ゆずた散歩

旅行した土地を撮影した写真をメインに綴っていきます。

【ヴェネツィア】水の都・ヴェネツィアとARIAの聖地を巡る1【イタリア】

今回からはイタリアにある水の都・ヴェネツィアを紹介。

自分が一番好きな作品である「ARIA」の聖地であり、人生で一度は行ってみたかった場所。

ヴェネツィアに入った瞬間から夢のような時間が始まりました。

ARIAとは

まずは自分がヴェネツィアを訪れるきっかけとなった「ARIA」という作品について少し紹介。

物語の舞台となるのは、テラフォーミングされ水の惑星となった未来の火星、アクア。そのアクアの観光都ネオ・ヴェネツィアで、一人前の観光水先案内人を目指す少女、水無灯里とその周囲の人々の四季折々の日常を描いている。

ネオ・ヴェネツィアは地球のヴェネツィアから建築物や風習を移転したという設定になっており、異星を舞台にしながらも実在の観光資源が作中に登場している。

主人公「水無灯里(みずなしあかり)」とその仲間たちの日常や成長を描く作品で、何気ない日常の中にある「素敵」を発見していく物語。

観ていると心があたたかくなるハートフルなストーリーで、涙が溢れてしまうことも。

今までに数あるアニメ作品を観てきたが、自分の中でARIAを超える作品は出てこないと思うほど大好きな作品だ。

そのARIAの舞台である「ネオ・ヴェネツィア」は現実のヴェネツィアがモデルとなっており、人生で一度は訪れたかったのだ。

水の都・ヴェネツィア

憧れの場所への旅路は同じイタリアの都市・ミラノからスタートした。

ミラノ中央駅で予約しておいたヴェネツィア行きの列車を待つ。

出発予定時刻直前になってようやく乗る列車が表示された。

ヨーロッパの列車全般に言えることなのだが、発車直前までどのホームに入線するか分からないのでいつもヒヤヒヤする。

今回乗ったのはこの「italo」と呼ばれる赤い列車。

日本で言う新幹線だ。

車内はこんな感じになっている。

左側の1席のシートを予約しておいたが、結構空きがあったので自由席でも良かったのかもしれない。

予約したのは普通の座席より少し良いシートだったので座り心地がとても良かった。

ミラノからヴェネツィアまでは2時間半ほどで、価格は25€(4000円弱)ほどとかなり安く感じる。

飲み物とお菓子も提供される。

大好きなARIAのアルバムを聴きながら景色を眺め、憧れのヴェネツィアへの期待を最大限まで高める。

発車して2時間ほど経ったころ、モニターに「Venezia」の文字が。

窓を見てみると海の上を走っており、走行方向には夢にまで見た水の都・ヴェネツィアの街が出現する。

そして列車は終点の「ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅」に到着。

駅から一歩外に出ると、そこに広がるのはARIAで何回も見たあの景色。

この時点で既に感動して涙が出てしまった。

ここからネオ・ヴェネツィアでの夢の時間が始まる。

サンタ・ルチーア駅周辺を巡る

サンタ・ルチーア駅

まずはヴェネツィアの玄関口であるサンタ・ルチーア駅から紹介。

外観はこのような感じで、シンプルだがとてもカッコいい。

そして後ろを振り返ればすぐにザ・ヴェネツィアという景色が広がっている。

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目の前にはフェリーターミナルがあり、ここからヴェネツィアの各所に行く船「ヴァポレット」に乗れる。

ちなみにヴェネツィアは車が全く無く、地下鉄なども走っていない。(すごい)

