ゆずた散歩

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【福井】福井名物・ソースカツ丼と越前おろしそばを食べ尽くす【福井県】

 

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この記事の続きになります。

 

今回は福井名物グルメを一挙紹介。

福井が誇るヨーロッパ軒のソースカツ丼と越前おろしそばを紹介します。

地元民(私)が選ぶ特にオススメのお店を選びました。

福井名物・ヨーロッパ軒のソースカツ丼を食べ尽くす

福井名物・ソースカツ丼

その中でも福井のソースカツ丼といえば「ヨーロッパ軒」。

地元民が「パ軒」と呼び愛して止まないヨーロッパ軒の中でも選りすぐりの店を紹介します。

総本店

まずは福井駅から少し歩いた福井の繁華街・片町にあるヨーロッパ軒の「総本店」を紹介。

角地に建っているこのレトロな建物が総本店。

ヨーロッパ軒はソースカツ丼の元祖であり、この総本店が発祥の店だ。

店内に入ると壁には著名人のサインがたくさん貼ってある。

前回も出てきていた「千歳くんはラムネ瓶のなか」のポスターも貼ってあった。

作品内でも登場しているようだ。

おすすめは1階ではなく2階なので階段を登って2階へ。

ようこそのパネルも味があってとても良い。

昔の写真なども貼られている。

こちらが2階の飲食スペース。

どこか懐かしい感じの雰囲気がとても良い。

こんなに誰も居ないタイミングはとても珍しいと思う。

メニューも昔から使われている感じでいい。

注文してしばらくすると着丼。

この柄のどんぶりを見るだけでテンションが上がる。

見よ、これが福井の誇るソースカツ丼だ。

丼には白米が盛られており、その上にソースをくぐらせたカツが鎮座するだけのシンプルさ。

他県のようなキャベツなどは一切ない。

カツはきめ細やかな特製パン粉をまぶした肉をラードでカラッと揚げ、ウスターソースベースの秘伝のタレにくぐらせている。

他のソースカツ丼はとんかつソースでこってりと重い印象があるが、ヨーロッパ軒はあっさりしていてそんなことはまったくない。

サラッとした独特の歯ざわりのカツと、サッパリとして酸味と甘みが絶妙なソースがベストマッチしている。

なかなか総本店には行かないのだが、やはり食べてみると納得の旨さである。

ちなみに休日の昼時はこのような行列になっているので注意。

昼から夜まで通し営業なので、15時くらいに行くのがオススメ。

ここからは暖簾分けされたパ軒のオススメ店舗を紹介していく。

木田分店

まずは福井駅から南へ2kmほどの場所にある「木田分店」から。

総本店とはまた違った味のある外観。

パ軒はこのように外観も様々なので、それも楽しめる。

店内はこのような感じのいい感じの洋食屋感。

トリオ丼の単品を注文。

単品と定食の違いはサラダと味噌汁が付いてくるかで、沢庵は単品でも付いてくる。

通常のカツだけでなく、ミンチカツ、エビカツも楽しめる丼だ。

丼の左に鎮座しているのがミンチカツで、地元民は「パリ」と呼びパリだけの丼を「パリ丼」という。

おそらくヨーロッパからのパリでそのような呼び方なのだろう。

パ軒はカツ丼と並んでパリ丼も人気で、人気を二分している。

自分はどちらも選べないので大体毎回両方を味わえる丼を選択している。

木田分店の特徴はこのパリで、丸々として大きくまるでハンバーグのよう。

箸で切れる柔らかさで、ギュッと押すと肉汁がジュワ~っと溢れる。

他の店舗とは違ってスパイシーで、にんにくやクミンが入っているのだろうか?ノーマルなパリとは一風変わった感じなのだがめちゃくちゃ美味い。

ここのパリをオススメしたいのだが、初めて食べる方は他店舗のものを食べてから、ここで改めてパリの違いを感じて食べてみるのが良いかも。

テイクアウトできるパ軒も多く、木田分店でもテイクアウトすることができる。

家に帰って夜食でこれを食べられるのが最高すぎる。

大宮分店

次に紹介するのは、福井駅から車で10分ほどの場所にある「大宮分店」。

相変わらず外観も店内も素敵だ。

この店の特徴的は、他の店には無いメニューだ。

注文したのはキング定食で、なんと丼が2つという定食だ。

左はヒレカツ丼で、右は若鶏丼。

まずはヒレカツ丼から。

通常のカツ丼より脂身が少なくさらにアッサリしている。

それなのに肉はカスカスではなく、しっとりやわらかい。

きめ細かいパン粉の独特な歯ざわりが、通常のカツ丼よりダイレクトに感じられる。

ちなみに福井県民はソースカツ丼のことをソースカツ丼とは言わずに「カツ丼」と呼ぶ。

なぜならソースカツ丼が通常のカツ丼だからだ。

