日本三大薬湯の一つである松之山温泉もある。
そんな見どころ満載の十日町を巡ります。
十日町の大自然を巡る
清津峡へ
まずは日本三大峡谷の一つである清津峡へ。
十日町の中心地から車で約30分の位置にある。
清津峡以外の三大峡谷は、富山県黒部市にある黒部峡谷と三重県大台町にある大杉谷である。
駐車場に車を停め清津峡へ。駐車場は無料なのがありがたい。
お土産屋などが並ぶ道を少し歩けば清津峡渓谷トンネルが現れる。
清津峡が見えるスポットまでは歩いて10分くらい。
ただのトンネルというわけではなく、ライトアップされていたりするのでこれも楽しい。
展望場所には椅子やテーブルもあって、休憩もできた。
展望場所の柵はガラスなので開放感があり良い。
展望場所の一番前は足元に水があって鏡面みたいになっているので、濡れても大丈夫な靴で行こう。
清津峡を間近で見てみるとさすがの迫力だった。
この時はちょっと曇っており、水も流れていなかったので、タイミングを見計らってもう一度チャレンジしたい。
星峠の棚田へ
次は十日町市街地から車で約45分の場所にある星峠の棚田へ。
結構道が細かったりするので注意しながら行こう。
これは8月中旬の夏真っ盛りの時に行った星峠の棚田。
青い空とよく稲が育った緑の田んぼが美しい。
この夏の星峠の棚田もとても良い風景だが、本番は稲刈り後の秋。
そしてこちらが11月上旬の早朝に撮影した星峠の棚田。
水面に水が張っており、鏡のようになっていて美しい。
周りの木々もオレンジに色づいており本当に綺麗だった。
この時期でも早朝は氷点下になるときもあるので注意。
美人林へ
お次は美人林。
十日町市街地からは車で約30分、星峠の棚田からは車で約20分ほど。
新緑の時期は全体からマイナスイオンを感じ取れるような景色。
そしてこちらは11月上旬の美人林。
夏と同じ場所とは思えないほど表情が変わる。
木々の間から差し込む光で一面が金色に輝く。
水面に映る木々も非常に美しい。
橋がかかっていたりしてゆっくり散歩もできるので、とてもおすすめの場所。
日本三大薬湯・松之山温泉へ
松之山温泉街へ
「越後の奥座敷」と呼ばれている松之山温泉は日本三大薬湯の一つとしても有名。
十日町の市街地からは車で30分ほどでアクセスできる。
山深い地域で、冬場は4mを超す積雪もある豪雪地帯だが、夏は緑が生い茂っている。
温泉街の手前にそこそこ広い無料の駐車場があり、そこに車を停めて温泉街へと入る。
松之山温泉の源泉温度は98℃と沸騰寸前の温度らしい。
2017年にグッドデザイン賞を受賞したという松之山温泉街の景観は、コンパクトな温泉街ながらとても趣のある景観をしている。
有名所の温泉と違って人も少なく、ゆっくり街歩きできるのも良い。
そして松之山温泉の共同浴場である鷹の湯で入浴。
松之山温泉では何箇所か入浴したことがあるが、ここのお湯が一番濃厚で良い。
今までに入った温泉の湯の中でもトップクラスに濃厚で、質量を感じるほどだ。
さすが日本三大薬湯。
湯上がりにはコーヒー牛乳と湯治玉子。
本当はフルーツ牛乳派なのだが、売ってなくて仕方なくコーヒー牛乳を買った。
この「湯治玉子」というのは松之山温泉の名物で、生卵を24時間松之山温泉の源泉に浸けたものだ。
温泉に浸けていただけなのにまるで味玉のような茶色さ。
そして中身もカッチカチ。
おでんに入っている卵はボソボソしてあまり好きではないのだが、これはなんだかとても美味しく食べられた。
温泉街中心にある観光案内所には、温泉むすめのパネルと色紙が。
松之山棚美役の声優さんの石原夏織さんのサインも入っている。
パネルの横にある色紙は、松之山棚美のキャラクターデザインをした鍋島テツヒロさん直筆のもの。
日が落ちて暗くなってきた松之山温泉街もレトロな感じでまた素晴らしい。
立ち並んでいる旅館も、チェックインし部屋に人が入り、窓から漏れる光でオレンジ色に光っていて良い。
松之山温泉・凌雲閣へ
松之山温泉で宿泊したのは、温泉街からは少し離れたところにあるこちらの宿。
国の有形文化財に指定されている。
木造建築の建物で廊下もとても趣がある。
秘湯の垂れ幕と壺も飾られていた。
部屋も昔ながらの和室で、掛け軸が飾られていた。
障子があるのも良い。
置いてあったお茶菓子は山ぶどう羊羹。
和菓子はどちらかというと苦手で、羊羹というかあんこがそんな好きじゃないのだが、この山ぶどう羊羹はぶどうゼリーのようでとても美味しかった。
お茶とも合う。
温泉は緑がかっており綺麗で少しとろみもある。
鷹の湯の湯には負けるがなかなか良いお湯だった。
朝飯も品数が多く、これぞ日本の朝食という感じでとても美味しかった。
味噌汁はなめこだったのも嬉しい。
夏だったのでスイカも出てきた。
ご飯を食べた後はソファーの場所でゆっくりコーヒーも頂けた。
玄関前には蚊取り線香と灰皿が置かれており、どちらもちゃんと陶器のものだった。
日本の夏感がとてもいい。
チェックインの時は真っ暗だったので、チェックアウト時に宿全体を撮影。
木造建築のいい感じの宿が青空に映えていた。
以上、十日町の名所を巡ってみた記事でした。
次は夏や秋と全く表情が違う、冬の十日町を紹介したいと思います。
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