この記事の続きになります。
前回の記事ではルクセンブルクへのアクセス方法や街の様子などを中心に紹介しました。
今回はまるごと世界遺産となっている旧市街地の景色や、美食大国と呼ばれているルクセンブルクのグルメを中心に紹介します。
世界遺産の旧市街地を巡る
ボックの砲台
まずは「ボックの砲台」から。
前回紹介したルクセンブルク大公宮から歩いて5分ほどの場所にある。
この場所はルクセンブルク屈指の絶景スポットで、ルクセンブルクが誇る「旧市街」を見渡すことができる。
ルクセンブルクといえばやはりここからの写真を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
本当に1枚の絵画のような素晴らしい景色だ。
昼間も素晴らしいが、夜もまた素晴らしい。
ライトアップされた旧市街の夜景が堪能できる。
夜は人も少なく、この丸ごと世界遺産となっている旧市街の夜景を独り占めできる。
都会のキラキラした夜景も好きだが、岩に囲まれた要塞都市の夜景は別格だった。
ボックの砲台の道を挟んで向かいには展望台もある。
旧市街側の景色は見えないが、こちらはこちらでなかなかいい景色。
中央に見えている橋にはたまに電車が通る。
展望台の近くにはこのような塔も残っている。
中には入れないが見ごたえがある。
ボックの砲台がある場所から下の方へ降りていく。
この立派な門の上には先程まで居た道が通っている。
さらに進んでいくと、側面に立派な岩が現れる。
岩沿いに進んでいくと、ボックの砲台から眺めていた旧市街のエリアに着く。
このへんに来ると市街地が岩の上の方にあることがよくわかり、確かに要塞都市という感じだな~と思った。
ちなみにこの川には橋が架かっており、川面に映る影がメガネのようになる。
長崎にある眼鏡橋にそっくりだなと思った。
国立自然史博物館
旧市街を散策していると「国立自然史博物館」を発見。
せっかくなので入館してみることに。
最初のゾーンは地球の成り立ちみたいな感じ。
日本語以外ほとんど読めないので雰囲気を感じるくらいだったが、大きな地球の模型など展示がわかりやすかったので結構楽しかった。
進んでいくと鉱物のゾーンに。
石は言葉が分からなくても、見ているだけで非常に楽しいので良い。
これは雲母?
切り株みたいだった。
これはルビー的な石?
生肉のように綺麗だった。
これはサファイアの原石的なやつだろうか。
シュッとしていてカッコよかった。
触ったらもこもこしてそうな石もあった。
鉱物のゾーンを過ぎると動物のゾーンに入る。
剥製が大量にあり、子どもたちにも人気のようだ。
これはワニの皮。
色々な種類のワニの皮を実際に触ることができ、ゴツゴツしたものやスベスベのものもあって面白かった。
さらに進んでいくとマンモスの牙などが展示されていた。
こちらはシロクマやペンギンなど。
様々な動物の剥製があって展示量がすごい。
宇宙のゾーンもある。
これはなんの石なんだろうか。
規則的な模様が入っており、銀色に輝いていてすごく気になった。
こちらは環境に配慮しているゾーン。
このまま温暖化が進んでいくとどうなるか、みたいな展示が多かった。
展示物や椅子などがダンボールで作られているのも多かった。
これはダンボールで作られていたクマで、とても手が込んでいるな~と思った。
奥の方にあった映像コーナーもとても良かった。
とても映像が綺麗で種類も10種類ほどあったため、気づけば30分以上ここで映像を鑑賞していた。
そろそろ退館しようかなと思ったところで、楽しそうなものを発見。
下の階に繋がっているすべり台だ。
利用できるのは子供だけなのだろうか・・・と眺めていると、滑っていいよと言われたのでウキウキで滑ってみた。
楽しかった。
Pfaffenthal Panoramic Elevator
次に紹介するのは「Pfaffenthal Panoramic Elevator」というエレベーター。
上の土地と下の土地を楽に行き来できる。
ちなみに無料。
実はこのエレベーター、ただ行き来するだけではない。
上にある展望エリアから見る景色が素晴らしいのだ。
ということで夜にも来てみた。
こちらがエレベーターから見る夜のルクセンブルクの夜景だ。
ボックの砲台からの眺めとは違って、ルクセンブルク中心部の全域を見渡すことができる。
ボックの砲台から見る夜景と優劣がつけ難いが、どちらも素晴らしい景色が楽しめるので、ぜひ両方行ってほしい。
