この記事の続きになります。
前編では盛岡の中心部を歩いて散策しました。
後編ではちょっと足を伸ばし郊外スポットも紹介。
美味しい盛岡グルメも満喫しました。
盛岡とその周辺の観光スポットを巡る
報恩寺
まずは盛岡駅から約3kmほどの位置にある「報恩寺」を紹介。
入口からもう素晴らしい雰囲気だ。
この門も存在感があり、彫刻も凝っていて素晴らしい。
左右に立つ仁王像もとても立派だ。
鐘楼もとても立派。
それではお寺の中へ入っていこう。
本堂は一般的なお寺なのだが、渡り廊下には様々なものが展示されていた。
ものすごく大きく背が高い銅像もある。
「横川省三」という人の銅像で、盛岡出身の新聞記者でありスパイでもあったらしい。
ロシア軍に捕縛されて処刑されたとのこと。
蔵のような通路を進んだ先に、報恩寺で一番の見所スポットがある。
それがこの羅漢堂の「五百羅漢」。
全体に羅漢像が配置されている圧巻の光景。
すべての羅漢像が木彫りで漆塗りであり、これだけの数が残っているのは全国的にも珍しく、盛岡市の文化財になっている。
一つ一つの像が表情もポーズも違って面白い。
羅漢堂の天井に描かれている龍の絵も圧巻だった。
三ツ石神社(鬼の手形)
こちらは報恩寺から歩いて5分ほどの場所にある「三ツ石神社」。
敷地内には巨岩「三ツ石」がある。
写真に写っている鬼の顔出しパネルと比べると、どれくらい大きいかが分かるだろう。
この三ツ石について、こんな伝説が残されている。
昔、羅刹という鬼が悪事を働いていたが、三ツ石様に祈ると鬼は巨石に縛られ、去った。この伝説から「不来方」や「岩手」という名前が生まれ、盛岡の夏祭り「さんさ踊り」は鬼が去った喜びを表現しているとされる。
なんと盛岡の夏の風物詩「盛岡さんさ踊り」はこの場所からスタートするらしい。
この巨岩の奥の壁にあるのが鬼の手形。
たしかに人の手より大きかった。
岩山展望台
次に紹介するのは、盛岡駅から車で15分ほどの場所にある「岩山展望台」。
暗い山道を登った先に、白く発光しているUFOのような展望台がある。
螺旋階段を登っていき、展望台の一番上へ。
ちなみに上から階段を覗いてみると三角形になっていてカッコいい。
こちらが岩山展望台から眺められる盛岡の夜景。
盛岡の市街地はもちろん、岩手山や八幡平などまで一望できる。
「日本夜景遺産」や「夜景100選」に選定されている素晴らしい夜景だ。
こちらがズームで撮影した写真。
やっぱり盛岡の中心部は明るくてビルも多く、すごい都会に感じた。
鶯宿温泉
こちらは雫石駅の駅舎で、すごく味わい深い外観の駅舎だった。
雫石駅からさらに10分ほど車で進んだ場所にあるのが「鶯宿(おうしゅく)温泉」。
「盛岡の奥座敷」とも呼ばれており、盛岡から30分でこの豊かな自然の中の温泉街に来れるのが素晴らしい。
10月下旬に訪れるとちょうど紅葉真っ盛りの時期だったらしく、滝と紅葉のコラボレーションも見事だった。
鶯宿温泉で日帰り入浴に立ち寄ったのは「ホテル偕楽苑」さん。
昭和な感じの看板に惹かれた。
入ってみるとなかなか立派な旅館であり、老舗な感じのいい雰囲気だった。
泉質に関しては特筆すべき点はなかったが、石造りの露天風呂が気持ちよく、サウナがあるのも良かった。
雪景色の鶯宿温泉もとても良さそうなので、次は冬にも来てみたい。
盛岡グルメを満喫する
ここからは盛岡で味わったグルメを紹介。
福田パン 長田町本店
まずは盛岡のパンと言えばここ「福田パン」さん。
コッペパン専門のお店であり、店内にはメニューがびっしりあって、中に詰める具を選択できる。
どれも美味しそうなので迷ったが、黒板に書いてあった「オリジナル野菜サンド」を注文してみた。
