ゆずた散歩

旅行した土地を撮影した写真をメインに綴っていきます。

【長門】長門湯本温泉と金子みすゞの故郷を巡る【山口県】

今回紹介するのは山口県西部の長門市

詩人・金子みすゞの故郷としても知られている。

長門湯本温泉と日本海の景色も楽しめ、長州どりや海の幸も美味しかった。

長門湯本温泉を巡る

まずは長門市の代表駅である長門市駅へ。

長門の中心のはずなのだが、駅舎は寂しめ。

駅構内もシンプルだが、所々新しくなっている箇所もあって小綺麗になっている。

改札のほうを見てみるととてもいい感じの雰囲気だった。

電光掲示板と、奥には電車とホームが見えているこの景色がとても好き。

長門市駅から5kmほどの場所にあるのが、山口県を代表する温泉の一つである「長門湯本温泉」の玄関口である長門湯本駅

和風で温泉地にぴったりな雰囲気の駅舎だ。

駅構内はこんな感じ。

写真を撮り忘れたが、電車が来るときの標示版がとてもレトロな感じで良かった。

それでは長門湯本温泉街を散策していく。

昔ながらの大きな温泉やホテルが多く、後ろには山が広がっていてとてもいい景色だ。

こちらは長門市のマンホール。

あとから紹介する青海島の景色が描かれている。

超有名温泉街とは違い、人で溢れかえっていることもなくとても過ごしやすい。

ところどころにベンチがあり、散歩しながら休憩し座って景色も楽しめる。

11月の初めだったので、木々も赤く染まりだしていい雰囲気。

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夜の温泉街の雰囲気も素晴らしい。

温泉街全体があたたかなオレンジ色の光でライトアップされてとても綺麗だった。

長門湯本温泉にも温泉むすめは存在するのだが、パネル等は置かれていなかったので自分で作ったもので撮影しておいた。

こちらが長門湯本温泉の温泉むすめである「長門櫻」。

公衆浴場 恩湯

長門湯本温泉の公衆浴場がこちらの「恩湯(おんとう)」。

かなり新しい建物だが、不思議と温泉街の雰囲気にマッチしている。

浴場は必要最低限の設備しかないが、とてもスタイリッシュ。

公式サイトより引用

浴槽も一つだけだが、半露天風呂になっている。

景色は特にないのだがなんとなく雰囲気がいい。

公式サイトより引用

休憩所は広く、畳ユニットが敷かれているため居心地も良い。

「恩湯食」という体に良さそうな料理が食べられる飲食処も併設されているので、次回利用時は食事もしてみたい。

さくら食堂

温泉を満喫したあとは夕食へ。

恩湯のすぐ近くにあった「さくら食堂」さんへ。

入店してまずは長門湯本醸造所で作られている地ビールで乾杯。

風呂上がりの地ビールはやはり最高だ、お通しも美味い。

焼き鳥とおすすめメニューの「チキンチキンごぼう」を注文。

チキンチキンごぼう山口県の給食メニューから生まれたもので、長門の地鶏である「長州どり」の唐揚げとごぼうに甘辛ダレが絡んでとても美味しかった。

山口県の岩国の地酒と本日のお刺し身。

ハマチ、カワハギ、イサキどれも美味しく、地酒との相性抜群。

しいたけ串とつくね串はどちらも大ぶりで食べごたえ抜群。

飲み物は「長門ゆずきち」というすだちのような柑橘を使ったサワー。

爽やかでとても美味しい。(当たればもう1杯飲めるくじはハズレだった。)