予約しておいたヴァポレットの3日間乗り放題券を発券。

通常は1回乗るたびに7.5€かかるようなのでとてもおトク。

特にこの29歳以下限定の「ローリングベニス」というカードは20€で、ヴァポレットが72時間乗り放題となる。

こちらは夜のサンタ・ルチーア駅前の写真。

駅構内はこのような感じとなっており、イタリアの他都市に比べてとてもシンプルだ。

夜のサンタ・ルチーア駅前は、電灯の灯りも点っておりとても雰囲気がある。

昼間の賑やかな感じもいいが、この静かな感じもたまらなく良い。

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スカルツィ橋

サンタ・ルチーア駅前にある有名な橋が「スカルツィ橋」。

ARIAでも度々登場している立派な橋だ。

スカルツィ橋の上から景色を眺める。

これぞヴェネツィアという素晴らしい景色だ。

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Hotel Caprera

ヴェネツィアで宿泊した宿を紹介。

サンタ・ルチーア駅から歩いてすぐの場所にある「Hotel Caprera」。

駅近なのに比較的安く、路地を入ったところなので静かなのが良い。

部屋は必要最低限だが、これで十分。

朝食が比較的安く付けられたので朝食付きにしてみた。

ヴェネツィアは物価が観光地価格なのでありがたい。

朝早くから営業しているレストランも少ないと思うのでこの選択は良かったと思う。

朝から最大限ヴェネツィアを楽しむためにパワーチャージ。

パンや飲み物の種類も豊富でなかなか良かった。

Trattoria Alle Lance

駅近のレストランも一つ紹介。

「Trattoria Alle Lance」はサンタ・ルチーア駅から徒歩2分ほどという好立地。

店内はファストフード店のよう。

ヴェネツィアの中ではとても安価にお腹を膨らませられる。

それでも注文したピザは本格的で、チーズもトローリ、記事もとても美味しかった。

サンタ・ルチーア駅周辺を歩く

サンタ・ルチーア駅周辺の街の様子を軽く紹介。

建物はやはりヨーロッパという感じで、日本にはない風景が新鮮。

ちなみにヴェネツィアはどこに行っても基本的に石畳で、階段も多く、橋付近ではすれ違えないほど混雑するのでスーツケースはおすすめできない。

道端の小さな広場などにはお土産の露店が多く立ち並んでいる。

売っているのは「ヴェネツィア・カーニバル」で使われる仮面が多い。

ヴェネツィア・カーニバルは2月末に開催されているので、ぜひとも一度参加してみたいものだ。

ちなみに夜でも仮面の露店は出されたままで、ライトアップもされているので結構怖いかもしれない。

ちなみにサンタ・ルチーア駅のすぐ近くにはARIAに登場する「姫屋」の支店のモデルがある。

「カ ニグラ ラグーン リゾート」というホテルで、宿泊はしていないので外観を眺めただけだったが、ここで藍華が支店長をしているのか~と一人で頷いていた。

リアルト橋周辺を巡る

リアルト橋周辺を歩く

せっかくなので最初はサンタ・ルチーア駅からヴァポレットを使わずに歩いて中心部まで歩いてみることにした。

中心部まで距離は2kmくらいあるので結構いい運動になる。

ヴェネツィアには「カッレ」と呼ばれる裏道がいたるところにあり、一つ一つに名前がついている。

すごい細い道や行き止まりもあり結局遠回りになることもあるが、このカッレを迷路のように進むのがまた楽しい。

水路があるところには「ゴンドラ」と「ウンディーネ」さんもよく見かける。

ネオ・ヴェネツィアではウンディーネは女性だが、このヴェネツィアではウンディーネは屈強な男性だ。

不幸の石

リアルト橋に向かう途中にあるスポットがこの「不幸の石」。

ARIAファンなら絶対に訪れたいスポットだ。

石畳の一つだけ大きな部分を踏むと不幸が訪れるとARIAで紹介されていた。

アリスが踏んだシーン。

劇場版で灯里が踏んだときは「ケットシー」に出会えていたが、自分は出会うことができなかった。

リアルト橋

目的地である「リアルト橋」に到着。

カナル・グランデ(大運河)」に架かる、おそらくヴェネツィアで一番有名な橋。

橋を登っていく。

この構図、ARIAを観た人ならすぐピンとくるだろう。

そう、ここはARIAの1期EDで描かれている場所だ。

