この記事の続きになります。
前回の記事では呉市内のいろいろなスポットを紹介しました。
今回は呉の誇る二大ミュージアムを紹介。
どちらも素晴らしいミュージアムでした。
大和ミュージアムへ
まずは呉が誇る二大ミュージアムの一つ「大和ミュージアム」へ。
入口前の広場には大きな「艦隊これくしょん」の大和のパネルがあった。
入口にはポスターも貼ってあった。
艦隊これくしょんは全く知らないのだが、写真は撮っておく。
それではお待ちかねの大和ミュージアムへと入館。
入場券には通常バージョンと艦これバージョンがあった。
せっかくなので艦これバージョンの入場券を購入してみた。
艦これのクリアファイルとポストカードがついてきた。
中へと進んでいくとまずはじめに見えるのが、大きな戦艦大和の模型。
全長は26.3mあり、とても大きく見える。
だがこれでなんと1/10サイズだ。
戦艦大和の巨大さがよくわかる。
戦艦大和を過ぎて最初にあるのが「呉の歴史」エリア。
これは戦艦「金剛」に搭載されていた「ヤーロー式ボイラー」。
本当に使用されていたもののようで、近代化産業遺産に認定されている。
こういう当時の市街地地図などを見るのが好き。
ポイントが記されており、その場所の写真で当時の風景がわかるのが良かった。
艦艇の模型もたくさん展示されている。
艦これは全く知らないのに、聞いたことのある名前の艦艇が結構あった。
戦時中の市民が使用していた生活用品の展示。
金属は武器などに使われるため、陶器のアイロンを使用していたらしい。
カルタを見ても当時の様子がよくわかる。
ちょうどこの年代が「この世界の片隅に」にのモデルとなっている。
そして誰もがよく知る、広島への原爆投下。
呉からも広島へ投下された原子爆弾のキノコ雲がはっきりと見えていたらしい。
さらに進むと、戦争からの復興へのゾーンに入る。
空襲も受けて焼野原だった状態から、世界的な造船の街へと復興した様子がよく分かった。
当時の市営バス路線図。
こういうのを見るのも好き。
こちらは戦艦大和に特化したコーナー。
写真や映像などで戦艦大和のことがよくわかる。
これは近代化産業遺産となっている戦艦大和の設計図。
本当に大和は当時の技術の集大成だったんだなあ。
1/10戦艦大和を挟んで向かいには、大型資料の展示室がある。
これはいわゆる「零戦(ゼロ戦)」だが、このゼロ戦は特攻用に改造されているもの。
そう「神風特攻隊」の搭乗機として使われたものなのだ。
こちらにあるのは魚雷。
そして写真右側に写っているのが、特攻兵器「回天」である。
いわゆる人間魚雷であり、これに搭乗した100人以上の命が失われた。
平均年齢は21歳らしい。むごすぎる。
これは特殊潜水艇の「海龍」。
飛行機のように翼を使って潜ったり浮上したりするらしい。
上のデッキに行くことができ、これらを全て見渡すことができる。
なかなかいい景色だ。
以上、大和ミュージアムをざっと紹介してみた。
じっくり見れば半日居れそうだし、サッと回っても1時間ほどはかかると思う。
最後は大和ミュージアムにあった艦これのパネルの写真を貼っておく。
てつのくじら館へ
さて、呉の二大ミュージアムの二つ目である「てつのくじら館」へ。
「てつのくじら館」は愛称で、正式名称は「海上自衛隊呉史料館」。
大和ミュージアムからは歩いてすぐ、というか既に見えている。
近くで見るとものすごい迫力だ。
全長は76mで、割と最近まで実際に使われていた潜水艦であり、実物らしい。
正面に回り込んでみた。
青い空に突き出した潜水艦はまさに「鉄のくじら」だ。
それにしてもめちゃくちゃカッコいい。
早速中へと入ってみる。
海上自衛隊の史料館なので、海上自衛隊のものがいろいろと展示されている。
このUFOみたいなものは、機雷を処理するロボットらしい。
これは世界のお金。
これは世界の海上自衛隊のマークかな?
メダルもあった。
館内はいろいろな展示がされているが広く感じ、結構スタイリッシュ。
これはフロート(浮き)で、掃海艇(そうかいてい)という機雷を処理する任務を行う船に着いていたもの。
アザラシのようでかわいい。
よく見てみると下部が損傷し凹んでいた。
これは機雷に接触したためこうなっているらしい。
もう一つフロートがあった。
こちらはサメのようでカッコいい。
これは潜水艦「くろしお」の深度計。
左が浅く潜るとき用の「浅深度計」で、右が深く潜るとき用の「深深度計」だ。
潜水艦のカット図面があった。
やっぱり全体的に展示物がスタイリッシュでカッコいい。
潜水艦はスペースが限られているため、空間を有効活用するために椅子の中に食材を保管しているらしい。
確かに玉ねぎとかじゃがいもならこのように保管しても問題なさそう。
これは潜水艦が海底に沈んでしまったときに救助するための潜水スーツだ。
最大300mまで潜れるらしい。
めちゃくちゃ重そうだが、めちゃくちゃ重くて250kg以上もあるらしい。
最後は潜水艦の内部へ。
実は今までの場所は潜水艦の中ではなく、潜水艦の隣に立っている展示施設の中だったのだ。まんまと騙された。
潜水艦の内部はとても狭い。
寝室もこんな感じで、潜水艦内での生活はとても大変そう。
窓がない、空が見えないっていうのは本当精神がやられちゃいそうだと思った。
以上でてつのくじら館の見学は終了。
所要時間は1時間ほどかな。
なんとこの施設、入場料は無料なのだ。本当にありがたい。
おみやげコーナーには艦これキャラクターが描かれていた。
てつのくじら館限定のクリアファイルなども売っていた。
どこかで見たことある絵だな~と思った。
以上、今回は呉が誇る二大ミュージアムである「大和ミュージアム」と「てつのくじら館」を紹介しました。
昔に1度どちらの施設にも行っているのですが、2回目でも非常に楽しめたので本当に良いミュージアムだと思います。
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