この記事の続きになります。
ということで今回は富士登山に挑戦!
一生に一度は登りたい富士山を満喫してきました。
東口本宮 冨士浅間神社(須走浅間神社)
富士山に登る前に、まずは麓の神社に参拝していくことに。
山中湖村の中心部から車で10分ほどの場所にある「東口本宮 冨士浅間神社(須走浅間神社)」へ。
富士登山口のすぐ近くだし参拝する人多いのかな~と思ったが、人は殆どおらずとても静か。
参道の雰囲気もとてもいい。
神社に生えている木は一木一草すべてが御神木とのことなので大切にしよう。
これは「ハルニレの木」で、静岡県の天然記念物に指定されているとても立派な木。
神社の境内へ。
正面に見えているのは「神門」で、その前には「茅の輪(ちのわ)」が設置されている。
この茅の輪をくぐる「茅の輪くぐり」の方法が書かれていたので、その方法に従い身を清めた。
後ろを振り返ってみると、霧が出てきていてなんだか幻想的な雰囲気になっていた。
こちらは「長壽亀石」という石。
とてもシンプルなのに確かに亀っぽい。
こちらは本殿。
何度も修復・修繕されているが、一部は江戸時代の木材がそのまま流用されている歴史のある社殿らしい。
お賽銭を入れて鈴を鳴らして参拝。
富士山に無事登頂・楽しく最高の思い出になりますように。
富士山に登る
須走浅間神社から車で「ふじあざみライン」を車で走ること約15分、須走登山口駐車場に到着。
ふじあざみラインは開山中のほとんどの期間はマイカー規制されているが、開山してすぐの期間はマイカーで通行できる。
なので今回はその期間を狙ってマイカーで登山口まで来た。
何個かある登山ルートの中から今回選択したのは「須走口ルート」。
人気的には4つのルートのうち、下から2番目の利用者数なのでかなり快適な登山ができる。
登山口すぐ近くには「インフォメーションセンター」がある。
世界遺産プレートがカッコいい。
中は無料で見学でき、富士山のことが色々分かる。
登山前の最終確認として一通り目を通しておくのがおすすめだ。
それでは富士登山を始めていくぞ~!
登山道に入る直前には山小屋の宿泊案内情報のボードがある。
登った日は須走ルート開山当日の平日だったのだが、それでもかなり山小屋は埋まっていたらしい。
富士山に登る人はちゃんと山小屋を予約し、弾丸登山にならないように努めよう。
富士山頂までは6.9km、約310分らしい。
こう見ると日帰りでも行けるやんと思えるが、標高3000mを超える場所を歩いていくので、高山病対策で山小屋に1泊するのをおすすめする。
登り始めてすぐの場所に小さな神社があった。
標高2000mにも到達。
この表示板なんか見覚えあるな~と思ったら、ヤマノススメで出てきたそのものだった。
最初のほうの登山道は眺望がまったくないが、木漏れ日が所々でキラキラしていて綺麗だった。
登山日が7月頭で、夕方16:00過ぎから登り始めたので気温も高くなく快適だ。
さらに進んでいくとすぐに視界が開けた。
思ったより疲れるなと思ったら、どうやら間違えて下山道の道を進んでいたっぽい。
登り始めて45分ほどで六合目に到着。
休憩しつつヤマノススメ聖地カットを回収。
この時点で雲が自分のいる場所より低い位置に広がっていて、高いところまで来たな~と感じた。
景色も素晴らしい。
さて休憩したし今日の宿まで頑張って登るぞ~。
六合目から登ること約30分。
本日の宿である本六合目の「瀬戸館」さんに到着。
この瀬戸館もヤマノススメで少し登場している。
標高は2700mで須走登山口から1時間半ほどで到着できるので、高山病対策にも最適な宿だと思う。
目の前にはテーブルとベンチがあり、テーブルの上にはアヒルのおもちゃが設置されている。
ヤマノススメでは、ほのかが写真を撮っていた。
宿の中はこんな感じ。
予想していたよりかなりしっかりした山小屋で安心。
寝室も雑魚寝ではなく、一人ひとりに区切られたスペースがあってカプセルホテルのようになっており、プライベートも確保されている。
まだ日が沈んでないが早めの夕食。
山で食べるカレーは格別の味だ。
サラダは食べ放題なのも嬉しかった。
夕食後は外に出て日の入りを鑑賞。
雲が富士山のようになっているのが可愛かった。
そして明日も日の出が見たいので早めに就寝。
いい天気で無事に頂上に到達できることを願いながら眠った。
翌朝4時頃起床。
外に出ると既に空が明るくなりはじめており、ほかの登山者たちも集まってきていた。
どんどんオレンジ色に染まっていく空と、地上に広がっている雲海を眺めながらいただく朝食は格別。
そしてご来光を拝む。
ゆっくり昇ってくる太陽が綺麗すぎて、本当にこのような表情になって感動した。
直視できないような強烈な日の光。
一瞬で辺りが明るくなり朝が訪れた。
ご来光を堪能した後は荷物を整理してチェックアウト。
それでは山頂を目指していこう。
宿を出発して45分ほどで七合目に到着。
七合目にもヤマノススメで登場したシーンがあったので回収。
少し休憩して七合目を出発。
富士山は登山口最初の数十分以外ずっと景色が開けているので、登っていてとても楽しい。
七合目から30分ほどで本七合目に到着。
標高は3200m。
こちらの特徴的な鳥居もヤマノススメで登場していた。
ここでエネルギー補給。
ヤマノススメでひなたが羊羹を持ってきていて、あおいに「おじいちゃんか!」と言われていた。
でもこんなコンパクトでカロリーも高く、疲れていてもスルッと食べられる羊羹は登山の行動食に最適だと感じた。
本七合目を出発して45分ほどで本八合目に到着。
だいぶ天空から眺めたような景色になってきた。
富士山は頂上に近づくほど傾斜がきつくなる。
ちなみに「何合目」というのは苦しさで決まっているので、登るにつれて次のチェックポイントの距離は近くなるが所要時間は同じような感じになる。
本八合目を出発して30分ほどで九合目に到着。
標高は3600mで、頂上まではあと一息だ。
ここまで来ると辺りに草木がなくなり、一面が砂の景色になる。
九合目には鳥居と神社もあった。
九合目を出発して20分ほどで登山道最後、頂上直前の鳥居に到着。
狛犬も応援してくれているようだ。
そしてついに富士山の頂上に到着!