卵とじのカツ丼のことは「和風カツ丼」や「卵カツ丼」と呼ばれる。

それでは若鶏丼も。

柔らかくジューシーな若鶏に、照り焼き風の甘辛いタレがよく絡んでおりとても美味しく、ネギも合う。

カツ丼じゃないじゃんと言われればそれまでだが、とても美味しかった。

三郎丸分店

こちらも福井駅から車で10分ほどの場所にある「三郎丸分店」。

これまで紹介してきたパ軒とは違う、通常の家のような外観が特徴。

店内も洋食屋さん感が全くない。

靴を脱いで座敷に上がり、座布団に座って食べる和式スタイルだ。

こちらのオススメはカツ丼。

単品でも味噌汁がついてきた。

座布団のように積み重なるカツが美しい。

他店よりカツがしっとりしているのが分かるだろうか。

絶妙な甘みのソースがたっぷりとカツに絡みついており、ご飯との相性が抜群。

さらに追いソースしてくださいと言わんばかりに、ソースも一緒についていた。

よく壁を見てみると気になるものを見つけた。

なんと鯖江名物である「ボルガライス」やおろしそばもメニューにあるらしい。

ということで後日ボルガライスを求めて再訪問。

う~ん美味そうだ。

カツ丼とは違った厚めのカツで、デミグラスソースともよく合う。

そして卵がフワッフワでとろけてとても美味しい。

何回かボルガライスの専門店でボルガライスを食べたことがあるが、間違いなく今までで一番美味しいボルガライスだった。

せっかくなのでおろしそばもセットにしてみた。

小盛りの食べやすいサイズではあるが、しっかりとした歯ごたえで、後から紹介する蕎麦にも負けないレベルの美味しさだった。

やしろ支店

お次は福井駅から車で15分ほど、足羽山公園の西にある「やしろ支店」。

三角屋根が可愛いシンプルな外観。

店内はこんな感じ。

植物園の敷地などにあるカフェのような雰囲気だ。

このお店でオススメしたいのがエビカツ。

エビカツはカツやパリと同じ衣やソースを使っているのだが、時々無性に食べたくなる。

エビフライのようにエビをまるっとそのまま使うのではなく、開いて平べったくして使用している。

やしろ支店のエビカツは、見ただけで分かると思うがとても大きい。

中のエビの身もプリップリで、サクッとした衣もとても美味しい。

カツもパリもレベルが高く、誰にでもオススメできるパ軒の一つだ。

みゆき分店

最後に紹介するのは、福井駅から約1.5kmと徒歩でもアクセスできる「みゆき分店」。

駐車場もきちんと整備されているので、もちろん車で来ても大丈夫だ。

店内はこんな感じで結構広く、赤ちゃん用の椅子も用意されている。

お茶がヤカンに入って出てくるのも良いんだよな。

注文したのはトリオ丼セット。

追いソースにからしも付いてくるのがポイント。

もう気づいているかと思うが、割り箸の袋もそれぞれの店舗でデザインがあって面白い。

見てくださいこの美しい丼。

カツ、パリ、エビの配置のバランスが黄金比となっており見た目にも美しい。

実はこのみゆき分店、自分の一番のお気に入りの店舗だ。

良い歯ざわりでサクッとしているカラッと揚がったカツ、大判で粗目の玉ねぎがタップリ入った肉汁溢れるパリ、そのカツにもパリにも負けない存在感を示すエビ。

何度食べても飽きることがない、全店舗の中で一番バランスがとれた丼だと思う。

ちなみにどんぶりの蓋はこのように受け皿として使用する。

こうするとそれぞれのカツの大きさがよく分かる。

この受け皿でソースをたっぷり付け、ご飯に戻して食べるのも大好き。

福井名物・越前おろしそばを食べ尽くす

ここからはもう一つの名物である「越前おろしそば」のオススメ店舗を紹介。

やっこ

まずは福井駅の東口から歩いて10分ほどの場所にある「やっこ」さん。

店内は広く、木の柱や木のテーブル、温かい色の光でぬくもりが感じられる。

注文したのは越前おろしそばのカツ丼セット。

この店は蕎麦だけでなくカツ丼の味も一級品なのだ。

越前おろしそばの特徴は、そばつゆを蕎麦の上に直接かけて食べるぶっかけ方式なところ。

そばつゆの中には大根おろしがたっぷりと入っており、大根を薬味ではなく出汁として使用しており食感がとても良い。

麺は蕎麦殻も一緒に挽いているため黒っぽく、香りも良い。

つなぎは小麦粉ではなく強力粉を使用し、太めの麺のため歯ごたえも抜群で、蕎麦界のさぬきうどんと言ったところか。

この店は特に太めの麺で、越前おろしそばの特徴を存分に味わえる。

そしてこのカツ丼も専門店に負けない美味しさなのだ。

蕎麦メインのセットなのでミニサイズではあるが、しっかりとしたカツが2枚乗っている。

特にタレが美味しく、甘みが強くて新潟のタレカツ丼にも似た雰囲気。

子供から大人まで大好きな味だ。

期間限定メニューのきのこと海老天のかき揚げも注文。

