田沢湖や角館などの名スポットや、極上の温泉を楽しみました。
田沢湖・角館周辺を巡る
田沢湖駅
秋田(ミニ)新幹線がほとんど停車する駅となっており、駅舎はなかなか大きく観光案内所も併設されている。
駅構内には仙北市の地形モデルが展示されていた。
こういうのを見て各スポットの位置関係を見るのが好き。
秋田県名物である「なまはげ」のお面が置いてあり、これを装着して記念撮影もできる。
温泉むすめパネルも設置されている。
こちらは乳頭温泉郷の温泉むすめの「乳頭和」。
田沢湖
田沢湖駅から車で10分ほどの場所にあるのが、秋田県を代表する湖である「田沢湖」。
最大深度は423.4mであり、真冬でも湖面が凍結しない。
こちらの金ピカの像は、田沢湖のシンボルである「たつこ像」。
青い空と湖に金色がとても映える。
モデルとなった「たつこ(辰子)」には悲しい伝説が残っているので、気になった方はWikipediaなどで調べてみてほしい。
角館
次に紹介するのは田沢湖から車で30分ほどの、大仙市との市境付近にある「角館(かくのだて)」。
この紹介にもあるように、「江戸時代の面影を残す武家屋敷のまち」となっており、中心部はその景観から「みちのくの小京都」と呼ばれている。
また、桜の名所としても有名であり、GW頃には美しい桜を楽しむことができる。
それでは角館の中心部へ。
武家屋敷の街並みと桜のコラボレーションがとても美しい。
堤防沿いにもずっと桜並木が伸びている。
素晴らしい風景だったが、天気がいまいちだったのでまたいつかチャレンジしたい。
極上温泉を巡る
ここからは仙北市にある温泉を紹介していく。
これは田沢湖駅で買った湯巡り手形。
風呂桶の形になっていてかわいい。
側面には温泉むすめの焼き印が入っている。
桶の底には田沢湖と水深日本一の焼印も入っている。
裏側にはシールが3枚貼られており、一つの入浴施設に1枚シールを使用して湯巡りできる。
3枚で1500円と結構お得なので、湯めぐりの際にはぜひ買っておこう。
田沢湖高原温泉郷
まずは田沢湖から車で10分ほどの場所にある「田沢湖高原温泉郷」エリアを紹介。
青荷山荘
宿泊したのはこちらの「青荷山荘」さん。
部屋には「さなづら」という秋田銘菓のお茶菓子が置いてあった。
開けてみるとビックリ、クリアレッドの板状のお菓子。
濃厚なぶどうジュースをゼリー状に固めたもので、ねっとりしててとても美味しい。
宿のお風呂自体は小さかったが、隣接の宿の大浴場を無料で使用できる。
青みがかった乳白色の湯がとてもいい感じだった。
お待ちかねの夕食。
部屋食はやっぱり最高だ。
メインは豚しゃぶ。
「虹の豚」という田沢湖高原で育てられた豚らしく、ヘルシーでとても美味しかった。
地酒の飲み比べも美味しかった。
朝食は大広間での食事だったが、この朝食もとても美味しかった。
品数も豊富で朝から何度もご飯をおかわりしてしまった。
ジンギスカン食堂
こちらは民宿なのだが、昼間は「ジンギスカン食堂」として営業している。
店内はこんな感じ。
レトロ感がたまらなく、いい店であることを確信。
食堂の名前にもなっているジンギスカンの定食を注文。
卓上コンロとジンギスカン鍋、麦茶がまた良い。
ジンギスカンと野菜はこれで1人分なのか?というようなボリューム。
肉質もよく、タレがまためちゃくちゃ美味しい。
ご飯がおかわり無料なのもとても良かったので、また近くに来たときは利用したい。
乳頭温泉郷
次に紹介するのは、田沢湖高原温泉郷からさらに奥のほうにある「乳頭温泉郷」。
景色に秘湯感が出てきて、この看板から先が乳頭温泉郷となる。
黒湯温泉
まずは乳頭温泉郷にある温泉の一つで、一番奥にある「黒湯温泉」へ。
標高850mに位置しており、GWでも雪が結構残っていた。
