ゆずた散歩

旅行した土地をiPhoneで撮影した写真をメインに綴っていきます。

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【対馬】韓国に一番近い日本・対馬を巡る(前編)【長崎県】

長崎県の北に位置する対馬

朝鮮半島までの距離は約50kmと九州本土より近い、韓国に一番近い日本。

そんな対馬をたっぷりと満喫してきました。

対馬を巡る(前編)

対馬へは福岡空港から飛行機で向かう。

搭乗したのはこの小型のプロペラ機。

窓からはプロペラが回っているのが見えて振動も伝わってくる。

搭乗した日が2/14だったので、機内サービスでバレンタインデーのチョコレートをもらえた。

飛行時間はわずか30分ほどで対馬空港に到着。

あいにくの空模様だが、早速レンタカーを借りて対馬観光へ出発!

姫神山砲台跡

まずは対馬空港から車で約15分ほどの場所にある「姫神山砲台跡」へ。

対馬で最初に来た場所が、路面が悪く対向車とすれ違えない、絶対にレンタカーでは来たくないような場所だった。

悪路を登っていくとなんとか目的地にたどり着いた。

まるで和歌山県にある「友ヶ島」のような立派な景観だ。

部屋の中はこんな感じ。

大きな砲弾のようなものもあった。

天気が悪かったのもあると思うが、人が全くおらず思う存分散策できる。

それが友ヶ島の砲台跡との大きな違いだ。

小高い場所にあるので眺めも素晴らしかった。

菓匠 百乃屋

次に向かったのは、姫神山砲台跡から車で30分ほどの場所にある「菓匠 百乃屋」さん。

こちらのお菓子屋さんで頂けるのが、対馬銘菓である「かすまき」。

どら焼きのようなフワフワの生地には、あんこがたっぷりと入っている。

なのにそんなに甘ったるくなくてめちゃくちゃ美味しい。

ノーマルのものとは別に、コーヒークリームのものも購入し食べてみた。

冷凍されているのでちょっと待ってから食べてね、と言われたが、待てずにそのまま食べてみたら、シューアイスのようでこれもとても美味しかった。

そば道場 あがたの里

お昼の時間帯になり、次に向かったのは「そば道場 あがたの里」。

対馬の北部にあり、百乃屋さんからは車で約45分。

店の前には立派な水車があった。

店内はこんな感じ。

とても広くて開放感がある。

隅のほうにはそばを挽くような機械もあった。

そば打ち体験もできるようだ。

注文したのは「いりやきそば」。

対馬名物の「いりやき」と「対州そば」を合わせたもの。

たっぷりの野菜とこんにゃく、地鶏が入っており、出汁もとても美味い。

特にしいたけの旨味がすごかった。

対州そばは十割そばであり、全くコシが感じられないような不思議な食感。

でもこれはこれで美味しいかもと思った。

豊砲台跡

次に向かったのは、対馬の最北あたりにある「豊砲台跡」。

こちらは最初に行った姫神山砲台跡よりもちゃんと道が整備されていた。

中は真っ暗なので、入口にあるスイッチを押してライトを点灯させる。

入ってすぐは洞窟のようになっている。

奥に進んでいくにつれ、ちゃんとした施設となってきた。

何の部屋だったか表示されている部屋もあったが、表示がない場所も見ているだけで結構面白い。

一番奥の方にあったのは砲台部。

周りは壁に囲われており、上は真ん丸に穴が空いていてとても雰囲気がある場所だった。

ちなみに外から砲台跡を見てみたらこんな感じ。

壁もすごく独特で面白い。

対馬温泉 渚の湯

次に向かったのは、豊砲台跡から車で15分ほどの場所にある「上対馬温泉 渚の湯」。

館内に入ると目の前が休憩所になっており、大きな窓ガラスからは海がよく見える。

天気が良ければもっといい景色なんだろうな~。

浴場への入口にはハングルがあって韓国が近いことを実感する。

この暖簾もとてもいい感じ。

温泉は泉質がとても良く、トゥルトゥルで気持ちいい。

シャワーもおそらく温泉であり、床がとても滑った。

サウナも水風呂もあり、温泉とともにとても堪能できた。

公式サイトより引用

温泉を浴びた後は車で5分ほどの「比田勝」エリアの市街地を散策。

日本には対馬にしか存在しない「ツシマヤマネコ」の飛び出し注意看板をいろいろな場所で見る。

歩いていると猫を発見。

もしかしてツシマヤマネコか!?と思ったが、普通のイエネコだった。

こちらは「比田勝港国際ターミナル」。

