ゆずた散歩

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【大田】世界遺産も楽しめる魅力あふれる都市・大田を巡る(後編)【島根県】

この記事の続きになります。

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前回に引き続き大田市を紹介。

今回は仁摩エリアと温泉津エリアを中心に紹介します。

大田、観光もグルメも楽しめる本当に良い都市だった。

仁摩エリアを巡る

まずは大田市西部にある仁摩(にま)エリアを紹介。

仁摩サンドミュージアム

仁摩エリアで行っておきたいのが「仁摩サンドミュージアム」。

大田市の中心部から車で約20分の場所にある。

三角形のピラミッドみたいな外観が特徴的だ。

仁摩にある海岸「琴ヶ浜」にある「鳴砂」をモチーフに造られた砂の博物館である。

ここで琴ヶ浜について少し紹介。

壇ノ浦の戦いに敗れてこの地に流れ着いた平家の姫「琴姫」は、村人に助けられたお礼に毎日琴を奏でていた。

琴姫の死後、砂浜が琴の音のように鳴くようになったことから琴ヶ浜と呼ばれるようになったらしい。

ガラス張りのピラミッドの中が館内なので、晴れてる日は青空が見えてとても気持ちいい。

天井をよく見てみるとなんと砂時計が真ん中に置かれている。

この砂時計は、1トンの砂が1年かけて落ちる「砂歴(すなごよみ)」という砂時計であり、なんと世界最大の砂時計となっている。

フロアに天井のものと同じものが展示されており、ギネス認定の盾もあった。

毎年12月31日の深夜に「時の祭典」が開かれ、天井にある巨大な砂時計を反転させているらしい。

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これは1年砂時計に使われる1日分の量の砂。

こうしてみるとかなりの量なのがよく分かる。

いろいろな種類の砂時計があり、砂が落ちていく様子を見るのがとても楽しい。

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こちらはテレビドラマにもなっている「砂時計」という作品のコーナー。

