この記事の続きになります。
今回は日光のもう一つの中心地である今市エリアと日光市の郊外スポットを紹介。
今市エリアを巡る
道の駅日光
まずは日光駅から車で約10分、今市エリアの中心にある「道の駅日光」へ。
この道の駅は今市エリア散策にちょうどいい位置にあるので、ここを拠点にして色々なスポットを回るのがいい。
道の駅の中にある「ニコニコマルシェ」という施設では、日光や栃木県のお土産、名産品が色々揃っている。
パン屋もあり、焼きたてパンを味わえるのも良い。
日光から後で紹介する鬼怒川温泉方面には「SL大樹」という蒸気機関車が走っており、それをモチーフにした駅弁も販売されていた。
こちらは今年デビューした、浅草~鬼怒川温泉方面を結ぶ新型特急「スペーシアX」の駅弁。
今になって買っておけば良かったかもと思ってきた。
その他、日光鱒寿司や日光高原牛弁当なども販売されている。
駅弁だけでなく普通の弁当も販売されている。
それにしてもどれもとてもクオリティが高くて美味そうだ。
こちらはサンドイッチ。
あんバターサンドを買って食べてみたが、甘すぎずチーズのような食感のバターが美味しかった。
栃木といえば「レモン牛乳」だが、初めてメロンバージョンも見つけたのでこれも購入。
ミルクがとても美味しかった。
報徳二宮神社
参道には2体の像があり、どちらもとても個性的。
しかもかなりデカい。
本殿はこんな感じでコンパクト。
御朱印が有名なようで、このように季節によってバリエーション豊かな御朱印をもらうこともできるらしい。
手水舎は花手水になっており、とても華やか。
大きな木彫りの猫の像もあった。
コロナ禍以降は像にマスクを付けているところも多いが、できればマスクなしの顔が見たい。
下今市駅
SL大樹の復活に合わせて、SLが走っていた時代を彷彿とさせる駅舎に改装したらしい。
駅構内のレトロなポスターもいい感じ。
駅の外にはウォールアートもあった。
入場券を買って駅の構内にも入ってみる。
内装もクラシックな感じで良い。
ホームへと降りて行ってみる。
こういうフォントが好きなんだよなあ。
こちらが下今市駅のホーム。
いい雰囲気だ。
駅名の標示版や観光案内板もすごいいい感じ。
ホームには色々な電車が入線してきて楽しい。
この電車はとてもカラフルだ。
SL大樹も現れた。
モクモクと蒸気が出ていてカッコいい。
ちょうどこの日が新型特急スペーシアXのデビュー日だったので、ヘッドマークがスペーシアXコラボになっていた。
このように昔のレトロなポスターなどが通路の壁に展示されている。
この跨線橋だけでもすごい味わいがあってとても良い。
ウイスキーやワインのレトロポスター。
こちらはビールのレトロポスター。
オロナミンCやホテルのポスターもあった。
レトロな観光ポスターもあった。
この感じの絵柄とフォントが好きすぎる。
このレトロな広告もとても良い。
SL展示館
最後は「SL展示館」へ。
こちらも改札内に入っていれば無料で楽しめる。
通路にはいろいろな電車の写真が展示されている。
通路を進んでSL展示館の中へ。
中央には日光・鬼怒川エリアをモデルにしたジオラマが設置されている。
壁にはSLの運転席の大きな写真がある。
所々にあるパネルをめくると、SLに関する知識を仕入れることができる。
「SL」となんとなく言葉で発しているが、その意味を初めて知った。
そのまま蒸気機関車という意味だったのか。
当時使われていた車両銘板なども展示されている。
SL大樹のポスターも掲示されていた。
2017年夏デビューと、結構新しい。
窓の外を見てみると、車両基地からSL大樹が登場した。
大きな汽笛の音とプシューと上がる蒸気がカッコいい。
萌えキャラも存在していた。
最後はSL展示館の外にある「転車台広場」へ。
その転車台というのものがこちら。
機関車などの向きを変えるための設備で、SLには欠かせないもの。
先程のSLは一番左から出てきたらしい。
なかなか見れない設備なので、近くに来た際にはぜひ。
鬼怒川温泉を巡る
駅前広場には、邪気を払い福を招くという「邪鬼」をモチーフとした銅像がある。
この他に6体、計7体の鬼が鬼怒川温泉街に散らばっているらしい。
鬼怒川温泉駅の駅舎はこちら。
外観も内装も木を全面に押し出した和のデザインが温泉街っぽい。
中央にある大きな提灯も良い。
足湯もある。
上の部分では手湯も楽しめる。
ここでギャラリーに人が増えてきた。
なぜかというと、先程下今市駅を発車していたSL大樹が入線してきたからだ。
鬼怒川温泉駅も転車台があり、先程は見れなかった転車台の回転を見ることができた。
なかなか迫力がある。
駅前には観光案内所もある。
こちらには鬼怒川温泉の温泉むすめ、鬼怒川日向のパネルがある。
声優さんのサインも入っており、後ろの和傘の装飾も綺麗だ。
温泉ソムリエにも認定されているらしい。
温泉街はこんな感じ。
浴衣でそぞろ歩きを楽しむような雰囲気ではないが、話に聞いてたよりは寂れていないような気がした。
温泉街を流れる鬼怒川に架かっているのは「鬼怒楯岩大吊橋」。
橋からはとても良い渓谷の景色を楽しめる。
