ゆずた散歩

旅行した土地を撮影した写真をメインに綴っていきます。

【福井】北陸新幹線開業秒読み・県庁所在地福井を巡る【福井県】

北陸新幹線開業まであと半年を切った福井県

せっかくのタイミングなので福井県の県庁所在地・福井を紹介。

どんなスポットがあるのか知ってもらえたらと思います。

福井駅周辺を巡る

まずは玄関口である福井駅周辺から紹介。

駅前には福井県といえばでもうお馴染みとなった「恐竜」が居て、恐竜時代にタイムスリップしている。

左側が「フクイラプトル」、右側が「フクイサウルス」だ。

さらに奥には首が長い「フクイティタン」がいる。

この恐竜たちは朝9時~夜9時まで稼働しており、動いたり鳴き声を聞くこともできる。

夜はライトアップされる。

特に冬はリアルな氷河期状態となるのでぜひ観に来てほしい。

なんとクリスマスにはサンタさんになっていた。

最近は駅前に黄金のポストが設置された。

これは東京オリンピックの金メダリストのゆかりのある場所に設置されるもので、福井駅前のものは福井市出身の「吉田正尚」選手のゴールドポストだ。

福井駅に併設するえちぜん鉄道の駅構内には、立派なステンドグラスもできていた。

福井市のマンホールのデザインはなんと「不死鳥」である。

なぜ不死鳥かというと、福井市は戦災、震災、水害と3度の災禍から復活したという「不死鳥の街」でもあるからだ。

市内には「フェニックス通り」という大通りも存在しており、今でも不死鳥は福井市のシンボルとなっている。

駅前もだんだん発展しており、2016年には「ハピリン」という商業施設がオープンした。

ガラス張りのスタイリッシュなデザインで、冬場は下の広場がスケートリンクになる。

セーレンプラネット

そのハピリンの右側には大きな球体があり、それが今から紹介する「セーレンプラネット」という施設だ。

高い位置にあるので福井駅周辺の街並みを一望できる。

入場券を買って内部へ。

何の施設かというと、宇宙のことを学ぶことができる博物館だ。

新しい施設なので展示も気合が入っており、展示方法も凝っているので見ていてとても楽しい。

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福井駅前から見えていた大きな球体は、実はプラネタリウム

日本一きれいな全天球8K解像度映像と謳っており、臨場感がすごい。

展示エリアとは別料金になるが、それだけの価値があったので是非体感してほしい。

福井駅前の通りをまっすぐ歩いていくとお堀がある。

これは福井城(北庄城)跡のものだ。

福井城の天守があった場所には、なんと県庁が鎮座している。

全国でもここだけではないだろうか。

お堀に県庁がリフレクションしてすごい景色だが、福井でこんな快晴なことはなかなかないので注意。

夜はライトアップされていて、意外とカッコいい。

養浩館庭園

福井駅から10分ほど歩いた場所にあるのは「養浩館庭園」。

福井藩主の松平家の別邸であったらしい。

入場してみると女の子のパネルがあった。

福井を舞台にしたライトノベルの「千歳くんはラムネ瓶のなか」という作品のキャラクターらしい。

福井市内のいろんな場所でこの作品のポスターなどを見かけるので、どんどん福井の魅力を発信して行ってほしい。

庭園はこんな感じでコンパクトだが、手入れが行き届いており美しい。

雪が残っているのもまた良い。

池のリフレクションも素晴らしい。

金沢の兼六園のように誰もが訪れるというスポットではないが、人もほとんどおらずゆっくり回れるのでオススメ。

福井市立郷土歴史博物館

養浩館庭園のすぐ近くには「福井市立郷土歴史博物館」がある。

入場料は養浩館庭園とのセット券で350円だ。

「ふくいのあゆみ」コーナーでは、縄文時代から現代までの福井県の歴史を学ぶことができる。

こちらは「城下町と近代都市」コーナー。

福井城主であった「柴田勝家」のことなどがよく分かる。

これは「九十九(つくも)橋」の模型。

北半分は木材、南半分は石材で作られた珍しい橋で、江戸時代は全国でも名を馳せていたらしい。

現在でもこの辺の地名はそのまま使われている。

足羽山周辺を巡る

次は福井駅から西に1.5kmほどの場所にある小山、「足羽山」の周辺を紹介する。

足羽山公園

足羽山の山上に整備されているのが「足羽山公園」。

日本さくら名所100選」に指定されており、桜の季節は公園中に桜が乱れ咲く。

茶屋などもあり、ここでお茶をするのもとてもいいと思う。

高台なので、少し開けた場所からは福井の市街地を眺めることもできる。

足羽山は紫陽花でも有名で、「あじさいの道通り」という通りもある。

6月の見ごろになると、あじさいの道通りには綺麗な紫陽花が咲き誇る。

ちなみに紫陽花は福井市の花にも選ばれている。

紫陽花は梅雨時期の唯一の楽しみという感じで大好き。

基本の紫色だけでなく、ピンクや水色などどの色もとても綺麗だった。

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福井市自然史博物館

こちらは足羽山公園内にある「福井市自然史博物館」。

館内に入ってみるとガラス張りとなっており、中からは福井市街を見渡せる。

桜を高い位置から眺められるのも良い。