一つでいいかなと思ったが、期間限定の響きに負けて「やみつきマンゴーホイップ」も購入した。
手がすっぽり覆われるくらいの大きさで、かなり大きい。
オリジナル野菜サンドから食べてみたが、まずコッペパンのフワフワさに驚いた。
学生時代に出てきたコッペパンとはまるで別物だ。
具のサラダはシャキシャキフレッシュで、からしマヨネーズがよく効いておりとても美味しい。
こちらはやみつきマンゴーホイップで、フワフワのコッペパンにフワフワの生クリーム、なめらかなマンゴーの組み合わせがたまらない。
かなりお腹いっぱいになったがこっちも買ってよかった。
もつ焼きホームラン
次に紹介するのは、盛岡の繁華街・大通の入口にあった「もつ焼きホームラン」さん。
この名前と外観に惹かれて即入店した。
店内も賑やかな雰囲気で良い感じ。
レモンサワーを注文したら、自分で作れるタイプのものだった。
自分でレモン絞れるのがいいね~。
これは「ホームラン煮込み」。
よく煮込まれた濃厚なもつ煮込みであり、味が濃くお酒がどんどん進む。
紅ショウガがいいアクセントになっていてとても美味い。
こちらが店の名物でもある「もつ焼き盛り合わせ」。
様々な部位をタレと塩で楽しめる。
レバーなども臭みがなく新鮮でとても美味しかった。
盛楼閣
ここからは盛岡を代表する麺「盛岡冷麺」のお店を紹介。
まずは盛岡駅前にある「盛楼閣」さん。
注文したのは並定食で、カルビはもちろん絶品なのだが、このロールケーキ状になっているキムチもとても美味しかった。
締めに盛岡冷麺。
盛楼閣の冷麺は辛みを別皿にして自分で調整しながら食べれるのが良い。
まずは何も入れずにスープを飲んでみたが、冷たい牛骨スープが美味すぎる。
もっちりとした麺もとても美味しかった。
ぴょんぴょん舎 盛岡駅前店
こちらも盛岡駅からすぐの場所にあり良アクセス。
中はとても広く、ビアホールのようになっているので、人気店なのだが待つこともなく入店できた。
こちらでも最初は焼肉。
自分の中では冷麺がメインだと思っているので、焼肉が前菜みたいな感じになってしまうのが面白い。
こちらがぴょんぴょん舎の盛岡冷麺で、ザ・盛岡冷麺という素晴らしい見た目だ。
ぴょんぴょん舎最大の特徴はこの麺。
いい意味で輪ゴムを食べてるのかと思うくらいのすごいコシだ。
あとやっぱりこちらもスープが絶品だった。
白龍 本店
最後に紹介するのは、盛岡城跡公園近くにある「白龍」さん。
年季の入った店構えが素晴らしい。
店内の雰囲気も良すぎる。
狭い店内にギュウギュウに設置されたテーブルとカウンター席、著名人のサインや額縁などいろいろなものが貼り付けられている壁も良い。
このお店で食べられるのが、「盛岡三大麺」の一つである「盛岡じゃじゃ麺」。
見た目はシンプルながらとてもインパクトがある。
もともと「炒めみそうどん」という意味で、中国の東北部を参考にして作られた料理であり、ここ白龍が盛岡じゃじゃ麵の元祖らしい。
平たいうどんに味噌とニンニク、酢、ラー油を混ぜて食べると、とてもジャンキーな味わいで美味しい。
麺を少し残した状態で、卓上の生卵を入れかき混ぜて店員さんへ渡す。
そうすると麺の茹で汁を投入してもらえ、「ちいたんたん」という卵スープが出来上がる。
これを塩コショウや味噌で味をととのえ、蕎麦屋の蕎麦湯のような感じで締める。
他の盛岡三大麺であるわんこそばや盛岡冷麺と違ってマイナーかもしれないが、料理も店の雰囲気もとても良かったのでオススメだ。
以上、盛岡を巡る・後編でした。
観光もグルメも満喫できましたが、まだ行けていない場所も食べたいものもあるので絶対にまた来たいです。
前編はこちら。
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