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【島原】鯉の泳ぐ水の城下町・島原を巡る(後編)【長崎県】

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この記事の続きになります。

 

前回に引き続き島原の記事。

今回は島原郊外のスポットや島原の名物グルメを紹介します。

島原市郊外のスポットを巡る

平成新山ネイチャーセンター

まずは島原の中心部からも見えていた「平成新山」の麓にある「平成新山ネイチャーセンター」へ。

島原の中心部から車で約15分、駐車場からは綺麗に平成新山が見える。

平成新山は、粘り気の強いマグマが火山の上に盛り上がってできた「溶岩ドーム」。

平成3年~7年の5年間にかけて噴火活動が起きており、火砕流で多くの犠牲者を出した。

現在は噴火活動は収まっているらしい。

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平成新山ネイチャーセンターのまわりには遊歩道が整備されており、平成新山を眺めながら散歩ができる。

遊歩道にはこのような看板が。

もし平成新山火砕流が発生すると約1分30秒でここまで到達するらしい。

そのため平成新山の麓にあるこの場所には、避難用のシェルターがいくつも存在していた。

遊歩道をぐるっと散策したらちょうどネイチャーセンターの開館時間に近くなったのでネイチャーセンターへ。

このネイチャーセンターの地下もシェルターになっているようだ。

館内はこんな感じになっており、平成新山の誕生や周辺の自然についてなどが学べる。

無料で入館できるので時間があったら是非立ち寄ってみてほしい。

がまだすドーム

次に紹介するのは、平成新山ネイチャーセンターから車で15分ほどの島原市南島原市の境付近にある「がまだすドーム」。

「がまだす」とは島原地方の方言で「がんばる」という意味らしい。

なぜ「がまだすドーム」という名前かというと、この場所は先程紹介した平成新山の「雲仙岳噴火災害」をテーマにした施設であり、そこからの復興のシンボルになってほしいという想いが込められているからである。

展示もとても凝っていて見ごたえがある。

こちらは「島原大変シアター」。

1792年の噴火でおきた地震の様子を当時の実際の記録を元に再現した立体紙芝居となっており、場面が変わるときのギミックもとても面白かった。

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こちらは近代でおきた噴火による写真の展示。

火山灰ってこんなに雨雲のようになるのか。

当時の様子を再現したジオラマもある。

このジープには乗ることもできる。

その他実際に火山灰や火砕流の被害にあったものなども展示されていた。

これは道によくある普通のガードレールなのだが、火砕流の影響でこのようにグニャグニャになってしまったらしい。

これは火砕流で焼けた三輪車。

自然の脅威をまざまざと見せつけられた。

最上階は展望スペースとなっている。

ガラスには東日本大震災津波が到達した高さの位置が記されていた。

こんな位置にまで津波が来たんだというのが恐ろしい。(島原に来た津波ではないが)

この場所から見える海はとても穏やかで綺麗だった。

逆方向は島原の街と平成新山などの山々を一望できる。

こちらもとてもいい景色だ。

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館内には子供が遊べるスペースもあり、ファミリーにもおすすめできそう。