秘湯感たっぷりの景色がとてもいい。
川ではラムネが冷やされていた。
湯上がりに飲むと確実に最高だろう。
浴場はこんな感じ。
写真を見ただけでわかると思うが、もちろん最高である。
木々や鳥の自然の音と素晴らしい景色、そして青白い極上の湯にいつまでも浸かっていられる。
休暇村 乳頭温泉郷
次に紹介するのは、乳頭温泉郷のちょうど真ん中あたりにある「休暇村 乳頭温泉郷」。
乳頭温泉郷の中では一番新しい施設だ。
年末に行ったのでとても長い氷柱ができていた。
入館して早速大浴場へ。
身体を洗い、内風呂で温まったあとにお待ちかねの露天風呂へ。
外に出た瞬間、目の前にはブナ林が広がっていた。
この景色と夕焼けを楽しみながら、極寒の中で入る露天風呂は最高だった。
ちなみにおみやげコーナーには、温泉むすめの乳頭和のパネルがある。
田沢湖駅にあったものとは違って、こちらはサイン入りだ。
冬の乳頭温泉郷は積雪も多く道路もツルツルなので、運転には十分注意しよう。
特に対向車が来たときには注意。
鶴の湯
乳頭温泉郷で最後に紹介するのは、乳頭温泉郷の中で最も古い歴史を持つ「鶴の湯」。
秋田藩主の湯治場だった由緒ある温泉であり、今なお警護の武士が詰めた茅葺き屋根の長屋「本陣」が残っている。
温泉街の雰囲気が抜群だ。
それではレッツ・入浴。
温泉の建屋もとても味がある。
まずは建屋内の内風呂を楽しむ。
こちらは黒湯で、熱めの湯なので冷たい水を浴びながら交互に入浴するのがとても気持ちいい。
同じ建屋内にもう一つあるのが白湯。
こちらは黒湯より少し広くてぬるめで、ゆっくり入るのが気持ちいい。
どちらの湯も白く見えるが、泉質が異なっているので入った感覚も全くの別物。
最後は露天風呂へ。
とても広くて開放感があり気持ちいい、ちなみに混浴である。
湯は白湯と同じ泉質であり、場所によって温度が違うので、場所を変えながら自分好みの温度で楽しめる。
最高の湯でポカポカになった後は売店へ。
やはりこの水で冷やされている飲料の絵は良いねえ。
店内に入るとここにも温泉むすめパネルがあった。
乳頭温泉郷は温泉むすめファンにもありがたい場所だ。
飾り気のないシンプルなデザインが良い。
濃厚なバニラ味でめちゃくちゃ美味しい。
温泉で火照った身体に冷たいアイスがジワ~ッと染み込む。
鶴の湯は入場料を払えば、内湯も露天風呂も両方楽しめるのも良い。
冬はこんな感じになるみたいなので、また冬にも行ってみたい。
玉川温泉
玉川ダム
まずは玉川温泉に向かう途中にあった「玉川ダム」を紹介。
高さ100.0メートルの大きな重力式コンクリートダムだ。
ダムカード型の撮影スポットもあった。
こちらは敷地内にある「カリヨンの鐘」。
展望台としても使用できる。
このカリヨンの鐘は手動で鳴らすことができる。
あまりにも良い音だったので動画を撮ってみた。
管理所でダムカードをGET。
ちょうど玉川ダム30周年だったらしく、記念のダムカードをもらうことができた。
管理書の横には「玉川ダム資料室」がある。
この資料室では、玉川ダムのことや周辺の自然や生き物のことが学べる。
ダムの水の流れを見ることができるリアルな模型もあった。
無料で楽しめるので、近くに来たら立ち寄ってみるのがおすすめだ。
新玉川温泉
玉川ダムからさらに北へ車で30分ほど走った場所にあるのが「新玉川温泉」。
玉川温泉は冬季休業になるのだが、新玉川温泉は通年営業している。
湯は玉川温泉のものをそのまま引っ張ってきている。
毎週金・土・日曜日には入浴方法の説明会が開催されている。
この時は平日だったので受講することが出来なかったが、温泉好きとしてはぜひとも一度参加してみたい。
大浴場は、玉川温泉と同じ設備が一通り揃っている。
違うのは新玉川温泉には露天風呂があるというところくらいか。
