ゆずた散歩

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【道後温泉】日本最古の温泉・道後温泉を巡る(後編)【愛媛県】

 

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この記事の続きになります。

 

前回の記事では道後温泉街や共同浴場などを紹介しました。

今回は宿泊した宿や道後公園道後温泉グルメを紹介します。

道後温泉に泊まる

大和屋

今回宿泊したのは、道後温泉本館からすぐの場所にある「大和屋」さん。

外観からもう良さそうな雰囲気が伝わってくる。

中に入ると、いろいろな賞を受賞しているのであろう盾などがたくさん置いてあった。

ロビーの待合スペースもとてもいい。

人力車も展示されていた。

道後温泉本館の前に並んでいた人力車はそれぞれの旅館が運営しているのだろうか。

チェックインして部屋へ。

一人で泊まるなら十分な広さがあり、なかなかいい部屋だ。

部屋の中にマッサージチェアが完備されているのが素晴らしい。

温泉に入ったあとに自室でマッサージチェアを堪能できるのは幸せだ。

部屋に置いてあるサービスのお茶には通常のお茶と「坊っちゃん珈琲」があった。

ここでも道後温泉に来ている感を堪能できるのが素晴らしい。

ちなみに坊っちゃん珈琲はドリップ式のインスタントコーヒーでとても美味しかった。

大浴場は小さめだが露天風呂もあるのが嬉しい。

温泉街に泊まれば旅館の温泉はなくてもいいのでは?と思うかもしれないが、やっぱりあると嬉しい。

公式サイトより引用

そして素晴らしいのがこの「日本酒&駄菓子BAR」で、宿泊者は無料で利用できる。

お風呂上がりにぐいっと一杯するのが最高。

なんと「能舞台」もある。

定期的に「能・狂言」などの公演が行われているらしく、結婚式などにも使用できるらしい。

何もやっていない時は能面をつけて自由に記念写真を撮ることができる。

素泊まりで利用しただけだったが、非常にいい宿だったので次回は食事付きでも利用してみたい。

チェックアウトして車を出してもらうと中にはこんな紙が。

こういう小さな心遣いが本当に素晴らしい。

道後温泉の中心にあり駐車場も無料で1泊素泊まりで7000円弱と、とてもリーズナブルでおすすめ。

道後公園を巡る

道後公園

道後温泉駅からすぐの場所にあるのが「道後公園」。

桜の名所にもなっており、ちょうど桜がいい感じに咲いていた。

公園は結構広くて、ファミリーにも人気のようだ。

このような桜柄の傘を使ったアートもあった。

こちらは「湯釜」。

元々は道後温泉の浴槽の湧出口に設置されていたらしく、愛媛県の指定有用文化財にも指定されている。

写真では大きさが伝わらないが、高さが160cm近くあって結構デカい。

道後公園展望台

公園内には展望台もある。

展望台からは道後温泉街だけでなく、松山市街地の全景が360°見渡せる。

こうやって見ると背の高い建物も結構あるし、松山市ってなかなか都会だな~と感じる。

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湯築城資料館

展望台の近くにあるのは「湯築城資料館」。

実はこの道後公園のエリアには「湯築城(ゆづきじょう)」という城があったらしく、日本100名城にも指定されているのだ。

その湯築城のことについて学べるのがこの資料館だ。

入場料は無料で気軽に入場することができ、中にいるボランティア?の方から詳しく解説してもらえるのでおすすめ。

松山市立子規記念博物館

道後公園で最後に紹介するのは「松山市立子規記念博物館」。

前回でも少し紹介した松山の偉人「正岡子規」について、とてもよく知れる博物館だ。

入ってすぐのところには正岡子規像があった。

スタンプもあったので押しておいた。

館内に入ると開館四十周年の垂れ幕が下がっていた。

開館から40年経っているとは思えないほど、館内は綺麗にされていた。

正岡子規が使用していた机を再現しているエリアがあった。

よく見ると机の左側が四角く欠けているのがわかるだろうか。

晩年の子規は病気で左膝が伸ばせなくなったため、膝をこの欠けたスペースに入れて使用していたらしい。

こちらは道後温泉本館の模型。

前回紹介した空の散歩道から見えたままの姿だ。

有料のコーナーはほとんど撮影禁止だが、コーナーごとに子規の生涯を学ぶことができてとても楽しかった。

これは撮影可能なコーナーにあった「愚陀仏庵」の模型。

愚陀仏庵とは、正岡子規夏目漱石が松山で52日間共に過ごした下宿で、ここでの体験が夏目漱石の代表作「坊っちゃん」を生んだ。

ちなみに「愚陀仏」とは夏目漱石の俳号のこと。

愚陀仏庵の中に入ることもできる。

本物の愚陀仏庵は2010年の記録的豪雨で全壊してしまったが、現在は再建を目指しているらしい。

ビデオを見ることもでき、正岡子規夏目漱石の当時の会話の様子や代表作の一部を音読してもらうことができる。

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自分で作った俳句をちゃんとした紙に印刷してくれるサービスもある。

