。
今回はその中でも海の直ぐ側で、絶景が売りの「銀波荘」で日帰り入浴した。
看板には日帰り入浴ができないと書いてあるが、公式サイトから予約すれば日帰り入浴できる。
日帰り入浴はかなり強気の1800円。
ロビーはとても綺麗で、ソファーに座りながら海を見るのもとても良い。
内風呂は岩などが置かれておりとてもいい雰囲気。
サウナも水風呂も完備でとても良かった。
露天風呂は本当に目の前が海で絶景。
これなら確かに1800円という料金でも納得できた。
伊和都比売神社
銀波荘のすぐそこには「伊和都比売(いわつひめ)神社」がある。
ロシアのバルチック艦隊を破ったことで有名な「東郷平八郎」も参拝しており、現在でも航海安全や大漁祈願などで参拝する人が多い。
この神社で一番の見所が鳥居。
青空と赤穂の海、鳥居がマッチしてとてもいい景色だった。
以上、今回は忠臣蔵の街・赤穂を巡りました。
全てのスポットが近い位置にあるので、1日でサクッと回れるのもオススメです。
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