宮崎県南部にある都市・日南。
広島カープの街・油津や城下町・飫肥など見どころがたくさんあった。
広島カープの街・油津を巡る
まずは日南市の油津エリアへ。
商店街は寂れているが、そこがまたいい感じ。
商店街を歩いていると「カープ一本道」という石碑を発見。
そう、ここ油津は「広島カープ」の街である。
油津商店街には「油津カープ館」があった。
中に入ってみると、広島カープの記念グッズがたくさん展示されている。
歴代のカープの名選手のサイン入りユニフォームなども展示されている。
一時期は阪神タイガースで活躍していた新井貴浩選手の展示品もある。
引退後は解説者としても人気で、カープファンだけでなく様々なプロ野球ファンからも愛されている。
WBCで日本代表監督として活躍した山本浩二監督のサイン入りユニフォームもある。
現役時代は「ミスター赤ヘル」と呼ばれていた、広島カープのレジェンドだ。
日南高校出身のケムナ投手の高校時代のユニフォームもあった。
メジャーで活躍し、最後は広島カープに戻ってきて優勝したレジェンドである黒田博樹投手のサイン入りユニフォームも展示されていた。
2016~2018年の広島カープのセ・リーグ3連覇は今でも記憶に新しい。
油津の商店街から5分程歩けば、油津の中心駅である油津駅に到着。
駅舎を見るだけでカープ愛が伝わってくる。
油津駅の駅舎は元々は白かったが、市民らが赤色に塗っていき、最後はカープの前監督である緒方孝市監督が塗り完成したという。
緒方前監督が塗った場所はパネルとなっており、サインも入っている。
駅構内にはカープのポスターがびっしり。
昔のイベントで使われたと思われるヘッドマークも展示されていた。
駅の外には「天福球場」と書かれた矢印があったので向かってみる。
油津駅から10分ほど歩いていくと「天福球場」が現れた。
ここにもカープ一本道の石碑がある。
よく見たら足元にはずっと赤いラインが引かれていた。
なるほど、この赤いラインを辿っていけば天福球場にたどり着くというのが「カープ一本道」の正体だったのか。
それでは天福球場の中へ。
よくテレビのヒーローインタビューで見る背景があった。
観客席へ。
ここのグラウンドでは広島カープの選手たちも実際にプレーする。
そう、広島カープのキャンプ地としてずっと使用されているのだ。
これが油津が広島カープの街である最大の理由だ。
球場の外には歴代監督・選手が石版になっている記念碑が建っており、選手を見てみたら毎年更新されているようだった。
城下町・飫肥を巡る
次は日南市の城下町である「飫肥(おび)」へ。
油津からは6kmほどの距離。
なかなかの難読地名なので、知っておくとカッコつけることができるかもしれない。
駅舎はお城みたいでとてもカッコいい。
さっそく「飫肥城跡」へと向かう。
飫肥駅から歩けなくもないが、2kmほどあるので車で行って駐車場に停めるのが良い。
飫肥城の大手門から中へ。
大手門は樹齢100年以上の飫肥杉を4本使って復元されたもので、とても重厚感がある。
飫肥城跡は無料で観光できるが、資料館は有料。
これは飫肥城本丸への登城路で、とても雰囲気がある。
飫肥城跡の一番奥が城があった場所。
城はないが、立派な「飫肥杉」が立ち並んでおり、その景色は圧巻。
飫肥城跡を出て城下町を歩く。
天気が悪かったが雰囲気はとてもいい。
人も少なかったので快適だった。
歩いていると喫茶店を発見。
ちょうどお腹が空いてきたので入ってみることに。
中に入ってみると、びっくりするほど素敵な店内だった。
いろいろなコーヒーカップなどが並んでいる。
席につくとこんなものが目に入った。
チキン南蛮50選に認定されているお店らしい。
もうこれはチキン南蛮を食べるしかない。
チキン南蛮定食が登場。
チキン南蛮自体は小ぶりだが、数がありボリュームは結構ある。
肉がジューシーでたまらなく、タルタルソースも最高。
さすがチキン南蛮50選の店だと思った。
喫茶店から少し歩いていると「日南酒造会館」を発見。
そういえば「日南焼酎」って有名だったな。
店内には日南のご当地焼酎を中心に様々な焼酎が揃っていた。
あまり家で飲むことはないのだが、さすがに買っておこうと思い、おすすめされた焼酎などを購入した。
ウキウキで日南焼酎を購入したが、酒類は結構重いので最初に駐車した駐車場まで歩くのがけっこう大変だった。
日南郊外のスポットを巡る
最後は日南市郊外のスポットを紹介。
その前に油津・飫肥に行ったので一応日南駅も行ってみた。
正直日南駅近くにめぼしいスポットはない。
まず紹介するのはこちらの「シャンシャン茶屋」。
飫肥からは車で30分ほどの海沿いにある。
ここはチキン南蛮の有名店。
メニューにチキン&エビ南蛮定食というものがあったのでそれを注文してみた。
これがめちゃくちゃ美味しい。
チキン南蛮はふわっとしており軽く、初めての完食のチキン南蛮で、エビ南蛮はエビフライとも海老天とも違う感じで、甘辛いタレがとても合っていた。
味噌汁も美味しかった。
魚のアラや肝も入っておりとても満足度が高い。
次に紹介するのは「鵜戸神宮」。
宮崎県でも屈指の観光スポット。
鵜戸神宮の特徴といえばやはりこの景色。
片方は山、片方は海という素晴らしいロケーション。
そして本殿はなんと岩窟の中にある。
これもなかなか特徴的で素晴らしい景色。
岩窟は天井が低かったりするところもあるので人がたくさんいると大変そう。
鵜戸神宮は広島カープが日南にキャンプに来た際に、必勝祈願として参拝する神社としても知られている。
岩窟の中には参拝に来た選手たちのサインが入った巨大絵馬が展示されている。
最後は日南市にある温泉地、「北郷温泉」を紹介。
北郷温泉の近くに行くまでは道も真っ暗だったので、本当にあるのか少し心配だった。
無事に日帰り入浴ができる「丸新荘」に到着。
外にも中にも竹あかりがあるのがとてもいい。
温泉は入口に書いてあったように「べっぴんの湯」でヌルヌルの泉質。
熱めでとても気持ちよかった。
お風呂上がりにはやっぱり宮崎県が本場の乳酸菌飲料「ヨーグルッペ」。
桃味があったので飲んでみたが、ほのかな桃感が美味しかった。
以上、今回は宮崎県の日南市を紹介しました。
日南市の中だけでもいろいろなスポットがあってとても観光し甲斐がありました。
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