ゆずた散歩

旅行した土地を撮影した写真をメインに綴っていきます。

【北九州】九州の玄関口 北九州・小倉を巡る(後編)【福岡県】

 

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この記事の続きになります。

 

前回に引き続き小倉の記事。

今回は小倉の観光スポットを中心に紹介していきます。

小倉の観光スポットを巡る

歩いていると「KOKURA」の文字のオブジェを発見。

このタイプのやつ、今ではもうどの都市にも置かれている気がする。

八坂神社

まずは小倉城の近くにある神社の「八坂神社」へ。

400年以上の歴史があり、「小倉の祇園さん」と呼ばれているらしい。

朝早くだったので人も少なく、とても静かだった。

こちらが本殿でなかなか立派である。

手水舎もあった。

水が出るところをよく見てみると、なんとセンサー式だった。

初詣や七五三で多くの参拝客が訪れるのはもちろん、結婚式や和室での披露宴もここで実施することができるらしい。

立派なおみくじ舎があったので、おみくじを引いてみることに。

見事に大吉を引き当てることができた。

とても嬉しい。

八坂神社から歩いて小倉城へと向かう。

ちなみにここに写っている石鳥居は福岡県の指定文化財となっている。

城の周りではフリーマーケットが開催されていた。

毎年7月にはこの周辺で、国指定重要無形民俗文化財に指定されている「小倉祇園太鼓」が開催される。

こちらは「しろテラス」。

ラウンジ、お土産、観光案内、飲食コーナーの4つの機能を集約した、新たなおもてなしの拠点らしい。

これは「白洲灯台岩松翁記念塔」。

何の塔かというと、

庄屋であった岩松助左衛門は、小倉沖の白洲と呼ばれる大暗礁での危険から航海者を守るため、文久2年(1862)小倉藩に白洲灯籠台築立願を提出し、岩松家の全財産を投じ、さらに、募金・借金と奔走しながら、苦節8年目・明治3年(1870)に基礎工事が完成し、明治4年(1871)には、建設が国策として明治政府に引き継がれ明治6年(1873)に灯台が完成しましたが、「世のため、人のため」を貫き通した助左衛門は、しかし灯台の点灯を見ることなく前年に死去しました。この記念塔は、岩松翁が設計した灯台を模したものです。

このように少し悲しい記念塔だ。

小倉城の目の前には「宮本武蔵」と「佐々木小次郎」の銅像がある。

日本中を放浪していた宮本武蔵が、最も長く滞在(7年)していたのが小倉であったらしい。

毎年4月には「武蔵・小次郎まつり」が開催され、武道の演舞や剣道の試合が行われている。

小倉城

こちらが「小倉城」。

天守閣は全焼したので再建されたものだが、4階より5階が大きい天守閣の「唐造り」が特徴であり、建築当時は全国唯一のめずらしいものだった。

明治時代から第二次世界大戦中には、歩兵第12旅団や第12師団の司令部が城内に置かれていたらしい。

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城内は建物を楽しむという感じではなく、完全なる博物館となっている。

小倉城の歴史などがしっかり学べる。

流鏑馬体験できるコーナーもあった。

馬にまたがって弓矢を構える。

本格的なシミュレーターでとても楽しかった。

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小倉城の模型もあった。

小倉城天守は日本で6番目に高いらしい。

上の階に進むと、宮本武蔵佐々木小次郎のコーナーに。

シアターなどもあり、巌流島の戦い宮本武蔵のことがよくわかった。

こちらは佐々木小次郎の刀と宮本武蔵の木刀のレプリカ。

巌流島の戦いの時、宮本武蔵は木刀で佐々木小次郎に勝ったのは有名な逸話だ。

宮本武蔵の等身大?のリアルなフィギュアもあった。

さらに上の階に進むとあったのは特設展示のコーナー。

この時は「孫次凧(まごじたこ)」という北九州市戸畑区の郷土玩具が紹介されていた。

骨組み作りから絵付けまでひとつひとつ手作業で作られ、デザインも様々で楽しい。

福岡県の特産工芸品にも指定されているらしい。

最上階は休憩&展望スペースとなっている。

25mほどの高さなので遠くまでは見渡せないが、小倉の街を360度見渡すことが出来た。

小倉城庭園

次は小倉城の敷地内にある「小倉城庭園」へ。

長年にわたり、この場所にはさまざまな建築物が整備されてきたが、庭園はずっとこの位置に残されているらしい。

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江戸時代の大名屋敷を再現した建物の中に入ることもできる。