コミックや作者のサインなどが展示されている。

これは砂の洗浄機。

鳴らなくなった鳴砂をこの中に入れて洗浄すると、不純物が洗い流されてキュッキュと鳴くようになる。

ちなみにこれが鳴砂の音。

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こちらは世界各地の砂を紹介しているコーナー。

本当に色々な場所の砂があって、よく集めたな~と感心した。

自分の地元・敦賀気比の松原の砂もあったのが嬉しい。

こちらは「サンドピクチャー」で、ガラス板の間に入った水と空気、重さの異なる砂が自由に動き回ることで様々な絵が現れるアート。

まるで宇宙空間のような絵ができあがっていてとても綺麗だった。

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最後は「砂絵」に挑戦。

入場券に付いてきたこちらのイラストカードで砂絵を作ることができる。

絵柄は琴ヶ浜と琴姫。

様々な色の砂があって自分で配色を決めていく。

非常にセンスが問われるためとても緊張した。

イラストは線に沿ってシール面が剥がれるようになっており、そこに砂を散らして接着し砂絵を作っていく。

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出来上がった砂絵がこちら。

我ながらなかなか上手にできたのではないだろうか。

ちなみに仁摩のマンホールは、仁摩サンドミュージアム琴ヶ浜と琴姫のデザインとなっている。

温泉津エリアを巡る

最後は大田市の一番西にある温泉津(ゆのつ)エリアを紹介。

温泉津観光案内所 ゆう・ゆう館

温泉津エリアへは大田市の中心部から車で約30分。

まずは温泉津エリアの玄関口にある観光案内所「ゆう・ゆう館」へ。

中に入ると現れるのは、温泉津温泉の温泉むすめである「温泉津 佐間」。

パネルには声優さんのサインと一言も入っている。

温泉むすめのファン「ぽか旦那」からの差し入れなども展示されていた。

温泉津温泉街を巡る

それではお待ちかね、温泉津温泉を散策していこう。

温泉街に入った瞬間にタイムスリップしたような感覚になった。

それもそのはず、1300年以前には既に温泉津温泉の所在は知られていたようで、とても歴史ある温泉街なのだ。

まず目に入るのが「薬師湯」。

建物の外観といい文字のフォントといい、味があってとてもいい感じだ。

元湯

もう一つ近くにあるのが「元湯」。

こちらもこちらでいい感じの佇まい。

元湯と薬師湯どちらでも入浴するつもりだが、まずは元湯で入浴してみた。

浴場に入ってみると、まず浴槽がとてもカッコいい。

「熱い湯」、「ぬるい湯」、「座り湯」と3つ浴槽があるが全て結構熱めで、熱い湯が好きな自分にはとても嬉しかった。

地元の人が多く、湯船に浸かりながら色々なことを話してとても楽しかった。

気がついたら2時間位経っていた。

この写真からも分かるように泉質もとても良く、濃厚でとても良い温泉だった。

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公式サイトより引用

いい湯を浴びたあとは再び温泉津温泉街をぶらぶら散歩。

本当に昭和の1ページみたいな風景が見られるのがとても良い。

だんだん日が落ちてきて空がオレンジ色になってきた。

目の前が日本海なので、海辺から見る夕焼けがとても綺麗だった。

そして一番美しいのは、夕焼けでオレンジになった時間帯の温泉津温泉街。

看板と建物、そして夕焼けが抜群にマッチしていて素晴らしい。

せり出した店の看板と懐かしい感じのフォントも最高。

まるで映画のワンシーンのような風景を楽しめて感動した。

こちらはすっかり日が落ちたあとの夜の温泉津温泉街。

電灯や看板、部屋から漏れる光、すべてがオレンジ色で夜景もとても綺麗だ。

薬師湯

昼は元湯で入浴したので夜は薬師湯のほうで入浴。

夜はステンドグラスなどもライトアップされており更にいい感じの外観となっていた。

浴場に入ってみると、やはりこちらも浴槽が素晴らしい。

湯の花が浴槽にこびりついて鍾乳洞のようになっており、湯の色も群青色みたいな色をしていてとても綺麗だった。

泉質は日本温泉協会の基準の審査で全項目最高評価のオール5という素晴らしい温泉で、全国でも数えるほど、中国・四国地方では薬師湯だけという凄さ。

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公式サイトより引用

極上の湯を堪能したあとは休憩スペースへ。

薬師湯の源泉近くで見つかった湯の花の化石が展示してあった。

休憩所では椅子に座ってセルフでコーヒーも飲める。

温まった体を休めるのに最高だった。

ベランダはちょうどいい温度の風が吹いており、こちらもとても気持ちいい。

温泉津温泉街を見下ろせるのも良かった。

輝雲荘

今回温泉津温泉で宿泊した宿が、こちらの「輝雲荘」さん。

外観からも歴史を感じさせるいい雰囲気の宿だ。

一人なのにとても広い和室で、とてものびのびできた。

小上がりもあって最高。

そしてお待ちかねの夕食タイム。

どーんと豪勢な夕食が運ばれてきた。

前菜はそれぞれ一つ一つが美味しく、見た目がとても華やか。

一口しか無いのが残念なほどだった。

刺身はどれも新鮮。

特にアワビはコリッコリで最高だった。

蒸して食べる豚とエビなど。

ポン酢を付けて頂くのはもちろん最高だが、そのままで食べても食材の旨味がたっぷりでとても美味しい。

鯛の塩焼き。

見た目通りの素晴らしい美味しさ。

メインは島根和牛のステーキ。

肉の焼き加減も最高で柔らかくとても美味しかった。

ステーキソース、柚子胡椒、岩塩、どれで食べても最高。

付け合せのポテトも美味かった。

魚の煮付けと白米と漬物とお吸い物。

いやこれはどれも最高ですね本当に。

最後はデザート。

最高の夕食をありがとう。

食後はまた温泉へ。

外湯もたっぷり入ったがもちろん宿の湯にも入る。

浴槽にも温泉成分がしっかりこびりついていて非常に良い。

外は露天風呂もあり、風が涼しくて気持ちいい。

内湯に入ったり露天風呂に入ったり休憩したりと貸切状態で楽しめてとても良かった。

そしてぐっすりと寝て朝食。

朝も「ザ・日本の朝」というような朝食でとても美味しかった。

温泉津に来たらまた泊まりたい最高の宿でした。

 

以上、今回は仁摩・温泉津エリアを紹介しました。

世間的には大田はあまり知られていない場所だと思いますが、めちゃくちゃいい場所だったのでみなさんも是非訪れてみてください。

 

前回記事はこちら。

yuzuta-sanpo.com

 

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