私たちのまわりの自然、生きものから天の星まで、すべてに名前を付け、分類し、来し方行く末を調べるのが自然史という学問です。

ということで、足羽山を中心とした自然のことが学べる。

屋上には天文台があり、天体観望会が不定期で開催されている。

屋上からの福井市街地の眺めもとても良い。

足羽神社

こちらは足羽山公園内にある神社の「足羽神社」。

立派な石の鳥居が目印。

紫陽花の季節は手水舎も紫陽花の花手水となっておりとても綺麗だった。

こちらは本殿。

飾り気がなくとてもシンプルだ。

足羽神社の見どころはこちらの「枝垂れ桜」。

これは紫陽花の季節に撮影したものだが、この新緑の状態でもなかなか見ごたえがある。

そして桜の季節に撮影した枝垂れ桜がこちら。

絵に書いたように美しい。

あまり色々な名所の桜を見比べたことはないが、1本物の桜としては全国でも屈指のものではないだろうか。

風が吹くと桜吹雪となり、この光景も息を呑むほど美しかった。

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そして夜はライトアップされる。

黄金色に輝く枝垂れ桜もまたすごく綺麗だ。

足羽川桜並木

もう一つ福井の桜の名所を紹介。

それがこちらの「足羽川桜並木」だ。

福井市の中心を流れる足羽川沿いに2km以上続く桜並木で、日本一のスケールとも言われており、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。

満開の頃には立派な桜のトンネルが出来上がり、屋台なども並んで賑わいを見せている。

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日が暮れてくるとぼんぼりに明かりが灯り、昼間とはまた違った幻想的な風景が見られる。

ライトアップされた桜がとても綺麗。

昼間と同じように足羽川に架かる橋からも撮影。

ライトアップされた桜の道がずっと続いており、とても素晴らしい景色だった。

福井市郊外のスポットを巡る

福井県立歴史博物館

ここからは福井市の中心部から少し離れた場所のスポットを紹介。

まずは福井駅から車で10分ほどの場所にある「福井県立歴史博物館」。

こちらでは時代ごとに福井の歴史を紹介しており、特に昭和のくらしコーナーが充実していた。

昭和レトロな看板や、3種の神器、当時の雑誌や遊び道具など何でも展示されている。

こちらは昭和の街並みが再現されているコーナー。

店の中も見ることができる。

これは食堂で、まさに今食事をしていた人がいるかのように展示されていた。

福井空襲やその後の復興までの展示もとても見ごたえがあった。

入場料は大人100円、高校生以下と高齢者は無料という破格設定なので、時間があれば寄ることをオススメする。

一乗谷朝倉氏遺跡

次に紹介するのは、福井駅から車で約20分の場所にある「一乗谷朝倉氏遺跡」。

戦国時代の城下町全体が遺跡となって残された、全国でも稀な大規模遺跡だ。

景色がとても良く、晴れた日は散歩するだけでも心地いい。

こちらは城下町の復原町並。

武家屋敷や町屋などが立ち並ぶ景色は、まるでタイムスリップしたかのような感じ。

建物の中にも入ることができ、当時の暮らしの様子を見ることができる。

戦国武将のパネルも置かれていた。

歴女に人気が出そうなデザインだ。

一乗谷朝倉氏遺跡資料館

一乗谷朝倉氏遺跡から車ですぐの場所には「一乗谷朝倉氏遺跡資料館」があった。

こちらの入場料は80円と、なんと100円以下で入ることができる。

展示はコンパクトだが、全然値段以上の価値はある。

遺跡で発掘されたものの展示や、刀やジオラマ模型なども展示されていた。

現在はこの資料館は閉館してしまっているが、2022年10月に新たに博物館がオープンしたらしい。

まだ行っていないが、かなりパワーアップしていると思われるので訪れてみたい。

永平寺

最後に紹介するのは、全国的にも有名なお寺である「永平寺」。

一乗谷朝倉氏遺跡から車で15分ほどの場所にある。

正確には福井市ではなく永平寺町にあるのだが、そこは許してください。

曹洞宗大本山として知られており、敷地は樹齢680年と言われる老杉に囲まれている。

新緑の季節は特にいい景色で、木々の間から差す陽の光もとても綺麗だ。

雪の季節もまた素晴らしい景色になる。

苔に雪が積もって、白い絨毯が敷かれたようだ。

冬は参拝客も少なく、とても静か。

しんしんと降り積もる雪を眺めるのもとても良い。

これは雪が降っている永平寺門前町の様子。

とても絵になる風景だ。

この門前町で有名な店舗が「永平寺だるまぷりん」。

だるま型の瓶に入ったプリンが可愛い。

卵のコクがあるなめらかなプリンで、バニラビーンズの粒も入っていてバニラ風味なのがとても美味しい。

様々な種類があり、フルーツがどっさり入ったものも美味しかった。

夏の日はこちらのソフトクリームがとてもオススメ。

濃厚なプリン味のソフトクリームとほろ苦いカラメルソースがたまらなかった。

 

以上、今回は福井県の県庁所在地である福井市を紹介しました。

次回は福井の誇るグルメを紹介したいと思います。

 

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