設備も館内も新しく綺麗なので、ファミリー層や女性には新玉川温泉のほうがおすすめかもしれない。
あと、新玉川温泉には温泉むすめの「玉川百合亜」のパネルが設置されている。
サイン入りで、別バージョンのものも一緒だった。
玉川温泉
最後は「玉川温泉」へ。
「1ヶ所からの湧出量」と「強酸性の温泉水」で日本一の温泉だ。
山奥なのに施設がとても大きくて驚いた。
立派な売店もある。
こちらは玉川温泉内にある自然研究路。
いや~雰囲気がすごく良い。
自然研究路を歩いていると看板があちこちにあり、危険地域について書いてあった。
たしかに玉川温泉に着いた時点で温泉の匂いがすごかった。
こちらの石は台湾にある「北投温泉」との提携記念の石碑。
この辺でだいぶ空が暗くなってきたので散策はまた明日にすることに。
玉川温泉のお部屋はこちら。
テレビもなく、温泉と真剣に向き合ってくれという思いが伝わる。
テーブルにはお茶菓子と入浴のしおりが置いてあった。
入浴方法についてしっかり学び、お茶菓子を食べていざ入浴へ。
大浴場はとても広く、すべて木製で木の温もりをとても感じる。
浴槽もたくさんあり、バラエティ豊富でとても楽しい。
蒸気湯はサウナのような感じだが、玉川温泉の酸性の蒸気で目がレモンで目薬をされたようにすごく痛かった。
箱蒸湯は一人用サウナのようなもの。
こちらは頭だけ外に出せるので目も痛くなく快適だった。
飲泉コーナーもある。
そのままでは酸性が強すぎて飲めたものではないので、水道水で十分に薄めて飲んでくださいと書いてあるが、それでもレモン汁のような酸っぱさだった。
飲泉後は歯の保護のため水道水でうがいをしてくださいと書いてあり、どれだけ強烈な温泉なんだよ...と思った。
こちらはぬる湯とあつ湯。
源泉50%だが、それでも肌にピリピリとくる。
水シャワーと合わせて交互浴するのがとても気持ちいい。
身体が慣れてきたところで入るのは源泉100%の湯。
この日本一の強酸性の湯は、なんとpH1.2。
これまでの湯とはまるで違う、なんだか身体が包まれているような不思議な感覚だった。
玉川温泉に湯治しに来る人が多い理由がとてもよくわかった。
最高の温泉と戦った後は夕食へ。
夕食はバイキング形式だったが、料理が豊富で色々なものを食べることが出来てよかった。
地酒の飲み比べも美味しい。
〆はしょっつる出汁のお茶漬け。
どの料理も美味しかったが、このお茶漬けが一番美味しかったかもしれない。
食後にもう一度入浴し就寝。
朝は気持ちよく起床して朝食へ。
朝食も品数豊富なビュッフェで、やっぱり朝カレーは最高だ。
デザートはお隣岩手県名産の岩泉ヨーグルト。
このヨーグルトがモッチモチで、まるでモッツァレラチーズのような食感でものすごく美味しかった。
最後にまた入浴してチェックアウト。
自然研究路にはたくさんの人が寝転んでいた。
これは何をしているのかというと、天然の岩盤浴である。
地面がポカポカしてとても気持ちいい。
こちらは「大噴」と呼ばれる場所で、98℃の源泉が毎分8400リットル湧き出している。
この温泉水は「塩酸」を主成分としており、玉川温泉の源だ。
奥の方に進んでも、いろんな場所でみんな寝転がっている。
あらゆる所に硫黄があり、そこからすごい勢いで蒸気が噴出している。
テントも用意されており、この中で天然岩盤浴を楽しむこともできる。
自分も場所を見つけてマットを敷いて寝転がってみた。
ポカポカでものすごく気持ちよく、気を抜いたらそのまま眠ってしまいそうだった。
以上、今回は仙北市の温泉を中心に紹介しました。
秋田県の内陸部は本当に極上温泉の宝庫なので、温泉好きの人は是非行ってほしい。
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