ゆずた散歩

旅行した土地を撮影した写真をメインに綴っていきます。

【ストラスブール】フランス東の玄関口・ストラスブールを巡る(前編)【フランス】

フランスの東部、ドイツと国境を接する場所にある都市・ストラスブール

アルザス地方の山や川に囲まれた美しい景観と、二つの国の文化を融合させたような街並みが楽しめる素晴らしい場所だった。

ストラスブール中心部を巡る

ストラスブール

まずは中心駅であるストラスブール駅から。

その駅舎は初めて目にしたのになぜか既視感がある。

それはなぜか。

地元である福井県の恐竜博物館の、恐竜の卵型の形をした建物にそっくりの見た目だからだ。

公式サイトより引用

なぜこのようになっているか、駅の中に入ってみるとよくわかる。

昔の駅舎をドームですっぽりと覆っているのだ。

古い駅舎は1880年代に建てられた歴史的建造物らしく、とても趣のある建物だった。

朝の日の光で黄金色に輝いているのも綺麗。

youtu.be

駅のホームはこんな感じで、屋根がありアーケード街のようになっている。

ここからパリ方面やドイツ方面への列車が出ている。

駅前には芝生広場が広がっており気持ちいい。

フランスの中でも指折りの都市なのに駅前がこんなに開放的なのが素晴らしい。

ちなみにストラスブールは、ゲーム(アニメ)の「WHITE ALBUM2」の聖地にもなっており、昔から一度は訪れたかったのだ。

ストラスブール駅の入口もこのように重要なカット絵として登場している。

主人公とヒロインが異国の地で再会する場面だ。

WA2キャプチャ画面

ちゃんとドームに覆われた駅舎も描かれていた。

この後もちょくちょく聖地巡礼ネタを挟むのでお付き合いください。

WA2キャプチャ画面
ヴォーバン・ダム

まず最初に向かったのは、ストラスブール駅から歩いて10分ほどの場所にある「ヴォーバン・ダム」。

フランスとドイツの国境近くを流れるイル川の水流を調節する重要な建造物。

建物の中に入ることができ、中はこのようにトンネルのようになっている。

歴史的建造物でもあり、内部の雰囲気もとても良い。

中を進んでいくと階段があり、屋上に登ることができる。

屋上は展望デッキとなっており、高さは低いがストラスブールの街並みを一望できる。

目の前に見えているのは「ポンクヴェール橋」で、三角屋根の監視塔もかわいい。

ラ・プティット・フランス

そのポンクヴェール橋が架かっている付近のエリアは「ラ・プティット・フランス」と呼ばれている。

この写真を見ただけで分かると思うが、童話の世界に出てきそうな雰囲気の場所だ。

アルザス地方特有の木組み建築の建物が美しい。

これでもう少し天気が良ければな~。

他の方向からの景色も。

カラフルな建物が多く、こちらの景色もとても良い。

夜に来れば室内の電気や電灯が灯っており、昼とはまた違った雰囲気で、この景色もとても良かった。

ちなみにこの景色は、WA2のPS3移植版のパッケージのモデルになっている。

雪が降れば完璧だったのだが、さすがに降らなかった(それでも2月下旬だったので寒かった)。

PS3版パッケージ画像

Cave Historique des Hospices de Strasbourg

次に紹介するのは、ラ・プティット・フランスから歩いて15分ほどの場所にある「Cave Historique des Hospices de Strasbourg」。

立派な建物で、これは何の施設なのかというと実は病院である。

なぜ病院に来たのかというのは、中に入ると分かる。

階段を降りて地下の入口から中へ。

なんと病院の地下がワインセラーになっているのである。

中は自由に見学でき、オーディオガイドも用意されている。

日本語にも対応していたので借りてみた。

それでは見学スタート。

まずは廃線跡のようなトンネルを通り抜ける。

トンネルを抜けるとそこには大量のワイン樽が並んでいる。

病院の地下とは思えない風景だ。

youtu.be

樽には彫刻が施されているものもあった。

特にこの樽がとてもカッコよかった。

ワイン樽がズラッと並んでいる中に、鉄格子の物体を発見。

中を覗いてみると瓶があった。

その瓶には「1472」と書いてあったので、500年以上前に作られたワインなのだろうか。

琥珀色でとても綺麗だった。

一番奥にはワインの製造に使っていた道具なども展示されていた。

この病院のワインセラーは無料(オーディオガイドは3€ほど)で楽しめるので、時間があったら立ち寄ってみると面白いと思う。

アルザス博物館

次に向かったのは、ワインセラーから歩いて5分ほどのイル川沿いにある「アルザス博物館」。

外観は分かりづらいので、これを目印にすると良い。

中に入ってみると、なんだか博物館とは思えないような感じがとても良かった。

アルザス地方の伝統的な家の様子が再現されている。

これはタンスだろうか。

細かい装飾がとても綺麗で、アルザスっぽい。

器もなかなか味があった。

こちらは中庭。

伝統的な建物に囲まれた中にあって、吹き抜けのようになっている。

アルザス博物館は外から見ただけではすごいコンパクトだと思ったが、両隣の建物もアルザス博物館だったらしい。

こちらは年代別のアルザス地方の女性の衣装。

ヨーロッパが舞台の童話でよく見るようなデザインだ。

こちらは食卓の様子。

この陶器の物体は何に使われていたのだろうか。

とにかく絵柄が繊細で色も美しい。

このステンドグラスもとても綺麗だった。

ストラスブール市立歴史博物館

最後はイル川を挟んで向かいにある「ストラスブール市立歴史博物館」へ。

この博物館では、ストラスブールの街の歴史を詳しく知ることができる。

館内はかなり広く、しっかり展示を見て回ると半日くらいかかりそう。

ストラスブールは国境の町ということで昔から争いが多く、戦争関連の展示が多かった。

上の写真は馬に着せる鎧で、下は人の鎧。

実際に着用できる鎧もあったので被ってみた。

ボウガンなど武器の展示も多い。

その他の展示も紹介。

カッコいいステンドグラス。

大きな石の柱は彫刻がすごい。

こちらは焼き物の展示。

実際に触って確かめられるコーナーもあった。

絵画も展示されていた。

この絵画は顔が全部野菜や果物になっていて面白かった。

コインなどもたくさん展示されている。

こちらはミニチュアの家の模型。

細部まで繊細に作られている。

さらに奥に進むと大砲などが展示されていた。

銃も展示されている。

日本の火縄銃より西洋風な装飾がカッコいい。

さらに近代になると鎧などの装飾も凝って綺羅びやかになっている。

銀と赤の配色がカッコよかった。

 

以上、今回はストラスブールの博物館などを中心に紹介しました。

後編ではアルザス地方のグルメなども紹介できればと思います。

 

続きはこちら。

yuzuta-sanpo.com

 

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