ルクセンブルクグルメを満喫する
ここからは美食大国ルクセンブルクのグルメを紹介していく。
Ramen
まずは到着した日にルクセンブルク駅近くで見つけた「Ramen」。
海外に行った時にはよくその土地のラーメン屋に行くのだが、到着したのが深夜でほぼこの店しか開いていなかったので丁度良かった。
外観を見てもしかしてと思ったがメニューを見て確信、これはラーメンではなく、台湾などでよく食べられている「牛肉麺(ニューローメン)」だ。
ルクセンブルクの割には手頃な値段で、麺もスープも本格的で美味しく、とてもボリュームがあったのでとても良かった。
Oberweis Gare Centrale
次はルクセンブルク中央駅構内にあった「OBERWEIS」。
日本で言うところの「VIE DE FRANCE」などのチェーンのベーカリーといったところか。
甘い系からしょっぱい系まで様々なパンが揃っている。
ケーキも色々販売されている。
テーブルが設置されているので購入して食べてみた。
この食パンのようなものは「パテ・オ・リースリング」と呼ばれる、ルクセンブルクの郷土料理だ。
豚肉のパテやリースリング(白ワイン)のジュレをパイ生地に包んで焼いたものである。
見た目の通り朝から食べるのはなかなかキツく、選択を誤ってしまった。
Chocolate House Nathalie Bonn
次に紹介するのは、ルクセンブルク大公宮の目の前にある「Chocolate House」。
店内は雑貨屋のようなオシャレな感じ。
ここでは何を食べられるのかというと・・・。
このズラリと並んでいる「チョコレートスプーン」だ。
一つ一つフレーバーが違い、とても迷ってしまう。
ホワイトチョコレートはもちろんのこと、ストロベリーや抹茶味もある。
マカロンが乗ってシロップがついているちょっと豪華なバージョンもあった。
購入したらドリンクを注文して上の階へ。
飲食スペースは美術館や教会のような雰囲気だった。
注文したホットミルクが運ばれてきたので早速頂こう。
ホットミルクにチョコレートスプーンを溶かしながら飲む。
多田恋を見て、ルクセンブルクに来たら絶対やってみたかった「ホットチョコレート」だ。
温かいミルクにチョコレートが滲み出して最高の状態に。
ほんのり甘くなったミルクを飲みつつ、トロトロになったチョコレートスプーンを味わえる至福の時間だった。
Kaempff-Kohler
次はルクセンブルクの中心市街地にある「Kaempff-Kohler」。
店に入るといろいろなパンが並んでいる。
だが今回はパンを買いに来たのではなく、奥へと入っていく。
奥にはいい雰囲気のレストランが広がっている。
とりあえずルクセンブルクのビールで乾杯。
28€(約4000円)のランチプレートを注文してみた。
見た目がよく、どれもとても美味しそう。
朝食べたパテ・オ・リースリングもあったが、朝のものと同じ料理か?と思うくらい美味しかった。
鴨肉のサラダとフレンチトーストみたいなふわふわのパンも美味しい。
これはレバーパテで、正直苦手なイメージがあったが、バゲットにつけながら食べるとびっくりするほど美味しかった。
もちろんサーモンもバゲットに抜群に合う。
そこそこ贅沢なランチになったが、それだけ払う価値があった。
Lux’burgers
最後はルクセンブルクを離れる日の夜に行ってみた「Lux’burgers」。
外観はなかなか入りづらかった。
店内もこんな感じだったが、店員は陽気でとても楽しかった。
色々なハンバーガーがあったが、せっかくなのでルクセンブルクバーガーを注文。
生ハムがはみ出しチーズがトロ~リと流れ出しておりとても美味しそう。
上の写真では大きさがあまり伝わらないが、実は結構デカくてナイフとフォークで食べる。
肉は生ハムだけなのかなと思ったら、中にはちゃんと大きなパティが存在していた。
ジューシーで美味しく食べごたえも抜群。
バンズもポテト美味しく、これで17€(約2500円)ほどと、結構リーズナブル。
ルクセンブルクを訪れる際にはぜひ行ってもらいたい店だ。
以上、今回はルクセンブルクを巡る・後編をお届けしました。
ヨーロッパの主要都市からも簡単にアクセスでき、素晴らしい景色や食文化に触れることができるので、ヨーロッパ旅行の際には候補に入れてほしいと思いました。
前回記事はこちら。
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