日本最古の温泉としても知られている。
松山中心部からのアクセスも抜群な道後温泉を巡ります。
道後温泉街を巡る
道後温泉駅
駅舎は明治時代に建てられたものを復元したもので、洋風な外観が美しい。
実は松山市内を走っている路面電車の駅で、中にはスタバも入っている。
駅前には「坊っちゃん列車」が展示されている。
松山にゆかりの深い偉人「夏目漱石」の有名小説「坊っちゃん」で登場していたことから坊っちゃん列車と呼ばれている。
現在は昔のように蒸気機関車ではなくなったが、今でも路面電車として走っていることがある。
通常の路面電車はこちら。
右側は新型で左側は旧型。
どちらも愛媛県特産の鮮やかなミカン色をしている。
坊っちゃんカラクリ時計
道後温泉駅前にあるもう一つのスポットがこちらの「坊っちゃんカラクリ時計」。
すぐ隣には足湯があり、座って手軽に道後温泉の湯を楽しめる。
足湯に入ってゆったりしていると、カラクリ時計が動き出す。
あらゆる場所から小説「坊っちゃん」の登場人物の人形が出てきて、時計自体の高さも高くなり、まるで変形ロボットのようだった。
朝8時~夜10時まで1時間毎に動き出すので、ぜひ見てほしい。
正岡子規像
カラクリ時計のすぐ近くには、もう一人の松山を代表する偉人「正岡子規」の像がある。
俳人だが野球が大好きで、野球のユニフォームを着てバットを持っている。
「直球」や「四球」などは正岡子規が日本語に訳した野球用語で、今でもそのまま使われているのがすごい。
道後ハイカラ通り
道後温泉駅前からは「道後ハイカラ通り」と呼ばれる商店街が伸びている。
アーケード街になっており雨の日でも安心して散策できる。
雰囲気もとてもいい。
朝早くに行ってみたらこのように人が殆どおらず、閑散としている。
だが、GWなどの夜はこのように大賑わいとなっていた。
ハイカラ通りにたくさんある道後温泉グルメは、次回の記事で紹介しようと思う。
こちらは松山市のマンホール。
真ん中に描かれているのは市の花である「ヤブツバキ」で、その周りには「伊予かすり」と呼ばれる井桁模様があしらわれている。
夜も遅くなり、店の営業時間も終わっていくとまたハイカラ通りは静かになる。
道後温泉は松山市の中心部から歩ける距離(徒歩30分ほど)なので、ホテルは中心部にとっている人も多いのだろう。
ハイカラ通りから少し外れると、他の温泉街のような雰囲気も広がっている。
もちろんメインのハイカラ通りは素晴らしいが、こちらもとても味があっていい。
道後温泉旅館協同組合
ハイカラ通りに入ってすぐの場所には「道後温泉旅館協同組合」がある。
入り口に立っているのは道後温泉の温泉むすめである「道後泉海」。
道後温泉の「観光親善大使」に任命されている。
中に入っても様々な衣装のパネルがあり、とても愛されているのがわかる。
道後温泉だけでなく、様々な温泉地の温泉むすめグッズも展示されている。
もちろん道後泉海のグッズも販売されている。
キーホルダーやTシャツなどもあり、グッズがもりだくさん。
外に出てみると道後泉海がラッピングされた電気三輪車があった。
「道後トライシクル」というものらしく、この「道後泉海ちゃん号」はレンタルすることもできるらしい。
湯神社
道後温泉駅前から歩いて5分ほどの場所にあるのが「湯神社」。
この石段を登っていく。
石段を登った先には本殿がある。
湯神社は、景行天皇が皇后・八坂入姫命とともに当地に行幸した際、道後温泉の守護神として、鷺谷の大禅寺の前に創建されたと伝えられる。鷺谷は、鷺が痛めた足を温泉に浸して治療していたとされる場所で、道後温泉発見の起源地である。また、鷺は道後温泉のシンボルにもなっている。
とうことらしい。
伊佐爾波神社
もう1つ道後温泉の神社を紹介。
こちらも道後温泉駅から徒歩5分ほどの場所にある神社で、「伊佐爾波(いさにわ)神社」という神社だ。