一番最後には子規のベースボールコーナーがあって、当時のボールやバット、野球俳句などが展示されており一番楽しかった。

道後温泉グルメを食べ尽くす

最後は道後温泉で食べられる名物グルメを紹介していく。

一六茶寮

まずはこちらの「一六本舗」さんの中にある食事処「一六茶寮」へ。

看板には松山銘菓である「一六タルト」の文字がデカデカと表示されている。

大きな窓からは道後温泉本館が一望できる。

が、今回は工事中のため景色はこのようになっていた。

これはこれでアートが飾ってあるみたいで良い。

注文したのは松山名物である「鍋焼きうどん」と「一六タルト」のセット。

アルミ鍋に入ったうどんは、牛肉の甘味も出た優しい味の出汁でとても美味しい。

こちらが銘菓一六タルト!だがここで食べられるのはなんと「一六タルトの天ぷら」。

一六タルトは、愛媛県産のゆずとこしあんをスポンジで巻いたロールケーキのようなお菓子。

衣をつけて揚げれば、外はサクッと中はふんわり。

少し塩を付けて食べてみると、甘みと塩味のバランスも絶妙でとても美味しかった。

つぼや菓子舗

次に紹介するのは、ハイカラ通りにある「つぼや菓子舗」さん。

いい雰囲気の老舗和菓子屋さんだ。

ここで食べられる道後温泉グルメは「坊っちゃん団子」で、このお店が元祖らしい。

レジには浴衣を着て坊っちゃんを読みながら坊っちゃん団子を食べている、温泉むすめ道後泉海のミニパネルがあった。

ちなみに通常衣装の道後泉海の髪飾りは坊っちゃん団子がモチーフになっている(なぜこの絵には描かなかったのか)。

早速注文して頂いてみる。

団子は三色になっており、抹茶・卵・小豆の味だ。

爪楊枝に刺さっているほどの大きさなのでぺろっといける。

一緒に出してくれた冷たいお茶にも良く合っており美味しかった。

道後ぷりん

お次もハイカラ通りの中にある「道後ぷりん」さん。

結構新しい店だと思うが、街の雰囲気にマッチしている。

猫のマークもかわいい。

瓶詰めのプリンになっており、様々な種類のプリンがある。

一番人気の道後ぷりんには愛媛県産のみかんが入っていて、その他季節のぷりんやコーヒー牛乳ぷりんなどもある。

今回は「昭和ぷりん」を選択してみた。

この昭和ぷりんは黄身が濃く固めなのが特徴で、自分の好みにとてもマッチしていた。

他のプリンもどれも美味しそうだったので、今度は違うプリンも食べてみたい。

10 FACTORY

イカラ通りの入口(道後温泉駅側)近くにあるのが「10 FACTORY」さん。

店内には様々な種類のみかんで作られたオレンジジュースがズラリ。

飲み比べもできるのでやってみた。

甘みが強いものやかなり酸っぱいものもあり、やっぱり品種でこんな違うんだな~と感じた。

道後麦酒館

ここからは道後温泉の夜にピッタリのお店を紹介。

まずは道後温泉本館すぐの場所にある「道後麦酒館」。

店内はこのような感じで、天井にすだれがついていたりしてとても雰囲気がいい。

ここではブルワリー直送の道後ビールを楽しむことができる。

これは「のぼさんビール」で、スタウトだ。

「のぼさん」とは正岡子規の幼名「升(のぼる)」からきている。

他にも「坊っちゃんビール」や「漱石ビール」などもあった。

付け合せのわさびの漬物みたいなものがツンとして美味しかった。

愛南真鯛のフィッシュ&チップスを注文。

愛南真鯛さすがに美味いけど量が少ない~。

「せんざんき」という料理も注文してみた。

この料理は東予(今治辺り)の郷土料理で、鶏の色々な部位の骨付き肉を使った揚げ物料理。

出てきたものはほぼ唐揚げだったが、ビールに最高に合う。

今度はせんざんきの専門店で骨付きのものを食べてみたい。

ラーメン NORI

飲んだ後はやはりラーメンが食べたい、ということで目星をつけていた「ラーメン NORI」さんへ。

道後温泉街のメインエリアから少し外れた、静かなところにひっそりとある。

焦がしガーリックラーメンを注文。

温泉街のラーメン屋なので正直そんな期待してなかったが、とても美味しそうなビジュアル。

スープを啜ってみると、とても美味しかった。

あっさりした塩のスープに焦がしガーリックのパンチが効いていてとても美味しい。

チャーシューも美味しかったし、飲みの〆に最適のラーメンだ。

このお店は朝も7:00から営業しているので、朝にも来てみた。

注文したのはわさび塩ラーメン。

スープのベースは先程と同じだと思うが、こちらは焦がしガーリックの代わりにわさびがたっぷりと盛られている。

これをスープに溶かして食べると、ほんのりツンとしてものすごく美味しい。

朝から頭がシャッキリすると思うのでかなりオススメだ。

 

以上、道後温泉を巡る(後編)をお届けしました。

最初に来た時は「有名温泉地だしとりあえず行っとくか」という感じだったんですが、2回目訪れてじっくり散策してみたらとてもいい場所だということがわかりました。

 

前回記事はこちら。

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