韓国との国際フェリーの定期航路があり、比田勝は対馬の北の玄関口にもなっている。

ターミナル内はこんな感じ。

ちょうど韓国の釜山へと向かうフェリーも停まっていた。

フェリーターミナル近くには大きな免税店などもありとてもグローバル。

こちらは近くにあった神社。

登ったところからは比田勝港を一望できる。

MINATO DINING

小腹が空いてきたので比田勝でランチ。

入ってみたのは中心部にある「MINATO DINING」さん。

店内はとてもオシャレな感じで、土日の夜はバーとしても営業しているよう。

注文したのは「とんちゃん定食」。

付いてくるピクルスがとても鮮やか。

対馬は「とんちゃん」も有名で、「対馬とんちゃん」に使用されているのはホルモンではなく豚の肩ロース。

醤油と味噌ベースの甘辛ダレがよく合っていて美味しかった。

ちょっと韓国感も感じた一品。

異国の見える丘展望台

次に向かったのは、来た道を30分ほど車で戻った場所にある「異国の見える丘展望台」。

その名の通り異国である韓国が見える展望台だ。

なんとここから韓国の釜山までは約50km。

一面に海が広がる素晴らしい景色。

ちょうど晴れ間がちょっと出てきたし韓国が見えるかな?と思ったが・・・。

韓国の見える方向には残念ながら雲が。

遠くに若干地形のようなものが見えるが、あれが韓国かな?

またいい天気のときに来てみたい。

ちなみにこの周辺にもツシマヤマネコ飛び出し注意の看板があった。

対馬野生生物保護センター

さらに南に車で15分ほど戻っていくとあるのが「対馬野生生物保護センター」。

センターの近くにはツシマヤマネコの立派な石像があった。

館内に入るとツシマヤマネコの顔出しパネルがあった。

中の展示も充実しており、なんと無料で楽しめる。

もちろんツシマヤマネコについていろいろなことを学べる。

イエネコとの違いについても詳しく書かれていた。

やはりさっき見た猫は完全にイエネコだったようだ。

ツシマヤマネコの骨を組み立てるパズルもある。

対馬の自然を再現したジオラマもあった。

動物や鳥たちの模型が置かれており、対馬の自然についても学べる。

ツシマヤマネコもとてもリアルだ。

確認されているツシマヤマネコたちにはマイクロチップが埋め込まれているらしい。

個体数の確認や、交通事故に遭った時すぐに保護できるようになっている。

このセンターのメインがこちらの「ツシマヤマネコに会いにいこう!」のコーナー。

飼育されているツシマヤマネコを生で見ることができる。

フラッシュ撮影や大きな音を出すのは禁止だ。

こちらがツシマヤマネコのかなたちゃん。

ずっと同じ場所で眠そうにしていたが可愛かった。

日本最北西端の地

この日最後の観光ポットは「日本最北西端の地」。

対馬野生生物保護センターから歩いて15分ほどの場所にあった。

最北や最西は分かるが、最北西端は言ったもん勝ちのような感じがある。

ちなみにこの場所は、島根県より南にあり、同じ長崎県の五島より東にある。

近くには赤と白がかわいい「対馬棹埼灯台」がある。

これも日本最北西端の灯台ということか。

ちなみにこの周辺は砲台跡でもあり、当時の建物跡なども残っている。

景色も独特で結構良かった。

肴や えん

この日の夕食は対馬空港近くの「肴や えん」さんへ。

対馬野生生物保護センターからは車で約1時間20分ほど。

対馬、意外と南北に長くて移動に時間がかかる。

店内は昔のポスターなどいろいろなものが貼ってあって賑やかな感じ。

座敷席も盛り上がっている様子だった。

この横断幕も良い。

注文したのはこちらの「肴や定食」。

寿司や天ぷらなどいろいろなものが一度に楽しめる贅沢なメニューだ。

お寿司は新鮮で、天ぷらもサクッと揚がっておりとても美味しい。

どちらにも旬の魚が入っていたのが嬉しい。

その中でも一番美味しくてびっくりしたのが、対馬名産の「サザエの刺身」。

新鮮で歯ごたえがたまらなく、コリッコリでめちゃくちゃ美味しかった。

結構なボリュームだったが、対馬穴子の水揚げ量が日本一ということで、これは食べなきゃならんとなって「穴子重」も追加で注文。

フワフワで甘辛いタレも美味しく、鰻とも優劣つけがたい美味しさだった。

 

以上、対馬を巡るの前編でした。

後編では2日目の様子を中心にお届けします。

 

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