入場料は大人1050円とお高めだが、料金以上の価値があるとてもいいスポットだった。

エレナ島原店

長崎県佐賀県を中心に展開しているスーパー「エレナ」は島原にも存在する。

アイドルマスター ミリオンライブ!」には「島原エレナ」というキャラクターがおり、せっかくなので聖地巡礼しておいた。

好きな人はぜひ行ってみてほしい。

島原グルメを食べ尽くす

ここからは島原で食べたご当地グルメを紹介。

姫松

まずは島原城の目の前にある「姫松屋」さん。

大人気のお店で、常に待ちが発生していた。

お昼のピークを過ぎて昼の閉店時間が近くなった頃に訪れてみたら、それでも少し待ったが着席することができた。

店内は和風ないい感じの雰囲気。

名物はこのお店が元祖の「具雑煮」。

1人用の鍋もあるので、一人で行っても食べることができる。

蓋を開けてみると、普通のお雑煮とはだいぶ違った見た目だった。

島原の乱天草四郎が籠城しているときに、山や海からいろいろな材料を集めて作らせたのが始まりらしい。

餅に鶏肉、穴子や筍など本当にいろいろな具が入っている。

具材はもちろんのことだが、いろいろな出汁が出た汁が美味すぎる。

島原に来たら是非食べてほしい一品だ。

水都

昼食後は喫茶店でお茶するのもオススメ。

こちらは商店街の近くにある「水都」さん。

店内は古民家のようでとても癒やされる。

親戚の家に来たみたいだ。

ここで食べたいのが「かんざらし」。

島原産梅干しの梅肉と島原昆布が入った梅昆布茶とセットで注文。

見た目は和風なフルーツポンチという感じだ。

白玉粉で作った小さな団子を「島原の湧水」で冷やし、蜂蜜、砂糖等で作った特製の蜜をかけたもので、原料となる餅米を大寒の日に水にさらすことから「かん(寒)ざらし」と呼ばれているらしい。

プルンとした白玉はもちろんのこと、シロップがべっこう飴のようでとても美味しく、見た目もすごく綺麗だった。

セットで注文したあたたかい梅昆布茶も抜群に合っていて最高のひとときを過ごせた。

居酒屋・割烹 雲仙

ここからは夕食で訪れたお店を紹介。

まずは島原駅からも近い「居酒屋・割烹 雲仙」さん。

まずはビールで。

やはりエクストラコールドはキンキンに冷えていて良い。

まず注文したのは「雲仙ハム串焼き」。

「雲仙ハム」は島原地域の名物ハムであり、何度か購入して食べたことがあるのだが、お店で注文したのは初めて。

そのままでも美味しいのだが、炙るとさらに美味しくなっていてびっくりした。

とてもジューシーで何枚でも食べたい。

こちらは「雲仙お好み焼き」。

場所によるお好み焼きの違いは詳しくないのだが、分厚くてふっくらしておりとても美味しかった。

ビールの次は「わかめ焼酎」をロックで。

日本初の海藻原料焼酎で、島原の特産品らしい。

有明海のわかめを使っており、微かなわかめ感がいい感じだった。

最後は長崎県の「瑞穂(諫早湾)産の焼き牡蠣」で締め。

焼き牡蠣は身が小さくなりがちだが、この牡蠣は肉厚でプリッとしてとても美味しかった。

3個で400円ほどと安価で楽しめる。

合計で2500円ほどとかなりリーズナブルでとても美味しい良い店だった。

ほうじゅう

最後は居酒屋・割烹 雲仙さんから歩いて5分ほどの場所にある「ほうじゅう」さんへ。

大きな鯉の看板が目印。

店内はこんな感じで、なんと床に川が流れている。

ドリンクは長崎県壱岐麦焼酎壱岐ゴールド」で。

注文したのは、島原の郷土料理だという「ガンバずし」。

とりあえずワカメの味噌汁を飲んでみたが、このワカメがすごく新鮮で美味い。

「ガンバ」とは島原名産の「フグ」のことで、富山県の押し寿司「鱒寿司」のフグバージョンみたいな感じだ。

酢飯の間にはシソと梅干しの果肉が入っており、これがフグのコリッとした身と抜群の相性であり、もはや醤油が必要ない。

一人でこんなに食べられるかな?と思ったが、美味しすぎて一瞬でペロリと食べきった。

こちらは「尾羽クジラ」。

クジラの尾の部分をスライスし炊き上げたものらしい。

えびせんのような見た目だがフワフワとした不思議な食感で、酢味噌につけて食べるのがとても美味しかった。

こちらもリーズナブルかつとても美味しい素晴らしい店だったので、また島原に来た際には訪れたい。

 

以上、今回は島原郊外のスポットと島原グルメを紹介しました。

観光もグルメも満喫できる島原という場所、めちゃくちゃオススメです。

 

前編はこちら。

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