今回紹介するのは、北海道第二の都市であり道北エリア最大の都市である旭川。
旭川駅周辺を巡る
旭川駅はとても大きくてカッコいい。
日本最北端の有人(直営)の高架駅であるらしい。
旭川駅前からはまっすぐに大通りが伸びており、駅を出てまっすぐに歩いていくだけで繁華街に到着する。
駅前からの景色を見てみると結構都会的な街並みで、さすが北海道第二の都市だと思った。
ちなみに駅構内はこんな感じで、とてもシンプルで広い。
駅前の写真などを見てみればわかると思うが、札幌と比べると明らかに人が少なくとても開放感があって良い。
店内も郊外にあるイオンモールと遜色ないくらい店舗が充実している。
ちなみに駐車場も完備で、平日だと誰でも1時間無料、イオンモールで2000円以上お買い物するとさらに+1時間無料なので、旭川市街地散策用の駐車場としても使い勝手が良い。
旭川駅から繁華街へは歩いて10分弱。
旭川も札幌と同じように街が碁盤の目状になっているので、目的地に迷わずに行きやすい。
ちなみに旭川の冬は一日中気温が氷点下で、このときの-6℃でもまだ温かい方。
日本歴代最低気温の-41℃の記録を持つ旭川の寒さは伊達じゃない。
旭川の繁華街はこちらの「サンロク街」。
札幌はすすきのビルのニッカウイスキーが目印になっているが、旭川では山田ビルの男山が目印になっているのが面白い。
JRイン 旭川
ロビーからは旭川駅と駅前が一望できる。
コーヒーの無料サービスもあるので、ソファーに座ってくつろぎながら景色を眺めるのも良い。
部屋もシンプルでとても綺麗。
大浴場があったのもとても良かった。
旭川と周辺のスポットを巡る
ここからは旭川と周辺にあるスポットを紹介。
旭山動物園
旭川中心部からは車で30分ほどの場所にある。
園内には北の国の動物園らしい動物がたくさん。
こちらはキタキツネ。
こちらはミミズク。
先程のキタキツネもそうだったが、獲物を狙っているような鋭い目つきがカッコいい。
ホッキョクグマもいた。
博物館などで剥製は見たことがあったが、生を見るのは初めてだった。
ノソノソ歩いて吠えたりしていて、とても威圧感があった。
冬場のメインイベントがこちらの「ペンギンの雪上散歩」。
ペンギンのずんぐりとした背中がかわいい。
飼育員さんに駆け寄るときは翼をパタパタさせながら走っていて、こちらも本当にかわいい。
ペンギンたちがずらりと並んで行進するときには、この場にいる全員が笑顔でカメラを向けていた。
これを見に冬の旭山動物園に来たと言っても過言ではなかったので、見ることができてとても嬉しかった。
神居古潭
次に紹介するのは、こちらも旭川中心部からは車で30分ほどの場所にある「神居古潭」。
「カムイコタン」と読み、アイヌ語で「カムイ(神)のコタン(集落)」という意味らしい。
一面の雪景色とその中を流れている石狩川の風景がとても幻想的だ。
こちらは「旧神居古潭駅」の駅舎で、この場所に昔は線路が引かれていたらしい。
今はこの辺はサイクリングロードとして整備されており、春~秋は駅舎が休憩所として使用できる。
紅葉も綺麗らしいので、次は雪がない時期に来てみたい。
男山酒造り資料館
こちらはサンロク街のビルにもデカデカと広告があった、旭川の日本酒「男山」の資料館。
旭川中心部からは車で約15分。
資料館は無料で自由に見学できる。
メダルや賞状、盾が所狭しと並んでおり、すごい日本酒なのであろうことがわかる。
大きな看板がコガネムシのようにギラギラしていてカッコいい。
昔の日本酒づくりに使われていた道具も展示されていた。
こちらは今の日本酒製造。
展示室から実際の工場の様子を見ることができる。
ショップでは実際に男山の日本酒を購入することができる。
この資料館限定の日本酒も複数あった。
中央の原酒を買ってみたが、とても美味しかった。
駐車場には「延命長寿の水」がある。
大雪山の雪解け水を源とする伏流水で、男山の日本酒にも使用されているものだ。
この水は自由に持ち帰ることができ、専用の蛇口まで用意されている。
もちろんポリタンクなどは持ってきていないので、飲み終わったガラナのペットボトルに給水。
とても冷たくておいしい水だった。
当麻鍾乳洞
ここからは旭川市周辺のスポットを紹介。
まずは旭川中心部から車で40分ほどの場所にある「当麻鍾乳洞」へ。
「蟠龍伝説」という龍の伝説があるらしく、所々に龍の展示があった。
ちなみに当麻鍾乳洞は北海道の天然記念物に指定されている。
チケットを買って中へ。
中はこんな感じに歩道がきちんと整備されており、歩きやすい。
全国の有名な鍾乳洞と比べたらコンパクトではあるが、見どころがギュッと詰まっていた。
写真で見てもらえばわかるかと思うが、鍾乳石の透明度が非常に高くて透明感があり学術的にも貴重であるらしい。
あと、夏でも涼しくてオススメ。
パピヨンシャトー
当麻鍾乳洞から車で10分ほどの場所にあるのが「パピヨンシャトー」。
三角形で、バンガローのような外観をしている。
何の施設かというと、この施設は実は昆虫館なのである。
館内はこんな感じで、地域の少年自然の家のような感じ。
いろいろな昆虫の標本が展示されている。