垂直に近い石段がとても立派で、3月下旬に行ったら桜もきれいに咲いていた。
本殿もとても立派で、青い空に鮮やかな朱色がとても映える。
国の重要文化財にも指定されている。
寅年の大きな絵馬もあった。
とりあえず参拝。
ぼやっと光る提灯がとてもいい雰囲気を醸し出している。
中に入ることはできないが、回りの回廊をぐるっと見て回ることができる。
社殿の茅葺屋根もとてもいい感じ。
そろそろ戻ろうと石段の近くに戻ってくると、目の前にはなかなかいい景色が広がっていた。
日本最古の湯に浸かる
道後温泉街にある旅館に泊まると、手ぶらで湯めぐりができるセットを貸してくれるところもある。
道後温泉本館
道後温泉のシンボルであり、見た目がとにかく素晴らしい。
今から120年以上前に改築されたままの姿が残っており、平成6年には公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定されている。
ずらりと並んだ人力車もとても風情がある。
プロジェクションマッピングも行われていた。
歴史ある建物が色とりどりにライトアップされるのはとても見ごたえがあった。
2回目に道後温泉に来た時は、道後温泉本館の改修工事が行われていた。
初めて来た人は残念かもしれないが、120年以上ぶりに行われている工事なので見れたのはとてもラッキーだと思った。
工事の壁にはいろいろなアートが描かれており、工事中でも残念に思われないよう工夫がされていた。
なお、工事は2024年の6月までの予定らしい。
工事期間中でも道後温泉本館での入浴は楽しめる。
しかも裏口から入ることができるのは今しかないので、この機会に3000年を超える歴史があるといわれる道後の湯を楽しもう。
なお、湯は加温加水なしの源泉かけ流し100%だ。(泉質は正直そんなだが。)
椿の湯
2つ目に紹介する共同浴場は「椿の湯」。
蔵のような外観が特徴。
浴場はとてもシンプルだが、浴槽がとても広くて開放感がある。
湯は道後温泉本館と全く同じ無加温・無加水の源泉100%だ。
飛鳥乃湯泉
最後に紹介する共同浴場は「飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」。
名の通り飛鳥時代の建築様式を取り入れており、一番新しく豪華な共同浴場だ。
館内もとても綺麗で、休憩所や貸し切り浴場まで完備されている。
浴場はこんな感じで、タイル絵がいい味を出している。
なんとタイミングが良ければプロジェクションマッピングも投影される。
BGMも流れてとてもいい感じだった。
共同浴場には珍しく、露天風呂もある。
半露天風呂みたいな感じだが、雰囲気がすごく良かった。
入浴したのは夜だったので全く気が付かなかったが、日中に飛鳥乃湯泉に来てみたら床がこのようにカラフルになっていた。
インスタ映えのスポットにも良さそうなので、昼にも是非訪れてみては。
空の散歩道
最後に紹介するのは、道後温泉本館から歩いて行ける場所にある「空の散歩道」。
遊歩道になっており、歩いて上へと登っていく。
遊歩道を登って高台に到着。
足湯があり、ここに座って足湯を楽しみながら道後温泉街を見渡すことができる。
このように道後温泉本館の全景を眺めることができる。
まるで要塞のような迫力だ。
主要道路のコーナーにあるので、長時間露光で撮影してみたら宇宙船のような感じになった。
これは工事中の道後温泉本館を撮った写真。
工事の壁には道後温泉のシンボルである白鷺(しらさぎ)のアートが描かれている。
これはこれで見れてよかった。
以上、今回は日本最古の温泉・道後温泉を紹介しました。
次回の記事では、今回紹介できなかったスポットや道後温泉グルメを中心に紹介しようと思います。
後編はこちら。
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