登頂記念グッズなどを販売している店もあった。
登山用の木の杖に焼印を押して貰える場所もあった。
ヤマノススメではここなちゃんが記念に焼印を集めていた。
実はここではまだ日本最高峰の3776mには到達していない。
日本最高地点は火口を挟んでちょうど反対の場所にあり、ここにたどり着くには火口の周りをぐるりと一周する「お鉢巡り」を行わなければならない。
ということでお鉢巡りに出発。
1周1時間ほどかかるが、登山のようなアップダウンはなく景色もとても綺麗なのでとても楽しく歩ける。
この鳥居はヤマノススメでも登場していた。
アニメでは小銭が鳥居にめり込まれていたが、実際はそんなことはなかった。
富士山の火口も見渡すことができる。
活火山なのでいつ噴火が起きてもおかしくないっていうのがハラハラする。
こちらは「富士山頂郵便局」。
毎年7月と8月のシーズン限定で開設されている、日本一高い場所にある郵便局だ。
せっかくなので富士山頂限定の御守りと登山証明書を購入してみた。
これは一生の思い出になりそう。
富士山頂郵便局の隣には「富士山本宮浅間大社奥宮」がある。
アニメで出てきたそのままの風景である。
ここでも御守り等が購入でき、おみくじを引くこともできる。
向かいにあるのは「頂上富士館」。
売店兼休憩施設となっていて、椅子に座ってゆっくりできるのがありがたい。
ちなみに宿泊もできるので、日本一高い場所に宿泊したという実績を解除することもできる。
自販機のジュースなどは500mlで500円。
高いが、この場所で冷たい飲み物を飲めると思うと全然安い。
水族館などでよく見る記念メダルの販売機もあった。
なんと整体もやっているらしい。
いい経験になりそうだからお願いすればよかった。
十分に休憩したので最後の頑張りで日本最高地点へ向かう。
この写真の中央にある一番高い場所が日本最高地点だ。
日本最高地点がある場所の近くにはこのような建物がある。
この建物は何かというと、「気象観測所」である。
なんと2004年まではこの場所で有人観測を続けていたらしい。
現在は無人で気象観測が行われている。
そしてついに日本最高所である3776mの富士山剣ヶ峰に到着。
人生で一度は来てみたいと思っていた富士山山頂に立ったときの達成感はすごかったな~。
ヤマノススメと同じポーズでも写真撮影。
それにしても風もほとんどなく、快晴の状態で富士山に登ることができて本当に良かった。
達成記念に1000円の豚汁を購入し飲んでみた。
この世で一番美味しい豚汁だった。
富士山登頂という目標も達成できたので下山へ。
下山途中にかっこいい車を発見。
物資を山頂に運んでいるんだろうけど、こんなゴツい車でも富士山登れるんだな~と驚いた。
須走ルートの下山で一番楽しみだったのが「砂走り」。
七合目から砂場のような斜面を走って一気に下っていけるのだ。
これがめちゃくちゃ楽しくて肉体的にも楽だったので是非動画を見てみてほしい。
富士山頂から2時間半ほどで下山完了。
下山後は近くにある「道の駅 すばしり」へ。
もちろん温泉には入りたいが、とりあえずこの道の駅にある足湯で癒やされることに。
足だけでも結構気持ちいい~。
足の疲れが少しとれたような気がする。
富士山のおいしい水も無料で汲むことができる。
冷たくてとても美味しく、生き返るようだった。
以上、今回は富士山に登ってみたという記事でした。
登ってみるまでは大変なんだろうなと思っていましたが、意外と上り4時間半下り2時間半ほどで登頂できるので、ぜひ皆さんもこの達成感を味わってほしい。
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