〆は「ながとりめん」というラーメンで。

これがとても本格的で、長州どりの旨味が出たスープと長州どりのチャーシューが抜群に美味しく、〆に最適の一杯だった。

湯本観光ホテル西京

長門湯本温泉で泊まったのがこちらの「湯本観光ホテル西京」。

長門湯本温泉の旅館やホテルは全体的に価格が高く、比較的安かったこちらに宿泊したのだが、とても良い宿だった。

客室も十分過ぎる。

大浴場も広く、昔ながらのタイル絵が素晴らしい。

サウナもあるのが嬉しい。

露天風呂もいい雰囲気。

山口県で最も古い温泉を存分に楽しめた。

朝は朝風呂を楽しんだあと朝食会場へ。

とても広く、結婚式場のような雰囲気だ。

正面にはステージがあり、そこには立派な幕が降りている。

よく見るとこれはマンホールのデザインと同じじゃないか。

食事はバイキング形式となっていて品数も豊富。

オススメは長門の仙崎エリアで捕れるしらすを使ったしらす丼だ。

旅行時はできるだけ色んな場所でご飯を食べたいから控えめにしたいつもりなのだが、ついついお腹いっぱい食べてしまった。

しらす丼も美味しかった。

元乃隅神社

長門湯本から車で30分ほど西に行った場所にあるのが「元乃隅神社」。

向かう途中には展望スポットがあり、ここからは日本海を一望できて気持ちいい。

この辺のエリアは急坂が多く、狭い道もあるので運転には注意。

勾配20%の標識なんて初めて見たかもしれん。

そして元乃隅神社に到着。

青い海に伸びていく真っ赤な鳥居のトンネルがとても絵になる。

超人気スポットなので人は多いが、一度行って見る価値はあると思う。

ただ駐車場に停めるのがかなりめんどくさかったが。

金子みすゞの故郷・仙崎を巡る

次は長門の中心部から東へ3kmほどの場所にある仙崎エリアを紹介。

こちらは玄関口である仙崎駅

駅舎は和風でいい感じだが、駅構内も素晴らしい。

仙崎生まれの詩人「金子みすゞ」をモチーフにしたアーティスティックな内装になっている。

小さなギャラリーもあり、仙崎の歴史や金子みすゞさんについても学ぶことができる。

仙崎駅前から歩いて商店街のほうへ。

レトロな町並みが残っていていい雰囲気。

金子みすゞ記念館

仙崎駅から10分ほど歩いた場所にあるのが「金子みすゞ記念館」。

「金子文英堂」の看板が目印だ。

金子文英堂は金子みすゞさんの実家であり、二十歳までをここで過ごしていたらしい。

奥には金子みすゞさんのパネルがある。

周りには金子みすゞさんが詩を投稿していた雑誌である、「赤い鳥」などが置かれている。

家の中も当時の様子を復刻していてとてもいい雰囲気。

これは書斎で、窓から太陽の光が差し込んでいてとてもいい。

当時はここで詩を書いていたのだろう。

奥に進んでいくと庭があり、そこには金子家ゆかりのバラが植えられていた。

金子文英堂を抜けると金子みすゞ記念館の本館がある。

入口にはモザイクアートが展示されていた。

展示室には金子みすゞさんの生涯が書かれた年表や、ゆかりの品などが展示されている。

展示量自体は多くはないが、金子みすゞとはどんな人だったのかを知ることができて良かった。

道の駅 センザキッチン

次に紹介するのは仙崎駅から歩いて5分ほどの場所にある「道の駅 センザキッチン」。

大きな道の駅で、仙崎の中心的スポットとなっている。

観光案内所や観光船のりばもあった。

牡蠣などの貝も販売されている。

館内は広くデザインもいい。

平日だったがとても賑わっていた。

山口県長門市のお土産もここで全て揃う。

お惣菜も豊富で、地鶏を使用したキーマカレーなどどれも美味しそうだった。

加工品も豊富だ。

長門の鶏を使ったチキンジャーキーなど。

長門の海の幸の干物など、本当にどれも美味しそう。

ひものや食堂 ひだまり

センザキッチン内には食事処も何箇所もあり、今回はこちらの「ひものや食堂 ひだまり」さんで昼食をとることに。

使用する魚はすべて北浦(長門)の地魚で、干物は炭火焼き。

どの定食にしようかすごく迷うが、どれも美味しいのは確実。

注文したのは「ゆうやけ」。

名産の「瀬付きアジ」のフライとのどぐろの一夜干しを楽しめる定食。

のどぐろは干物なのに驚くほど脂が乗っておりふっくらしていてとても美味しかった。

そして瀬付きアジフライを自家製タルタルソースで。

見ただけでその厚みが分かると思うが、身がふっくらジューシーで、今まで食べてきたアジフライでもトップの美味しさだった。

青海島を巡る

最後は仙崎から北に突き出し、橋で本土と繋がった場所にある「青海島(あおみじま)」エリアを紹介。

くじら資料館

まずは仙崎から車で約15分、青海島の一番奥にある「くじら資料館」へ。

青海島は古くから捕鯨が盛んで、その捕鯨に使われていた資料なのが多く展示されている。

そういえば道の駅でも鯨の肉が売っていた。

公式サイトより引用

くじら資料館の周りを散策。

これはクジラの尾の像。

クジラの捕鯨に使う捕鯨砲もあった。

目の前は港町となっており、景色もとても良い。

マンホールは青海島限定のクジラデザインだ。

くじら墓なるものがあるらしいので、これも見に行くことに。

こちらがクジラ墓で、高さは2.4mあるとても立派な墓だ。

漁師が解体した母クジラの胎内で死亡していた子クジラを哀れんで建てられたらしい。

くじら資料館の裏側に回ってみると、大きなくじらのモニュメントがあった。

おそらく等身大なのだろうが、目の前の建物くらい大きくてビックリした。

青海島自然研究路

最後は青海島の景色を楽しめる散策路「青海島自然研究路」を紹介。

入口近くには「日本の渚百選」の石碑が建っていた。

道はしっかり整備されているが、結構歩くのでちゃんとした靴で来よう。

どんどん歩いていくと展望台が現れる。

「碧濤台(へきとうだい)」という名前の展望台で、高松宮殿下が命名された展望台らしい。

こちらが展望台からの景色。

青い空と透き通った海の色が非常に美しい絶景スポットだ。

こちらは「象の鼻」で、沖縄県の万座毛にも引けをとらないゾウっぷりだ。

このように日本海の荒波によって数多くの奇岩が連なっており、その景観から「海上アルプス」と称されている。

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以上、今回は山口県長門市を紹介しました。

非常に良い場所だったのでまた訪れたい。

 

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