サックサクで塩で頂くのがとても美味しかった。

あみだそば 福の井

次の店は福井駅前の商業施設「ハピリン」の中にある「あみだそば 福の井」さん。

イチオシメニューはおろし蕎麦三昧。

福井県産特上そば粉を使用した十割蕎麦を三種のだし(おろし、わさび、とろろ)で楽しめる。

十割蕎麦の香りが良く、それぞれの出汁もとても美味しい。

もう一つオススメなのが「焼サバおろしそば」。

焼き鯖も福井の有名なグルメで、名物どうしがタッグした形。

長浜の鯖そうめんを食べたときもそうだったが、最初は本当に合うのか不安だったが、これが不思議とよく合う。

焼き鯖のパリッとした皮の食感と肉厚な身もとても美味しかった。

毘沙門

次に紹介するのは、永平寺町えちぜん鉄道松岡駅すぐの場所にある「毘沙門」さん。

外観からは想像できないほど渋い店内が素晴らしい。

メニューは蕎麦のみという潔さ。

ちなみに福井では冬でも冷たいおろしそばを食べる。

こちらが毘沙門のおろしそば。

大根おろしと鰹節はおろしたて削りたてで食感が抜群。

大根おろしは辛めなのだが、そこがまた美味しい。

この不揃いの太さの蕎麦も手打ち感があってとても良い。

食べ終わると蕎麦湯が出てくる。

この蕎麦湯も、とろみがあってそばつゆともよく合いとても美味しい。

そしてデザートとして福井名物の「水羊羹」が出てくる。

これがまた熱いお茶にピッタリで最高だった。

けんぞう蕎麦

もう一箇所永平寺町蕎麦屋を紹介。

県内でも有数の人気店「けんぞう蕎麦」さん。

オープン時から行列ができる店なのだが、このときは運良く客が少ない状態だった。

店内はとても広く、座敷なのでとてもくつろげる。

蕎麦はざるに盛られて出てきて、薬味も自分で好きにトッピングして食べる方式。

出汁をすくうお玉が亀みたいでカッコいい。

蕎麦は食べやすく小分けになっており、配合を変えながら楽しめる。

そば粉は福井県産と北海道産のものをブレンドしているらしい。

けんぞう蕎麦さんの蕎麦の大きな特徴は大根おろしで、辛味が強くワサビのように鼻にツンと来る。

辛味が少ない大根おろしもあるので、苦手な方はそちらを選択しよう。

きょうや

次に紹介するのは「きょうや」さん。

福井駅からは少し離れた、福井ICの近くにあるお店だ。

店内は広くて席数も多いが、人気店なので昼時には待ちも発生する。

個室のように仕切られているので、ゆったりと食事ができる点もポイント。

もちろん一人で訪問しても大丈夫だ。

今回はご飯物も注文してみた。

こちらは「もみわかめご飯」。

このもみわかめも福井県名物であり、東尋坊でとれたわかめを天日干しして食べやすい大きさにしたもの。

調味料などはなにも入ってなく、素晴らしい磯の香りが楽しめる。

おろし天ぷらそばが到着。

天ぷらと蕎麦もそうだが、器も凝っており見た目にも美味しい。

天ぷらはエビ、イカ、キスと野菜五種と豪華。

衣がサクサクで、特にエビが身もプリッとしておりとても美味しかった。

おろしそばは2種類から選べ、大根の搾り汁に生醤油を合わせた辛めのつけそばタイプものと、鰹だしに2種類のかえしを合わせたぶっかけタイプのもの。

今回はぶっかけのものを選択した。

鰹のだしがものすごく美味しく、食べた後の蕎麦湯も抜群だった。

今庄そば

最後に紹介するのは、福井駅構内にある「今庄そば」。

福井駅に来たことがある人なら一度は目にしたことがあるだろう。

様々な駅のホームにあるような立ち食い形式だが、とても広く窮屈感がない。

この時は店内に誰も居なかったが、電車の到着や発車時刻に近くなるとお客さんもたくさん入る。

メニューは意外と豊富で、それぞれそばとうどん、冷たいものか温かいものかを選択できる。

こちらは天ぷらそば。

450円という安さ(かけそばなら350円)と、1分も経たないうちに提供されるそのスピードが魅力的。

電車の発車までに10分もあれば、楽に食べて乗車することができる。

蕎麦は他の店に比べると柔らかめだが、駅そばとしては十分なものではないだろうか。

朝6時から営業しているので、出張に行くときは電車に乗る前についつい食べてしまう。

こちらは梅昆布うどん。

梅のサッパリとした感じと、出汁でとろけたとろろがとても美味しい。

ニシンそばも人気なので今度食べてみたい。

 

以上、ヨーロッパ軒のソースカツ丼と越前おろしそばを紹介しました。

他にも紹介したいグルメがたくさんあったが、この2つだけで1記事できてしまった。

福井のソースカツ丼と越前おろしそばは他県とは全く違っていて、地元民贔屓もあるかもしれないが本当に美味しいので福井に食べに来てほしい。

 

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