島原城や鯉の泳ぐ城下町が有名で、中心部や商店街も散歩するのがとても楽しかった。
高速フェリーで島原へ
島原へはそのまま車でも行けるが、大抵の場合遠回りで時間もかかる。
そこでオススメなのが、熊本港から出ているカーフェリーの「オーシャンアロー」。
車を指定位置に止め、熊本港フェリーターミナルの中へ。
チケットを購入し手続きする。
土日などでない場合は予約せず直接行っても次に出る便に乗ることができた。
ターミナルの中にはカフェやお土産店もあるので、早めに来た場合は時間も潰せる。
搭乗時間になりフェリーに搭乗。
このオーシャンアローは熊本港と島原外港とをわずか30分で結んでいる。
なので船内に席はあるが、天気の良い日はそのままデッキで景色を眺めているのがおすすめ。
島原城周辺を巡る
島原城
島原に到着しまず向かったのは、島原外港から車で10分弱の「島原城」。
キレイなピラミッド型の真っ白な五層の天守がとても美しく、青空に映えている。
復元天守であり、館内は資料館になっている。
1階はキリシタン展。
戦国時代の終わりにポルトガル人が来航して広がったヨーロッパ文化やキリスト教についての展示がたくさん。
2,3階は郷土資料や民俗資料のコーナー。
鎧や刀などが展示されていた。
島原の焼き物である「島原焼」なども展示されていた。
最上階の5階は天守閣で、展望所となっている。
島原の街並みを360°見渡すことができる。
こちら側は熊本がある海側。
逆方向は雲仙岳などの山々を見渡すことができ、とてもいい景色。
島原城の外にはいろいろな像が建っていた。
こちらは天草四郎像。
その後ろには「西望記念館」があり、館内には島原半島出身の彫刻家である「北村西望」さんの作品が展示されている。
こちらは長崎市にある「平和祈念像」の模型で、こちらも北村西望さんが作成したもの。
島原城に入場すれば無料で見ることができるので是非寄って欲しい。
島原城はライトアップされているので夜にも訪れてみてほしい。
昼間とは違って、暗闇の中にピカッと真っ白に輝いている島原城もとてもカッコいい。
島原武家屋敷通り
次に紹介するのは、島原城から歩いて10分ほどの場所にある「島原武家屋敷通り」。
武家屋敷や通りの真ん中に通っている水路などは当時のまま保存されている。
中を見学できる武家屋敷も何箇所か存在している。
中に入ると当時の様子が再現されており、タイムスリップしたような感じ。
昔の建物なのに意外と天井が高い。
2月~ひな祭りの期間は豪華な雛人形も設置されている。
武家屋敷や商店街・旅館などにも多く設置されており、これを目的に巡る人も多いらしい。
島原の中心部と商店街を巡る
ここからは島原市の中心部にある商店街とその周辺にあるスポットを紹介。
ここは島原駅前。
島原商店街
駅前からすぐの場所に島原の中心商店街が伸びている。
この商店街がかなり立派で、アーケードになっておりとてもいい雰囲気。
なんと6つの商店街が連なって形成されており、約2km先の島原船津駅のあたりまで商店街が伸びている。
人はとても少なかったが、昔ながらのいい感じの商店街だったので、これからもずっと残っていってほしい。
アーケードの天井のステンドグラスなども美しく、散歩するだけで楽しかった。
猿が出没するらしく、猿撃退用の缶と棒が置いてあったのも面白かった。
島原は「水の街」としても売り出しており、商店街のアーケードの中にも川があった。
水を使ったモニュメントも涼しげで良い。
アーケード街から1本道を外れるとこのような風景で、至るところで川が流れており水の街を感じられる。
なんとこの辺一帯は、地面を50cm掘れば湧水が出てくるとも言われているらしい。
ここからは「鯉の泳ぐまち」として商店街の近くにあったスポットを紹介していく。
清流亭
まずは「清流亭」さん。
こちらは観光交流センターとなっており、島原中心部の観光案内所や休憩所として利用できる。
入口にあった水のモニュメントがいい感じ。
敷地内には池もあり、そこでは鯉も泳いでいる。
湧水庭園 四明荘
清流亭からすぐの場所にあるのは「四明荘」さん。
明治後期から大正初期に建築された歴史ある建物で、国の登録有形文化財に指定されている。
中に入ると座敷があり、縁側でお茶を飲みながらゆっくりと庭の池を眺めることができる。
この池には一日3000トンもの清水が流れているらしい。
もちろん池ではたくさんの鯉が泳いでいる。
とても色鮮やかで美しい。
黄金色の鯉もいた。
四明荘でもう一つ見てほしいのが、入口近くにあるこの小さな池。
よくよく見てみると、池の底がなんだかポコポコしている。
これは湧水が自噴している証拠で、大地の呼吸をしっかりと感じることができた。
江東寺
次に紹介するのは「江東寺」。
このスポットも商店街沿いにある。
このお寺で有名なのが「ねはん像」だ。
看板が出ているので表示に沿って歩いていく。
現れたのがこちら。
大仏様がごろんと寝転がっている。
全長は8.1mで、鉄筋コンクリート造のねはん像としては日本最大のものらしい。
顔をよく見てみると寝起きのような感じだった。
島原温泉 ゆとろぎの湯
最後に紹介するのは、アーケード商店街の中にある温泉「島原温泉 ゆとろぎの湯」。
アーケード直結の温泉はかなり珍しいのではないだろうか。
入口には石版に島原城などが描かれていた。
こちらが大浴場。
お湯は茶褐色の源泉掛け流しの湯で、熱湯とぬる湯が楽しめる。
他には薬湯やサウナもあって思った以上に良い入浴施設だった。
休憩スペースも広くてゆっくりできてとても良かった。
大人の入浴料は530円で、JAF割で480円と手頃な料金で上質な温泉を楽しめるのが素晴らしい。
以上、島原を巡るの前編でした。
次回は島原郊外のスポットや島原グルメを紹介したいと思います。
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