池の上に突き出した縁側がいい感じ。

和室ではお茶を楽しむこともできるらしい。

北九州市平和のまちミュージアム

こちらは小倉城から歩いてすぐの場所にある「北九州市平和のまちミュージアム」。

戦前から戦後、そして現代に至るまでの北九州の歴史を知ることができる。

展示コーナーは時代別に4つに分かれているのが分かりやすかった。

まずは戦前の北九州ゾーン。

北九州市はもともと5つの市が合併してできた大都市。

門司と小倉には行けたので、今度は他のエリアも観光してみたい。

昔の販促ポスターは色使いがパキッとしていて良い。

2つ目は戦争が始まった時の北九州のゾーン。

徴兵されたときに入隊をお祝いする大きな垂れ幕や、出征者の名前が寄せ書きされた日本の国旗のなどが展示されている。

これは歴史の教科書でもよく見る「赤紙」。

こちらは1/7サイズの「風船爆弾」の模型。

偏西風に乗りながら進み、高度が下がってきたら途中でおもりが焼き切れて再浮上して、また遠くまで飛んでいけるという仕組み。

日本からアメリカの西海岸まで到達していたらしい。

小倉にある陸軍造兵廠でこの風船爆弾が作られていたらしい。

3つ目のコーナーは戦時中の北九州。

どんどん領地を増やしていった日本だが、国民の生活はどんどん苦しくなっていった。

うさぎの毛皮と肉が防寒着や食用となるため、飼うことが奨励されていたらしい。

戦時中は武器を作るために鉄も集められた。

これはすべて代用品で、食器や湯たんぽまで陶器になっている。

やがて日本はどんどん劣勢になっていき、様々な場所で空襲が起きる。

これは家の屋内の明かりが外に漏れないようにするためのカバー。

北九州の八幡区で起こった空襲により、高熱で溶けてグニャグニャになったビール瓶もあった。

八幡大空襲を体感できるのがこのシアター。

迫力のある大画面とサウンドで空襲の悲惨さを思い知った。

こちらは空襲で落とされた焼夷弾の模型。

実際に持って重さを確かめることができる。

その焼夷弾を110発束ねて作られたのがこの収束焼夷弾

空中で容器がバラバラになり、焼夷弾が降り注ぐ。

想像しただけでも恐ろしい。

最後のゾーンは戦後復興の北九州。

戦後復興から5市合併で北九州市が誕生するまでを紹介している。

「門司トンネル博」や「小倉大博覧会」などのパンフレットが展示されていた。

入場料200円でものすごく楽しめる小倉のおすすめのスポットだった。

TOTOミュージアム

最後に紹介するのは、小倉の中心部から2.5kmほど離れた場所にある「TOTOミュージアム」。

トイレや水回り用品で有名なTOTOは実は小倉に本社がある。

パンフレットを貰い入場。

なんと入場料は無料だ。

館内は大きなかまくらのような感じ。

TOTOといえば「ウォシュレット」で、これは日本初のウォシュレット。

ちなみに「ウォシュレット」とはTOTOがつけた名称で、登録商標になっている。

TOTO」という名称は「東陶機器株式会社」という会社名からきていたことを初めて知った。

TOTO創立時から50年間は陶器の食器などがメイン製品だったらしく、様々な陶器製品が展示されていた。

この瑠璃色の花瓶は色がとてもいい。

これも色、模様ともにとても綺麗。

素晴らしい赤色。

皿も良かった。

奥の方に行ってみるとバイクを発見。

シート部分が洋式便器となっており、渋滞時にも安心だ。

こちらは虫歯菌のフィギュア。

昔CMでやってたのを思い出し懐かしくなった。

よく見ると置いてあるソファーが洋式便器の形になっていて可愛かった。

第二展示室は、TOTOがこれまでに作り出してきた水まわりの文化と歴史の数々が紹介されている。

最初にある映像シアターでは、会社の成り立ちなどがよくわかって面白かった。

陶器の会社らしく陶板に書かれた社訓もある。

昔の風呂やキッチン、化粧台などのパンフレット。

陶器製の商標もとてもカッコいい。

水回り用品のミニチュア。

はるか昔の水まわりの歴史を学ぶこともできる。

なんと紀元前のころからあったらしい。

陶器製の和式便所。

繊細な模様が描かれている。

TOTOを代表するウォシュレットの数々。

実際にボタンを押して水の流れを確認できるものもあった。

ピンク色の水まわりセットもあった。

いろいろなサイズの洋式便器。

おすもうさんサイズは簡単にお尻が嵌ってしまいそうだった。

ウォシュレットは日本の機械遺産にも認定されているらしい。

最後は世界の水まわり品コーナー。

実用性に加え、スタイリッシュなデザインがかっこいい。

出口にはミュージアムショップもある。

こちらはミニチュアの洋式便器。

洋式便器の立体パズルもあった。

なんと洋式便器型の箱に入ったチョコレートまで。

最後まで楽しいミュージアムだった。

 

以上、今回は小倉の観光スポットを紹介しました。

今回で小倉の経験値は結構稼いだので、次は北九州の他のエリアに行ってみたい。

 

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