フランス・ベルギー・ドイツの三国に囲まれた小国のルクセンブルク。
神奈川県ほどの大きさの国だが、国民一人当たりのGDPは世界一。
そして実はアニメの聖地にもなっている国、ルクセンブルクを紹介します。
ルクセンブルクへアクセスする
ルクセンブルクはあまりメジャーな旅行先では無いと思うので、まずはアクセス方法を紹介してみる。
ルクセンブルク中央駅
これは「ルクセンブルク中央駅」。
パリやブリュッセルなどヨーロッパの主要都市から鉄道が出ているため、一番使いやすいかもしれない。
外観が素晴らしいのはもちろん、駅舎の中もとてもいい感じ。
国一番の駅なのに割とコンパクト。
バロック建築の駅舎で、見ているだけでとても面白い。
ルクセンブルクの中心市街地は駅からは少し離れているので、駅前は結構スッキリとしている。
トラムが走る用のレールやホームが設置されていた。
夜のぼんやりライトアップされていたルクセンブルク中央駅も綺麗だったが、朝のルクセンブルク中央駅も駅舎がしっかりと見えてとてもいい。
夜はほとんど人が居なかったが、朝は通勤する人などで賑わっていた。
ちなみにルクセンブルク中央駅にはコインロッカーがない。
ホテルをチェックアウトした後荷物を預けたい時は、中央駅の電車ホームにあるこちらの荷物預かり所を利用しよう。
朝6時~夜の21時くらいまで営業しており、料金はたしか5€くらいだった。
登山用の大きなバックパックでも預かってもらえた。
ルクセンブルク空港
こちらはルクセンブルク唯一の空港である「ルクセンブルク・フィンデル空港」。
中心部からはバスで30分ほどの場所にある。
全面ガラス張りで、とてもスタイリッシュでカッコいい。
日本からの直行便はないが、ヨーロッパの各主要空港からは結構便が出ている。
空港前にあったポップな感じのこのオブジェ、「Moien」ってなんだろうと思って調べてみたら、ルクセンブルク語で「おはよう」とか「こんにちは」という意味らしい。
空港内へ入ってみた。
とてもコンパクトな空港だが、中もとてもスタイリッシュだ。
スタバもあった。
ちょうど夕焼けの時間帯でとてもいい雰囲気だった。
車も展示されていた。
ヨーロッパの空港は車が展示されている率が高い気がする。
今回のアクセス方法
ちなみに今回は鉄道でも飛行機でもない方法でルクセンブルクにアクセスした。
その方法がこの「格安バス」だ。
車内は日本の格安バスとほとんど同じ感じ。
ブリュッセルから乗ってみたが、ルクセンブルクまでは約3時間で13€(2000円弱)ほどとかなり格安で移動できた。
ただ、隣の席が大声でずっと通話している人だったので結構辛かった。
日本と同じく、サービスエリアみたいな場所での休憩もちゃんとあった。
格安バスのチケット予約方法などは、需要があれば記事にしてみたいと思う。
宿泊したホテル
今回ルクセンブルクで宿泊したのは、ルクセンブルク中央駅前にあるホテル。
ルクセンブルク中央駅前から真っすぐ伸びている通りにはホテルがたくさんあった。
こちらが今回宿泊した「ホテル グレイ」。
駅近でアクセスが良く、部屋もちゃんと綺麗で良かった。
この部屋で素泊まり94€(約14000円)ほど。
ルクセンブルクの物価はなかなか高く、日本のビジネスホテルの2倍くらいの金額がかかってしまった。
ルクセンブルク中心部を巡る
ここからはルクセンブルクの中心部を巡っていく。
この辺はまだルクセンブルク駅近くのエリアだが、既に雰囲気がとても良い。
街中にはレインボーなバスが走っている。
このバスは「city shopping bus」と書かれており、普通のバスよりコンパクトでミニチュアみたいに可愛かった。
こちらはルクセンブルク中心部を走っているトラム。
近未来的なデザインがすごくカッコいいが、街並みに合うのだろうか。
その心配は全く無く、むしろルクセンブルクの街並みに見事にマッチしている。
ちなみにルクセンブルクの公共交通機関は、なんと「全て無料」だ。
もちろん空港までのアクセスも無料。本当に素晴らしい。
辺りが暗くなってくると、トラムのドアがレインボーにライトアップされてこれまた美しい。
トラムと併走した時に撮った動画がとてもカッコいいので見てほしい。
ルクセンブルク中心部から空港までは直線距離で5kmほどしかないので、飛行機が空を通過するのを頻繁に見ることができる。
これはルクセンブルクの航空会社「ルクスエア」の飛行機。
赤・白・水色の国旗カラーだ。
ちなみにパトカーもルクセンブルク国旗カラーだった。
さすがにマンホールは国旗カラーではなかった。
これはおそらく国章にデザインされているライオンだろう。
ルクセンブルク大公宮
ここからはルクセンブルク旧市街地の観光スポットを紹介。
まずは「ルクセンブルク大公宮(たいこうきゅう)」。
ルクセンブルク大公が公務を遂行する場所らしい。
厳重に警備されていて中に入ることはできないが、立派な宮殿だということは外観だけでもよく分かる。
このルクセンブルク大公宮が、アニメ「多田くんは恋をしない」の聖地となっており、ヒロインである「テレサ・ワーグナー」の実家となっている。
アニメ内でよく登場するテレサが大好きな「れいん坊将軍」は、ルクセンブルクのバスやトラムのレインボーな感じを表していたのかなと今更ながらに思った。
というわけでルクセンブルク大公宮をバックにおなじみのポーズで記念撮影。
これのためにレインボー扇子を準備してきたので、目的が達成できてとても良かった。
憲法広場
ルクセンブルク大公宮から歩いて5分ほどの場所にあるのが「憲法広場」。
中心部には立派な塔が立っている。
この時広場では何も行われていなかったが、クリスマスのときなどはマーケットが設置されてとても賑わうらしい。
塔の上部には金色の像がある。
青空をバックにして写真を撮ると、田沢湖にある「たつこ像」にそっくりな感じになった。
憲法広場から眺める景色も素晴らしい。
中央にある大きな石造りのアーチ橋は「アドルフ橋」という橋で、ルクセンブルクの旧市街と新市街とを繋いでいる。
こちらはアドルフ橋の上から見た景色。
こちらも素晴らしい。
ノートルダム大聖堂
今回最後に紹介するのは、ルクセンブルク大公宮と憲法広場のちょうど真ん中にある「ノートルダム大聖堂」。
尖った塔がよく目立ち、遠くからでも場所がよく分かる。
内部もとても立派な大聖堂だが、人は意外と少なく静かで快適。
壁全面がステンドグラスになっている。
そのステンドグラスがカラフルでとても美しい。
特に陽の光が差し込んだときは、キラキラに輝いて本当に綺麗だった。
以上、今回はルクセンブルクを巡る・前編をお届けしました。
次回はまるごと世界遺産となっている旧市街地の景色や、美食大国とも言われているルクセンブルクのグルメを紹介します。
後編はこちら。
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