和歌山県にある日本三古湯の一つ・白浜温泉。
アクセスが難しいイメージがあるが、高速道路も開通して行きやすくなった。
海に面した温泉街で、景色も抜群。
白浜温泉を巡る
崎の湯
白浜温泉といえばまず行きたいのが、公衆浴場の「崎の湯」。
温泉街の中心部からは少し外れた場所の海沿いにポツンとある。
駐車場完備が嬉しい。
崎の湯はなんと、「日本最古の湯」なのである。
「日本書紀」や「万葉集」にも記されており、これだけでも来る価値がある。
浴場は大きな露天風呂で目の前には海が広がっており、海とつながっているような景色が最高だった。
泉質はナトリウム塩化物泉で、無色透明。
正直泉質には全く期待していなかったのだが、このジャンルの温泉の中では抜群に泉質が良くてビックリした。
白良浜
こちらは温泉街中心部からすぐの場所にある「白良浜(しららはま)」。
「日本の快水浴場百選」にも選ばれている美しいビーチだ。
名の通り、砂は真っ白できめ細かくサラサラ。
海水浴シーズンでない時に行ったので、海水浴客もおらず快適に散歩できた。
まちなか総合案内所しらすな
お次は白浜温泉街の中心部にある観光案内所の「まちなか総合案内所しらすな」へ。
ここには温泉むすめのパネルが置いてあり、外に出して撮影させてくれた。
声優さんのサインも入っている。
サイン色紙もあった。
温泉むすめグッズも販売されている。
クエのキャラクターもいて、そういえばこの辺はクエが有名なことを思い出した。
次回は冬に来て、クエ鍋を味わいたい。
千畳敷
白浜温泉中心部から車で5分ほどの場所にあるのが「千畳敷」。
太平洋をバックに大きな岩盤が広がっている。
岩の上を歩くこともできる。
荒波に侵食された、独特な岩の模様がかっこいい。
千畳敷を横から見てみるとこんな感じ。
まるでミルフィーユのように層が重なっていた。
三段壁
千畳敷から1kmほどの場所にあるのが「三段壁(さんだんべき)」。
夕日が綺麗らしく、恋人の聖地にもなっている。
今回は夕日の時間帯ではないが、それでもダイナミックな景色が楽しめる。
荒波で階段状に削られた断崖は、福井県の東尋坊も彷彿とさせる。
三段壁洞窟
三段壁のすぐそこには「三段壁洞窟」という洞窟もある。
入場料は1300円となかなかの強気な値段だったが、せっかくなので入ってみることに。
入場しエレベーターで地底36mの洞窟へ。
入口には記念撮影スポットがあった。
洞窟内はこのような感じになっており、思ったよりワクワクする。
洞窟の中を進んでいくと現れるのが、「牟婁大辯才天(むろだいべんざいてん)」という洞窟の中にある神社。
提灯が連なっていて綺麗。
洞窟内はこのように海も入ってきているので、波の音がすごい。
洞窟を全部見て回っても30分ほどなので、少しコストパフォーマンスは悪いか。
これは洞窟の最後にある「潮吹き岩」。
波が岩に当たって砕け散るのがダイナミックだった。
洋食ひかり
お腹も空いてきたのでランチへ。
向かったのは三段壁から車で10分ほどの場所にある「洋食ひかり」さん。
ハンバーグやとんかつなど色々なメニューがあって悩んだ結果、いろいろなものを食べられるひかりプレートを注文。
ハンバーグ、生姜焼き、とり天、エビフライと、大人のお子様ランチのような風貌。
どれも丁寧な味がしてとても美味しかった。
ボリュームもバッチリ。
白浜水族館
ランチを終え、車で5分ほどの場所にある「白浜水族館」へ。
大学の施設なので、水族館なのに600円で入館できるのが良い。
入ってすぐの場所には大きなメインの水槽があり、ここで泳いでいる魚を見るのも楽しい。
その他もいろいろな海の生物が展示されている。
変わった見た目のエビもいた。
とれとれ市場南紀白浜
大きな道の駅のような施設で、巨大な駐車場だが観光客でかなり埋まっていた。
館内も人でいっぱいなのかな~と思ったが、とても広いので息苦しさは感じない。
白浜の海産物はもちろんのこと、和歌山のお土産もたくさん揃っている。
スイーツのコーナーもあったので、デザートに購入してみることに。
和歌山県名産の有田みかんの大福とシャインマスカット大福を購入。
みかん大福はみかんまるごと、シャインマスカット大福はシャインマスカットがまるごと一粒入っており、フルーツのみずみずしさと甘味をダイレクトで味わえる。
民宿さきのや
今回白浜温泉で宿泊したのは、「民宿さきのや」さん。
とにかく安いところに素泊まりで、と思って選んだ宿なのだが、部屋もきれいでとても良かった。
ホームページを見てみると、料理の宿ということだったので今度は夕食付きで宿泊したい。
風呂も完備で、もちろん湯は白浜温泉。
夜に宿に帰ってきて白浜温泉の湯に入れるのもとてもいい。
ひと風呂浴びて夕方の白浜温泉街へ。
白浜温泉はどちらかというとリゾート的な温泉街だが、黄昏時の空の色が綺麗でこれはこれでなかなか良さがある風景だ。
紬カフェ
夕食は事前に目星をつけていた「紬カフェ」さんへ。
入ると、色とりどりのランプがたくさんあってすごい異国感だった。
そう、ここはトルコ料理が食べられるカフェなのだ。
店内もとてもいい雰囲気。
とりあえず1杯目はトルコビールで。
トルコ風ピザの「ピデ」を注文。
細長い舟型のピザで、ひき肉やパプリカなど具だくさんでとても美味しかった。
2杯目はトルコでポピュラーなお酒である「RAKI(ラク)」を注文してみた。
最初は無色透明だが、水で割ると・・・
このように白く濁る。
ラクはブドウからできており、ハーブで香り付けされたお酒で、甘みもあってとても飲みやすくクセになる味。
ただ驚くべきことに、アルコール度数は40度以上ある。
最後は「ケバブライス」を注文。
オーロラソースをかけるのが本場らしく、香ばしく焼かれたローストチキンととても合っていて美味しかった。
以上、今回は白浜温泉を巡ってみました。
温泉はもちろんのこと、それ以外のスポットも色々楽しめる場所でした。
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