この記事の続きになります。
前回に引き続きブリュッセルの記事。
今回はブリュッセル南駅周辺や、中心部から少し離れたエリアを紹介します。
ブリュッセル中心部を巡る2
ブリュッセル南駅
今回はブリュッセル中央駅ではなく南駅に降り立ってみた。
ブリュッセル中央駅よりスーツケースを持っている人がたくさん降りているイメージ。
この黒いボードに黄色い文字の表示版を見ると、ヨーロッパに来てる感をすごく感じる。
駅構内はこのようにとても広く、人も中央駅以上にいる。
南駅はイギリスやフランス、オランダへの電車も出ている交通の要所だからだ。
コインロッカーもちゃんとある。
ヨーロッパのコインロッカーは、硬貨しか使えない旧式のものが多いのだが、南駅のコインロッカーはタッチパネル式でクレジットカードも使えるタイプだった。
駅構内に自転車のようなものを発見。
目の前にはコンセントが付いており、自分で漕いで発電する仕組みだ。
モバイルバッテリーも充電が尽きた時には重宝するかもしれない。
ブリュッセル南駅の外観はこんな感じ。
見た目でわかると思うが、物乞いなども多いので治安はあまり良くない。
女性一人の場合などは注意したほうが良いと思う。
Porte de Hal
ブリュッセル南駅から歩いて10分ほどの場所にあるのが「Porte de Hal」。
お城のような外観だが、これはお城ではなく「城門」らしい。
中は博物館になっていて、オーディオガイドは無料だった。
中世の頃のいろいろなものが展示されているが、展示物だけでなく建物自体を見るのも楽しい。
実際に鎧を装着してみることができるコーナーもあった。
上の階に行くと、子供でも楽しそうな展示が行われていた。
色がきれいな絵が書かれている扇子。
飛び出る絵本みたいなものもあった。
日本でもおなじみの「フランダースの犬」はベルギーが舞台。
ブリュッセルから電車で一時間ほどの場所にある都市のアントワープには、愛犬パトラッシュと最期を迎えた教会や、ネロやパトラッシュの像もあるらしい。
またベルギーに来る機会があったら訪れてみたい。
階の移動はエレベーターでもできるが、階段で登るのがおすすめ。
螺旋階段には彫刻があったり、上のほうから階段の下のほうを眺めるのも良い。
最上階には広いスペースがあったが、展示は特になくてこの階段も登ることはできない。
この外は展望台になっている。
展望台からはブリュッセル市街が一望できる。
ミニチュアのような建物が並んでいてとても綺麗だが、天気が悪かったのがちょっと残念。
ブリュッセル最高裁判所
Porte de Halから歩いて10分ほどの場所には「ブリュッセル最高裁判所」がある。
工事中で前面は足場が組まれていたが、中の見学はできた。
これは入ってすぐの玄関のようなエリア。
天井が高く、柱もすごい大きくてすごい。
奥に進むと、まるでパルテノン神殿とかのような感じの雰囲気。
像や壁の彫刻、階段も見ごたえがある。
階段を登ったところにあるちょっとした展望スペースからの眺めはこちら。
Church of Our Lady of Victories at the Sablon
ブリュッセル中央駅の方に向かって歩いていると立派な教会を発見。
グーグルマップでは「Church of Our Lady of Victories at the Sablon」という名前。
中に入ってみたら、想像していたよりとても立派な教会だった。
パイプオルガンもとても立派でめちゃくちゃカッコいい。
一番奥は一面がステンドグラスになっていて圧巻。
横の壁面にもステンドグラスがびっしりある。
ちょうどパイプオルガンも鳴ったので動画を撮ってみた。
すごい綺麗な音色でうっとり。
前回の記事で紹介したサン・ミッシェル大聖堂より満足度が高かった。
サンカントネール公園
次に紹介するのは、ブリュッセル中央駅からトラムで約10分または歩いて30分ほどの場所にある「サンカントネール公園」。
19世紀に造られた公園で、公園内には美術館や博物館もある。
公園の奥には大きくとても立派な門がある。
公園自体もとても広く景色も抜群なので、親子連れやハイキング、ランニングをしている人も多かった。
9月に行った時は並木道が黄金色に色づいており、これがとても綺麗だった。
半袖でもちょうどいい気温で、芝生に寝転んで門や噴水を眺めるのがとても気持ちよかった。
次は公園内にある軍事博物館にも行ってみたい。
ベルレモン
サンカントネール公園のすぐ近くには「ベルレモン」という、とても立派でデザインもすごくオシャレな建物がある。
中には入れないが建物だけでも見る価値があるので、サンカントネール公園に来た際には寄ってみてほしい。
ブリュッセル中心部を歩く
ここからはブリュッセル中心部の街の様子をお届け。
ブリュッセルを歩いていると、ちょくちょく建物にでっかくアートが描かれている。
いろいろな場所で見る落書きも味があるが、建物にでっかく描かれているアートはとても迫力がある。
中心部にはトラムやバスも走っているが、結局観光中は一度も使わなかった。
記念デザインのようなトラムも走っていた。
広場のような場所には黄色い移動販売車がいた。
よく見てみると、「ベルギーワッフル」の移動販売だった。
ベルギーワッフルには2種類あり、このよく見る丸いタイプのものは「リエージュワッフル」と呼ばれているタイプで、甘めで弾力のある生地が特徴。
中心部は石畳の路地が多く、建物を見ても黄土色でヨーロッパ感があってとてもいい。
歩道もほとんど石畳なので、スーツケースを持って行く人は駅から近い宿をとるのが良いと思う。
グラン・プラスの近くの適当な店でベルギー料理を頂く。
「ベルギービール」と「ムール貝の白ワイン蒸し」という観光客感丸出しの注文をしたが、ムール貝はトマトソースも効いてとても美味しかったしベルギービールも美味しかった。
Aux Armes de Bruxelles
ちゃんと名前も覚えている店も1件。
ギャルリ・サンテュベールの近くにある「Aux Armes de Bruxelles」というベルギー料理店。
店内はこんな感じで、そこそこ高級感がある。
飲み物はやっぱりベルギービールで。
コースを注文すると、最初にコロッケが出てきた。
デミグラスっぽいソースをかけて頂く。
ナイフでうまく切れないほど柔らかく、中がトロトロのクリームコロッケでとても美味しかった。
次はサーモンのグリルが出てきた。
このサーモン、ちょっとしたタブレット端末くらいの大きさがあってビックリした。
レモンを絞り、具沢山のタルタルソースをかけて頂く。
肉厚でとても美味しい。
付け合わせの蒸しじゃがいもも美味しかった。
デザートにはタブレット端末サイズのベルギーワッフル。
こちらは先程のリエージュワッフルとは全く別物の「ブリュッセルワッフル」だった。
甘さ控えめで、軽くてサクサクの生地が特徴。
こんなサイズ食べ切れるのかなとも思ったが、すごく軽くてペロリと食べ切れた。
ホイップクリームをつけてもとても美味しかった。
以上、今回はブリュッセルを巡る(後編)でした。
ブリュッセルは中心部に魅力的なスポットが集まっているので、少ない時間でも観光を楽しめてとてもオススメの場所です。
前回の記事はこちら。
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