紅葉時期は一面が鮮やかな色になって素晴らしいらしい。
ちなみに鬼怒川温泉街のマンホールは鬼怒川と鬼怒楯岩大吊橋と紅葉のデザインとなっていた。
鬼怒川公園岩風呂
こちらは鬼怒川温泉駅の次の駅である、鬼怒川公園駅のすぐ近くにある共同浴場の「鬼怒川公園岩風呂」。
館内は広々としており、窓から緑が見えている。
大きな木の柱もあり、木のぬくもりも感じられる。
お風呂は内湯と露天風呂があり、露天風呂は岩風呂になっていて開放感があって良かった。
足尾銅山を巡る
足尾銅山
日光の中心部からは車で約45分。
まずはビジターセンターのようなところで入場券を購入。
大きな赤い橋が見栄えが良い。
足尾銅山デザインのマンホールが展示されていた。
日光には場所ごとにいろいろなマンホールがあるようだ。
定期的に運転されているので、時間までは展示品を見て待つ。
足尾銅山で実際に使用されていたヘルメットやライトなどが展示されている。
なぜか南極の石もあった。
こうしているうちにトロッコが現れた。
自分以外の人がおらず、貸切状態で足尾銅山坑内へと向かう。
この通洞坑から坑内へと入っていく。
数分で終点に到着。
内部は鍾乳洞のような雰囲気で、ここからは徒歩で観光していく。
足尾銅山内部にあった坑道は上下に無数に伸びており、当時は全部繋げると総延長は1200kmにもなっていたらしい。
金山などは日本に何箇所かあるが、銅の採掘が行われていたのは日本でこの足尾銅山のみ。
坑道内には足尾銅山で働いていた人たちのリアルな人形が設置されており、当時の様子を感じることができる。
坑道内にレールが敷かれており、トロッコで移動・運搬していたらしい。
坑内での食事の様子も再現されていた。
小さな神社もあった。
こちらは自然の沈殿銅で、きれいなサーモン色だ。
だが、この銅を取り出す際に発生する化学物質により「足尾鉱毒事件」が起こった。
見学できる坑道を最後まで進んだところには「銅(あかがね)資料館」がある。
立坑の模型があり、柱には「安全専一」と標識が掲示されている。
探鉱と精錬技術とともにアメリカから「セーフティファースト」の理念を持ち帰り、日本語に直して足尾銅山で掲げていたらしい。
今では「安全第一」となっているが、元祖は足尾銅山だったのだ。
これは銅山坑内~製錬所までで運転されていたトロッコ。
なんと国内初の電気鉄道であったらしい。
製錬所の模型もあった。
こちらは足尾銅山で発掘される鉱物。
孔雀石や紫水晶などが綺麗だった。
もちろん銅そのものも展示されている。
これは純度99.9%の銅で、重さは20kgある。
この現場事務所みたいなものは、シアターとなっている。
映像は古いが、アニメで足尾銅山について学べるのでなかなか楽しかった。
銅資料館を過ぎると外に出る。
屋外には削岩機を体験できるコーナーなどがあった。
こちらは足尾銅山の坑道の断面図の模型。
無数に坑道が走っているのが分かる。
足尾銅山はこれで終わりでなく、まだ資料館もある。
展示は古さが目立つものの、当時の仕事の流れがよく分かる良い展示だ。
こちらは精錬した銅でお金を作っている様子。
木の枝に葉がついたような状態になっているので、枝銭とも呼ばれていたらしい。
足尾銅山観光のポスター。
レトロでいい味が出ている。
こちらは昔のお金の展示。
これは足尾銅山で作られていた「足尾銭」。
小判や大判、銀貨など。
これは中国で使われていた珍しいお金。
陶貨、布貨、貝貨とどれも初めて見た。
その他いろいろな国のお金が展示されていた。
紙幣も昔の元が色々展示されている。
こちらは日本のもの。
外国のものも多数。
日本のものはいろいろな博物館で見るが、外国の昔のお金は貴重かもしれない。
天皇陛下御在位六十年記念硬貨など、とても珍しいものを見ることができる。
ご成婚記念のものもあった。
令和元年の御即位記念硬貨など、最新のものもあった。
一通り満喫したら出口へ。
このアーケードも年季が入っており風情がある。
銅もありがとう、また銅ぞ。
良い。
出口にはおみやげコーナー。
さすが足尾銅山、銅製品が大量にお土産として販売されている。
レモン牛乳のお菓子もあった。
食事処もあった。
外観も内装も、食品サンプルもとてもいい感じだったので、機会があったら利用してみたい。
敷地内には「通洞鉱山神社」という神社もあった。
足尾銅山の三山にそれぞれ神社が建てられ、祭りも盛大に行われていたらしい。
「日光仮面」というキャラクターもいたので記念に撮っておいた。
足尾銅山は世界遺産登録に向けて頑張っているようなので応援したい。
足尾駅
この木造駅舎は当時のもので、国の登録有形文化財になっている。
駅構内も当時の様子がそのまま残っており、タイムスリップしたかのような感じ。
広場にはさまざまな当時の車両が保存されているので、電車が好きな方は足尾銅山のついでに寄ってみるのがおすすめ。
以上、今回は日光郊外のスポットを中心に紹介しました。
特に足尾銅山は思った以上に楽しかったのでオススメです。
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