カブトムシとクワガタの標本もたくさんあり、昆虫好きなら小さい男の子から大人の男性までとても楽しめる。
蝶々の標本もたくさんあり、中でもこの蝶々の羽が見る角度によってキラキラと光っていてとても綺麗だった。
実はこの昆虫館は標本だけでなく、生きているカブトムシやクワガタを見ることができる。
生体展示しているエリアは温室のような蒸し暑さだった。
動いている珍しいクワガタを見れるのはとてもいい。
ハサミが体と同じくらい大きいクワガタもとてもかっこいい。
カブトムシのサナギも展示されていた。
こちらは七色に輝く、「世界一美しいクワガタ」とも言われているニジイロクワガタ。
本当にチタンのような光沢で惚れ惚れしてしまった。
こちらはゾウカブト。
重さが日本のカブトムシの6倍ほどあるようで、本当に重厚感たっぷりな見た目をしていた。
カブトムシの王様、ヘラクレスオオカブト。
やはりツノの大きさとフサフサ、全体的なフォルムがカッコ良すぎる。
旭川グルメを食べ尽くす
さてここからは旭川で食べた中でも厳選のグルメを紹介。
成吉思汗 大黒屋
まずは北海道といえばのジンギスカン。
旭川の繁華街にあるこちらの「成吉思汗 大黒屋」は、今まで食べてきたジンギスカンでも一番素晴らしいものだった。
肉質も大きさもピカイチ。
タレも美味しいが、塩ハーブのものも抜群に美味しかった。
人気店なので待ちはあると思うが、旭川に来たらぜひ行ってほしいジンギスカン屋だ。
ぎんねこ
次に紹介するのは旭川の繁華街の5条7丁目にある店。
「ふらりーと」という場所になっており、いろんな居酒屋が立ち並んでおり雰囲気が抜群。
その一角にあるのが今回紹介する「ぎんねこ」。
外観も店内も雰囲気が抜群だ。
とりあえずサッポロクラシックで乾杯。
北海道・旭川の地酒の飲み比べも注文。
串も一品一品が丁寧でとても美味い。
次に注文したのがこちらの「ちゃっぷ焼き」。
豚の肩ロースを焼いて甘辛いタレに絡めたもので、柔らかくてめちゃくちゃ美味しい。
ご飯が欲しくなる。
最後は旭川の名物である「新子焼き」を注文。
タレと塩を半分ずつで注文できた。
なんとこれで一人分、かなりボリューミーだ。
塩は鶏本来の旨味が感じられ、肉汁も閉じ込められておりジューシー。
意外とあっさりしている。
タレは先程のちゃっぷ焼きでも使用されていた甘辛いタレで、これもめちゃくちゃ美味しかった。
小樽の半身揚げや高松の骨付鳥とはまた違った美味しさが味わえた。
旭川ラーメンを食べ尽くす
ここからは北海道を代表するラーメンの一つ、「旭川ラーメン」を紹介する。
旭川らぅめん青葉
まずは繁華街にある「旭川らぅめん青葉」さんを紹介。
屋台から始まったお店らしく、歴史を感じる佇まいがとてもいい。
こちらが青葉の旭川醤油ラーメン。
とてもシンプルな見た目だが、スープ、麺、具材どれもとても美味しい。
特にスープは豚骨、鶏ガラの他に利尻昆布や鰹節、煮干しなどの旨味が凝縮されていてついつい完飲してしまう。
ラーメンの蜂屋
次に紹介するのは、繁華街中心部から少し離れた旭川四条駅の近くにある「ラーメンの蜂屋」さん。
旭川ラーメンの特徴はスープの上にラードの層ができ、旭川の寒い冬でも最後まで熱々で食べられるというところ。
蜂屋ではこのラードが焦がしラードになっており、香ばしくて独特の旨味をもつクセになる味。
見た目はすごいコッテリそうな感じだが、そこまででもなくスルスルと食べられる。
中太の縮れ麺もスープに絡んでとても美味しい。
らーめん橙ヤ
こちらは旭川中心部から車で15分ほどの、旭山動物園に向かう通りにあるラーメン屋さんの「らーめん橙ヤ」さん。
この店では旭川醤油ラーメンでなく、橙みそラーメンが1番人気だということでそちらを注文してみた。
20種類以上の素材をしている味噌スープは、複雑な旨味が特徴。
ピリッと辛いのも良く、焦がしネギの風味もたまらない一杯だった。
バオバブの木にバナナがなった。
旭川ラーメンにはもう一つ名物のラーメンがある、それが「旭川しょうゆホルメン」。
提供していた店の一つがこちらの「バオバブの木にバナナがなった。」さん。
「ホルメン」とは「ホルモンラーメン」のことで、旭川しょうゆホルメンには「赤いどんぶりを使用する」や「旭川醤油を使用する」などの条件があるらしい。
この店もプリプリのホルモンが美味しかったのだが、現在は閉業している。
名前も特徴的で良かっただけに残念。
ラーメン専門 ひまわり
最後に紹介するのもホルモンラーメンのお店、「ラーメン専門 ひまわり」さん。
こちらのお店は旭川しょうゆホルメンの指定店ではないが、旭川の元祖ホルモンラーメンなのだそうだ。
また、呼び方も「ホルメン」ではなく「モルメン」となっている。
特徴は醤油のみでなく味噌や塩のモルメンもあるところ。
今回注文した「モルメン辛いの」は旨辛の味噌スープで、冬でも体がポカポカになり味もめちゃくちゃ美味しかった。
以上、今回は北海道第二の都市・旭川を紹介してみました。
観光地もそうですが、まだまだ美味しい旭川ラーメンを巡りたいのでまた訪れたい場所です。
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