完全に頭の中で「Rainbow」が流れていた。

橋の上からの景色もまた素晴らしい。

こちらは夕暮れの時間帯。

本当にずっと眺めてられる景色だ。

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Teatro Malibran

次に紹介するのは「Teatro Malibran」という劇場で、不幸の石とリアルト橋のちょうど間くらいの場所にある。

劇場に入る前にすぐ隣のレストランで腹ごしらえ。

外観はちょっと古かったが、中は結構いい感じ。

お手拭きがかなり特徴的。

開けたら強烈なレモンの香りがして、舐めたらレモンの味がしそうだった。

白ワインとボンゴレパスタを注文。

美味しかったが、貝の殻の破片が結構入っておりなかなか食べにくかった。

お腹もふくれたところで劇場へ。

劇場内は外観からはわからないほど広く、とても立派だった。

天井の絵やライトなどの装飾も素晴らしい。

チケットを取った席は上部のど真ん中最前の席という最高の位置だ。

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鑑賞したのはヴァイオリンの公演。

正直なんの公演なのかも分からずにチケットを取ったのだが、びっくりするほど楽しめた。

ヴァイオリン奏者の手が、ゆるやかなところは波のようで激しいところではロボットのように動いてて凄いと思った。

Osteria Giorgione da MASA

リアルト橋の近くにある日本食が食べられるレストランも紹介。

ここ「Osteria Giorgione da MASA」は、リアルト橋から歩いて7分ほどの静かなカッレに位置している。

席につくとおしぼりが出された。

これにお湯をぽとぽとかけるとおしぼりになるという面白い仕組み。

料理やワインも全部お任せのコースで注文。

赤ワインも白ワインもいろいろ飲んだが、どれもとても美味しかった。

前菜はクラッカーなど。

どんどんと料理が運ばれてくる。

すべて一口サイズで出てきて、いろんな料理を楽しめるのが良い。

左手前は白身魚カルパッチョで右手前はマグロの刺身、中央の小鉢はなんとイカの沖漬けだ。

豆腐や味噌の和物、奥のほうにはご飯や肉じゃがまで。

ヴェネツィアにいるということを忘れてしまいそうだ。

魚の南蛮漬けや漬物盛り合わせなども。

漬物はたしか自分で漬けているらしい。

うどんも登場。

これも手打ちだったはず。

しっかりとコシがあって美味しい。

串揚げ風の物も出てきた。

ヨーロッパのフライやカツなどの衣とは違う、しっかりとした日本の串かつのような衣だ。

最後の料理は焼き魚。

なんの魚かは忘れたが、ブリカマのような感じでとても美味しかった。

デザートは日本酒のシャーベットと抹茶のクッキーなど。

オーナーは日本人の方で、いろいろな話をしながら料理とワインを堪能できたのがとても良かった。

店員の方もみんな日本語が少し話せて、注いでくれたワインの話などをしてくれた。

なかなかの高級店ではあるが、ヴェネツィアで日本の味に触れたいときはとてもオススメの店だ。

夜のヴァポレットを楽しむ

最後はヴェネツィアの交通手段「ヴァポレット」で夜のヴェネツィアを感じながらホテルに戻るのが素晴らしかったので紹介。

ヴァポレット乗り場にヴァポレットが到着すると、船員さんがロープでヴァポレットを固定し乗り降りする。

夜遅い時間だったが、船内は満席なほど乗客がいた。

だが、景色が見たいため外で問題ない。

ヴァポレットが出発。

運河沿いのヴェネツィアの街並みと水面に映る光がとても綺麗でうっとり。

正直この夜のヴァポレットだけでもヴェネツィアに来る意味が十分にあると思う。

観光ツアーとして別にお金を払えるレベルだ。

ヴェネツィアに住んでる人はこの光景をいつでも見られるのか~とも思ったが、一生に一度来れるかどうかのような場所に来てこの光景を見ている今この時間が一番幸せなのだろう。

動画も撮ったので雰囲気だけでも味わってほしい。

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以上、水の都・ヴェネツィアARIAの聖地を巡る1をお届けしました。

まだまだ続きますので、次の記事もお楽しみに。

 

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